猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

やっと解決しました!!!

2010-12-30 | 堀 文子
                   

             年末に1つ気になっていたことが解決した
             やはりそうだったのかと思った

             それは、会社でお昼ごはんを食べている時に「徹子の部屋」を途中まで見ていた
             背後のセットの壁にかかっていた絵画がどこかで見たことがあったから

                               

             なんとわが尊敬する堀 文子さんの「アフガンの王女」でした
             モデルはもちろん黒柳さん、ただし肖像画ではないとのこと

             いきさつは、黒柳さんがアフガニスタンに行ったとき堀さんに1枚の絵ハガキを送った
             それがきっかけで、堀さんが何枚か黒柳さんをモデルにした人物画を数点制作した
             そのうちの1枚が「アフガンの王女」とのこと
             この絵(左上のもの)は、放送開始なんと30年目突入を記念して、
             セットが新しくなった2005年5月から登場しているとのこと

                               

             なんでも疑問に思ったことは調べてみるべきだと思った
             手のしぐさが何かを訴えていて気になる絵画である
             でも黒柳さんに似ているかしら?


                                

             追伸:クイズです
                 手前の動物の絵画のタイトルは何だと思いますか?
                 なるほどと思いますよ!!!
                 答えは明日のブロにて・・・・             

ひとりで生きる(堀 文子)

2010-11-26 | 堀 文子
                      

            平塚市美術館で堀 文子展を見に行ったときに買ってきた本
            ちょうど昨日読み終わった
            タイトルは「ひとりで生きる」堀 文子著(求龍堂)
            堀さんの重みのある言葉がシンプルに記されている
            とても感動した
            毎月雑誌「サライ」の巻末で貴重な文章と本人の絵画を載せていて
            楽しみにしている
            それとはまた違った味わいの言葉のかずかず

               

            終の棲家を神奈川県の大磯にかまえ
            今でも自然の中で絵を描き続けている

                            

            圧倒される言葉の中から1つだけ書いてみた
            自然を観察するその感性がそのまま文章になったようでとても味わい深い

                            
            以下原文のまま引用

            先を争って地に還っていく落葉の美しさはたとえようもない。
            傷一つない幸せだったもの。患ったもの。虫に食われ穴だらけのもの。
            神はどの葉にもへだてなく、その生きた姿を褒め称え美しい装いを与えて終焉を飾ってくださるのだ。

                            

堀 文子展 in 平塚

2010-11-24 | 堀 文子
                          


                なんとか時間を作って、最終日に平塚市美術館まで行き
                堀 文子の絵画展を見て来た
                作品数は80点にものぼり、あちこちの所有者からもお借りしている
                ここで壮大なドラマを目の当たりにした

                               

                                              
                  

                92歳の女流画家のストーリーが年代順に並べられている

                若い時の少しシュールな感じ・・どこかアンリ・ルソーを感じる
                アンデス地方の神秘的な絵
                トスカーナ地方の風景
                日本の四季折々の美しい風景
                花や木や鳥そして昆虫などが繊細な絵筆によって
                生き生きとキャンバスに描かれていた
                こどもたちの遊んでいる絵もすばらしい
                そして今はデカルコマニーによる新しい版画的手法によるかずかず

                               

                どの絵もすばらしくまた絵が私好みで大きいものが多かった
                大きいものは100号以上

                  

                最後に、約30分のドキュメンタリーを別室で拝見した
                トスカーナ地方での生活
                外に出てデッサンする彼女の横顔はとても真剣で美しかった


                               

   

堀 文子さん

2010-07-13 | 堀 文子
                    


下記のような文章が書ける堀 文子さんを私は尊敬している。
画家でありながらエッセイも書く。
92歳になってもまだまだ収斂は続く。

                 

免疫学者の多田 富雄さんをしのんだ文章の一部。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  祖先の敬った自然の中に無数の神を見た、日本人の自然崇拝の心。俳句、和歌、能、歌舞伎、芸能の総てに象徴と、簡潔な美を好み、亡びと無常、弱者への慈悲を思う「あはれ」という美を大切にし、その心を細部までつきつめる匠の技に心をそそいだ日本人。強さや力より簡素を好んだ、世界にはない美学を先生は身をもって最後まで追求し、科学者にはシェークスピアを、文学者には相対性理論を読めと忠告され、専門化の進む現代の危機を死の間際まで訴え続けた。先生の思想を受けつぐ者として私も死の日まで志をまげず、日本の美を守り続けて行きたいと思う。
                                            サライ 2010年8月号より