猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

暮らしを 旅する

2014-01-20 | 読書
         

  先輩からのメールが届いた
  建築家の中村 好文さんのトークショウとサイン会があるから行かないかと 
  大好きになった建築家の生の話しが聴けるならと参加することにした

  八重洲ブックセンターで開催されるため、新刊の本を買い整理券をもらうというシステムだった

  さっそく昨日購入し、すぐにその本を読んでみた
  写真と文章のバランスがよく、あっと言う間に読み終わってしまった

                 


  以前読んだ「パン屋の手紙」に感動して、作品展示会にも行って来た
  彼の建築物にはシンプルさの中に暖かさがありとてもいい
  文章にもそれが現れている

  この本の中ではたくさんの旅の話が出ていたが、一番よかったのは
  その土地に暮らすということは、その土地の食材を自分で料理して味わうと
  さらに生活感がでて、よりその土地が好きになると書かれていた
  なるほど、確かに旅館の食事や外食だけだと飽きてしまう

  とてもさわやかな読後感でよかったですよ
  写真もブックカバーデザインも1歩、2歩センスがよいです



                 

鍵のない夢を見る

2014-01-19 | 読書
        

  今朝は2冊も本を読み終わってしまった
  どうしても気になった小説は、辻村 深月の直木賞受賞作「鍵のない夢を見る」だった
  どんなタッチでどんな内容なのか
  本編は5つの小編に分かれていた

  ふとしたきっかけで犯罪をおかしてしまうその心理が底にあるが・・・

                 

  5つの中で特に気に入ったのは最後のふたつ

    ①芹葉大学の夢と殺人
    ②君本家の誘拐  だ

  辻本さんの作風はスリルやサスペンスがあり最後にわっと泣かせてくれる
  そんなタッチが今までになくファンになってしまった

  特に①のラストのラブホテルでの会話のやりとりは感動的だった
  また、②の自分の生まれて間もない子供への接し方とラストシーンにも感動

  とても読後感が良く、また別の本を読んでみたいと思わせてくれる作風
  さすが、直木賞の受賞者だ


                 

だっさい

2014-01-18 | トピックス
           

  1カ月くらい前に時代小説を読んだ
  タイトルは「獺祭(だっさい)」だった

  テレビのカンブリア宮殿でも旭酒造をとりあげて獺祭の大吟醸にスポットを当てていた

  さわやかな口当たりで、どうも白ワインのようらしくもちろん和食に合いそうだ

  酒屋のつてもあり探して呑んでみたいと思う

  獺は獲った魚を川瀬に並べて順番に食べていくそうな・・・・・・



               

たまには作ってみました

2014-01-17 | 日記
            

  ことばや漢字、活字がとても好きです

  漢字一文字で自分の好きな言葉は?
  などといわれると一体どんな言葉・漢字が好きか考えてみます
  結構こういう遊び方が好きです


              

  好きな一文字は

    酒、友、話、音、食、猫、鳥、夏、冬、陽、水、遊、山、本、観、聴、湯、動、魚、菜、筆・・・・


  さてそこで作ってみました
  自分が落語家になったらなんという呼び名にするか


  そうです、「酒乱亭 猫助(しゅらんてい ねこすけ)」と申しやす

  またの名を「聴覚亭 酒菜(ちょうかくてい しゅさい)」とも申しやす

  どうぞごひいきに・・・・・・


              

めぐり糸

2014-01-16 | 読書
          

   新聞と雑誌の書評で褒めてあった本
   大好きな青山 七恵の新作「めぐり糸」(集英社、1900円税別)

                 


   小説には2つのタイプがあるらしい
   
       ①とにかく先が読みたくなる小説

       ②いつまでもその世界から離れたくなく、結末が来なければいいとおもう小説

   この「めぐり糸」は後者らしい

   そうなるとどうも読まずにはいられない気がする

   新聞評を書いた作家の唯川 恵さんの最後の言葉が気になる

   「ひたむきで、理不尽で、危うく、そして怖い小説である」