映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『女賭場荒し』

2012-04-11 19:46:55 | Weblog
1967年 日本
監督:弓削太郎
出演:江波杏子、成田三樹夫、高千穂ひづる、加藤嘉、桂米丸、都家かつ江、小池朝雄、千波丈太郎、甲千鶴、水原浩一、青山良彦、飛田喜佐夫、待田京介、橋本力、津山由起子、南堂正樹、関幸四郎、竹内哲郎、北城寿太郎、杉森麟、原田玄、志保京助、中原健、有島圭

平凡なOLだった銀子が、たまたまバーで知り合った男に、はじめて連れて行かれた賭場で大勝ちする。銀子自身は知らなかったが、実は彼女の父の辰吉は、かつて日本一といわれたツボ振りだったのだ。家に帰って大金を見せ無邪気に自慢する銀子を、今は堅気のタクシー運転手をしている父が叱りつける。父は賭場に銀子が勝金を返しにいき、イカサマに気付いて襲われる。死に際、父は銀子に、なるならイカサマなしの日本一のツボ振りになれと言い残して息絶える・・・

江波さんの女賭博師シリーズ。ん~・・・勝手なつもりで、もっと江波さんがカッコイイはずだったんだけど・・・なんか、思ったほどじゃなかったです・・・残念。



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『死刑台のエレベーター』

2012-04-11 19:08:27 | Weblog
2010年 日本
監督:緒方明
出演:吉瀬美智子、阿部寛、玉山鉄二、北川景子、平泉成、りょう、津川雅彦、柄本明

夫が運営する医療法人に務める医師の時籐と恋仲になった芽衣子は、時藤と夫を自殺に見せかけて殺すことにした。しかし殺害計画を実行後、時藤は病院のエレベーターに閉じ込められてしまう・・・

ルイ・マル監督の、っていうかジャンヌ・モローのオリジナルは観たのだけど・・・よく覚えてない、こんなだっけ?なんか、すんごくガッカリだったんですけど・・・

とにかくイメージシーンがウザイんですよね。で、玉鉄くんの役がまたウザイ。吉瀬さんの悪女ぶりに期待したんだけど、特に悪い女の魅力もなく、かといって共感できるということもなく・・・単純にツマラナイ女なんですよね。どうしたもんだかなぁ~・・・困惑してしまったのでありました。



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『馬』

2012-04-11 18:37:39 | Weblog
1941年 日本
監督:山本嘉次郎
出演:高峰秀子、藤原鶏太(釜足)、竹久千恵子、平田武、細井俊夫、市川せつ子、丸山定夫、沢村貞子、小杉義男、清川荘司

馬が大好きな少女イネ。けれど、彼女の家は貧しくて、馬を飼うこともできない。しかしある日、生まれた最初の子馬をやるから妊娠馬を預からないかという話が舞い込み、父は渋々ながらその話をうける。そして生まれた子馬をイネは大切に育てたのだが・・・

昭和16年、開戦直前の映画ですよ。最初に、東條英機陸軍大臣の推薦文があったり、時代を感じますね。それを考えると、ある種の戦意高揚のための映画なのかなって思うんですが・・・ん~、見た印象は、そうでもないですよ。ちゃんと好い少女と馬の心の交流が印象に残る映画になってますよ、はい(^^)。



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『最後の忠臣蔵』

2012-04-11 18:06:16 | Weblog
2010年 日本
監督:杉田成道
出演: 役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン、田中邦衛、伊武雅刀、ヨシ笈田、安田成美、荒木悠司、福本清三、北村沙羅

吉良上野介を討ち果たし主君の恨みを晴らした大石内蔵助と忠臣たちは、事が成就の後、見事に切腹して果てた。けれど、内蔵助から彼の隠し子の養育を託された瀬尾は、卑怯者の汚名を背負うのを覚悟で討ち入りの前日に姿を消し、それ以来16年、内蔵助の娘・可音を大切に育ててきた・・・

『最後の忠臣蔵』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/chushingura/


瀬尾の忠義は感動的だし、武士道の美しさみたいなものも伝わってくるけど・・・根本的な設定が納得できなくて、ずっと悶々としちゃいました。自分の隠し子を育てて欲しいなんて超私事のために、忠義一途の男に、討ち入り前日に逃亡させるなんて惨い事をする大石内蔵助ってどうなのって思いません?それを頼む相手なんか、他にいくらでもいるでしょうよ、ね(^^;。

それから、桜庭ななみちゃん・・・とっても可愛らしい女の子だと思うけど、この映画の絵には嵌らなくないですか?所作や台詞、がんばっているのは伝わるのだけど・・・それでも拭えない今時感が。

それから、役名の可音、字をみると美しいけど、音だけで聞くとカネ(金)に聞こえて良くなかったです(^^;。もちろん、ななみちゃんが責められる筋合いのものじゃないですけどね。

それからそれから、浄瑠璃は何で道行きものなんでしょうか・・・なんか、いろいろとちぐはぐな感じがして、残念な思いが残る映画でした。



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『春の戯れ』

2012-04-11 17:43:48 | Weblog
1949年 日本
監督:山本嘉次郎
出演:徳川夢声、宇野重吉、飯田蝶子、高峰秀子、江川宇礼雄、三島雅夫、鳥羽陽之助、一の宮あつ子

明治の始め、外国の船も出入りする品川で居酒屋を営む金蔵とその息子の正吉。正吉の心は、お互いに憎からず思っている幼馴染のお花と所帯をもって地道に暮らすか、外国の船に乗って世界を旅するかで揺れていた。お花は、自分のために夢を捨てようと苦しんでいる正吉を見かね、良い縁談があるとワザと愛想尽かしをして彼を旅へと送り出す。出発後、花は妊娠に気付くが、彼女を想う呉服屋の大旦那の徳兵衛は、それを承知で彼女を妻に迎え入れる・・・

宇野さんが正吉なんですよね。たしかに若くてらっしゃるんだけど、枯れた名優の宇野さんを知っていると、彼に青臭い口調で「ちゃん(お父さん)!」とか言われると、なんか違和感ありまくりで居心地が悪かったです(^^;。

それにしても徳兵衛さんが男だねぇ~。これが男のカッコよさなんだと思うよ。愛が深いもんっ!!それに、花ちゃんが、ちゃんと応えているのも好かったね。男を見る眼がある女だったってとだよね。というわけで、いろいろ違和感はあるんだけど、徳兵衛さんのおかげで、楽しめました(^^)。

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