快晴の26日の土曜日に上野の国立西洋美術館にゴヤ展を見に行ってきました
思ったより空いていました
ゴヤはスペイン人で1746年から1828年まで行き82歳で亡くなりました
1756年に生まれたモーツアルトと同時代人なんですね
しかし、時代は激動の変動期
カルロス4世のもとで宮廷画家として活躍しましたが、自画像が多いことでも有名です
しかし、フランスからの侵略や独立革命などで時代は混乱していました
また、1790年代には聴覚を喪失することになりゴヤの生涯は平坦なものではありませんでした
そんな中で一番有名な絵画の一枚が「着衣のマハ」
巨きな絵でした
縦97センチ横190センチで
今回は絵画の周囲は赤い幕で飾られ、絵画がアップするようなシカケでした
現物に対峙してみると、とてもあたたかいものを感じました
笑っているようないないような
目も訴えかけているようないないような
ベットの上でフワッとやさしく横たわる姿はエレガントです
右腕が太く、またベット本体の緑がとても鮮やかでした
「裸のマハ」と比較してみてもいいのですが、この一枚だけでも十分見るに値します
戦争や狂気のデッサンは時代を的確に批判・風刺し、とてもリアルでしたが、のどかな土曜日には残酷でした
一番見たかった「黒い絵」の中の一枚「わが子を食らうサトゥルヌス」(油絵)はありませんでした
もっと油絵が見たかったというのが本音でしょうか?
でも「猫の喧嘩」は面白かったですが、国と国との衝突を現しているのでしょうか?
これも普通の絵ではなく背景のグレーが不気味で印象的な絵画です