猫ずきです

体験したことや感じたことを日記調で書いています。老若男女をとわずにわかるよう書いていますので奮って書き込みしてください。

新聞配達

2011-03-31 | 日記
                         

             新聞にさわやかな記事が出ていた
             自閉症の息子と一緒に夕刊の新聞配達を約10年以上続けた母子が今年2月に辞めたという記事
             
             最初は、中学生になって母と一緒にはじめたが、だるそうに配っていた
             ところが、あるときから別人のように配達し始めた

                                 

             きっかけは、自分のタイムカードと給料袋を持てたことだった
             最初は地域の人たちに不審に思われていたこともあった
             ところが、町の人たちから声をかけられたり、小学生からニックネームで呼ばれるようになった
             最初の給料袋に一万円札が入っているのを見て彼はとてもうれしそうな顔をしていた

                                 

             働きにくい彼を受け入れてもらった地域のみなさんにとても感謝している
             つくづく働くということの重みを感じた
             働くということは、会社や世間から認めてもらうということでもある
             そして、それは平等でなくてはならない

                                                

ふるさと

2011-03-30 | 震災関連
                   
 

              作詞 高野 辰之
              作曲 岡野 貞一
              の文部省唱歌である

              なんで今ごろと思われるかもしれないが

              3月26日に仙台フィルハーモニー管弦楽団が、
              市内のお寺でコンサートを開いた
              もちろん被災者のかたがたのために
              市内の会場は被災で使えず、お寺を借りて約80人の被災者が聞いてくれた

                             

              演奏曲目は全部で6曲
              鎮魂歌や「アヴェ・マリア」など

              そして最後にみなさんで合唱したのは「ふるさと」

                             

              志をはたして
              いつの日にか 
              帰らん
              山は青き
              故郷
              水は清き
              故郷

              と歌い終えると、涙が流れた

                             

トゥルー・グリット-2

2011-03-29 | 映画
                  

             とてもシンプルでよかったです

                  

             ジェフ・ブリッジス
             ヘイリー・スタインフェルド
             マット・デイモン
             三人ともよかったですよ

             風景は本当に西部開拓にふさわしいアメリカの大地
             寒い雪の風景や満天の星も美しかった

             ジェフのもったいぶった話し方はなかなか人柄を表していて良かったし
             ヘイリーの勝ち気な性格の少女の演技も素晴らしかった

             洞穴でヘビにかまれた少女がその後どうしたかが原作とは変えてあったが
             こちらの方が自然であった
             そして最後に保安官のジェフに少女は大人になって会いに行ったが・・・・・

             コーエン兄弟の素朴な作品の作り方がとても印象的で、ストーリーの展開は自然
             とても印象深いエンデイングにはコーエン兄弟の作品に対する熱意が感じられた

                             

英国王のスピーチ

2011-03-28 | 映画
             

             やっと休日に観てきました
             さまざまな賞を頂いている作品
             「英国王のスピーチ」
             今のエリザベス女王のお父上にあたるジョージ6世のお話し
             本来即位すべきはお兄さん(エドワード8世)だったが、事情により即位はせず
             弟は幼少のころから吃音症(ドモリ)で、人前でスピーチなどできない

                               

             生まれつき吃音症のひとはいないとのこと
             原因は3つあった

                  ①左利きを無理に矯正させられた
                  ②X脚を矯正させられた
                  ③食事を与えてくれる待女から虐待を受け食事を与えてくれなかった

             なるほどと思った
             それが原因だった

                               

             それを矯正するためにたくさんの医者が治療にあたったがだめ
             最後に治療にあたったオーストラリア人の矯正専門家のライオネルとは喧嘩ばかり
             スピーチまでの時間はもうない・・・・
             最後の「戦争スピーチ」はとても印象に残った
             ゆっくりゆっくり言葉に重みがあった

                               

             モーツアルトやベートーヴェンの曲がとても効果的に使用されていた
             主人公の王様役のコリン・ファースはとてもよかった
             でも私はドクター役(ライオネル)のジェフリー・ラッシュの演技に感動した
             英国のどっしりとした雰囲気が出ていてとてもよい映画であった


                               

山へ逃げろ

2011-03-27 | 震災関連
                       

             岩手県山田町の船越小学校の二階建ての校舎が今回の地震と津波のため水没した
             校内にいた176人の児童は全員裏山に逃げ上がり無事だった

             校務員の田代修三さんが児童の命を救ってくれた
     
                              

             いつも避難訓練で校庭に全員出たまではよかった
             ところが田代さんは父にきいたことを思い出した
             「津波が来たら1メートルでも高いところに行け」と

             海面が腫れ上がっているのを見て津波が来ると直感した田代さんは
             早く「山へ逃げろ」と言い児童全員と職員を裏山に避難させた
             おかげさまで全員無事だった


             卒業証書は金庫ごと流され読めない状態となったため再発行した
             近くの保育園で25日に卒業式が行われ、田代さんを囲む児童の輪ができた
             みんな死んでいたかもしれない
             ありがとう田代さん