猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

きことわ

2012-04-30 | 読書
         



   なかなか難しい小説を読んだ
   言葉自体は平易だが、状況をイメージすると、
   自分が現実にいるのか、はたまた25年前の逗子・葉山にいるのかわからなくなってくる
   時間の断層に加え、主人公がいったい誰なのかを考えていると、頭がフラフラしてくる

   しかも、地の文章が多く、会話が極めて少ない
   その地の文章が良く読まないとわからないくらい言葉の断層ミルフィーユになっている

   言葉に自信と愛着がうかがわれる作家
   それが朝吹 真理子で「きことわ」は芥川賞をいただいた


                     

   今私が一番注目している作家のひとりが朝吹 真理子
   読売新聞日曜版の読書欄で書評をときどき書いている
   その書評を読むと、この若さでここまで完璧に言葉、文章を操れるのかと思うほど

    「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」村山 斉著や
    「ある一日」いしい しんじ著

   の書評を読むと良く分かる
   論理的だが、読者を巻き込み、買いたくなるような締めくくりの言葉
   作家は自分の得意領域だけでなく、量子力学まで勉強しなくてはならないのか?
   懐の深さを感じる作家である

   「きことわ」だけ読んでもわからないので、次回作も期待したいと思う


                     

With Pleasure

2012-04-29 | 映画
             

    久々にさわやかな映画を見た
    「アーティスト」(フランス映画)

    主演:ジャン・デュジャルダン(ジョージ・ヴァレンティン役)
    助演:ベニレス・ベジョ(ペピー・ミラー役)
    助演犬:アギーくん(ジャック・ラッセル・テリア種)

    サイレント映画、しかも白黒だ
    最後にカラーになりヴァレンテインが話す言葉は
    「With Pleasure(喜んで)」だった

                  

    内容は、落ち目の俳優と上り調子の女優との淡いラブ・ストーリー 
    しかも白黒で言葉は文字(なぜか英語)
    しかし説得力がありぐいぐい引き込まれていく
    そしてラストシーンへ・・・・・

    ワンチャンのアギーくんも名演技でかわいい
    運転手役のジェームス・クロムウェルもよかった
    シンプルな内容を白黒、サイレントで見せる立派さ
    アメリカ映画にはない「味」を感じる
    おとなのあなたには是非見てもらいたい


         

                 

逍遥自適

2012-04-28 | 日記
  

  国語辞典で調べてみると、「逍遥自適」とは、「俗事を離れて楽しむこと」とある
  私の場合は、映画鑑賞か美術館巡り

  さて、告別式も終わり、爆睡して元気になった
  今日からゴールデン・ウィーク突入だ
  ふとんの中で、さて今日から3日間なにをしようか?
  本は1冊読み終えたい

  映画は、アーティスト(写真)が見たいがそのほかにもある
  美術館はもうあちらこちらさまざま
  どこから手をつけたらよいのか迷うほど
  東京では何かどこかで開催されている

  しかも、渋谷ヒカリエのオープンや表参道、来月はスカイツリーの開業・・・・
  すごいパワーを感じる
  景気回復につながるか?

  とりあえず、天気がよくなるらしいので今日は出かけるとしよう

                 

お顔

2012-04-27 | 日記
       

  昨日、親戚の叔母のお通夜に行って来た
  仕事でクタクタになり、2時間早退をしてから金沢文庫の斉場へ行った

  家族葬なので大変ジミでよかった
  
  その中で一番よかったのは、遺影の周りの花が故人の好きなバラだったこと
  そして、ご遺体のお顔の化粧がすばらしくまるで寝ているだけのようにきれいだったこと
  そのような芸術的なメイクアップアーティストがいるというのは聞いていたが
  すばらしい仕事だと思った

  遺族には良い思い出になるであろう
  ご冥福をお祈りしたい

                   

松井 秀喜

2012-04-26 | スポーツ
              

  ずっと、気になっていた
  松井 秀喜がどこでプレーするか決まっていなかったから
  昨日やっと、マイナー契約だがタンパベイ・レイズとの契約を結んだ
  彼は2003年にヤンキースと契約をしたので、アメリカでのプレーは10年目となる
  もう、37歳になる

                   

  レイズは強豪チームで、指名打者で任されるとしてもライバルがいる
  また、両ヒザに不安を持つ松井にとって守備に不安材料がある
  それは、ホームが人工芝であること
  天然芝と違い、足やヒザに負担がかかる
  スパイクも人工芝用を用いるが、引っかかりやすいと聞く

  いずれにしろ正念場の1年となる
  日本の2軍、1軍の差ではなく
  マイナーからメジャーにあがるのには相当の成績を残さなくてはならない
  1年契約の厳しさは私自身感じているが
  松井の場合はさらにマイナーからのスタートのため相当の努力が必要だ
  年齢的にはヤンキースの黒田のようにがんばれるか、本当に注目したい