オーガニック農HOWの日記

食べる側からの農への取り組み。EM自給菜園的生活の日記です。

続・食べることが始まりの・・・

2009-07-31 15:28:22 | Weblog
緑の水田に風がさやさやと渡ります。
もう出穂(しゅっすい)の時期。
穂が出てお米の花が咲き出すのです。
と言っても稲の花って全然目立ちません。

虎姫の吉田農園の水田もきっと風がさやさや・・・
放浪の旅?に出たキジ猫のクリちゃん帰ってるかしら?

今年の秋の新米、夢ごこち、そしてやぐらさんのミルキークイーンも楽しみよ~
農作業頑張ってね~。


武庫川学院の中高生のお嬢さん達は食べることに意欲的で、しかもお米、お味噌は全員大好きだったとは!
嬉しかったですねぇ。

昨日の続き・・・

朝、体験学習開始の前に、

「昨夜は有難うございました。おいしかったです。おひつは、水洗いだけなのですが・・・」と、ご挨拶がありました。

「あら、ありがとう洗ってくださって。漆器は洗剤など使わなくてもいいのよ、水で十分。」賢い選択です。
通常漆器の手入れはぬるま湯で洗ってあとは乾拭きするだけでいいのですから。

そして、
「お味噌汁もしましたよ。お出汁入れなくてもとってもおいしかった。」

「え!お味噌汁も?」
彼女達の発想力には

先生からは、
「上級生が、おにぎり用にラップをちゃんと切って渡して、みんなでいただきましたよ。」

実は、まこりん超びっくりだったのです。

ちゃんと、夕食も済ませているのですよ。
おなかいっぱいで、食べれるのかな?とも思ったのです。
1升2合の夢ごこち極上米を炊いて漆器のおひつ2つに入れて持っていったのですが、完食~。

嬉しいことではありませんか。

おいしいごはんだとこうなるのですね。


吉田農園の道明さぁ~ん
極上EM米は、今年から是非若いお嬢さんに食べていただきましょうよ。
なんかキャンペーンする?
手伝うよ~。


そして当日は・・・
あの沖縄の、我那覇(がなは)畜産で育てられた極上の豚肉、あぐー・やんばる島豚、希望は冷しゃぶ。
透き通った脂身とピンク色の美しいスライスやんばる島豚を、お鍋のお湯に通します。
そして、わくわく楽しいのは味見です。
これって、そのお鍋のところにいる料理班の特権。

まこりん
「味見した?」

料理班
「え、味見していいのですか?」
目が輝きました。

「味見しないと、あぐー豚の味ってわからないよね~。30人が食べる枚数だけ確保すれば、OKじゃない?」

もう、枚数を数えて大皿に確保して、そして・・・
その幸せそうな顔!

「すっごくおいしい!」
味見タイムは笑顔タイム。


あぐー豚の茹で汁はすごくおいしい出汁がでます。
野菜を切って入れるとスープができるのですが・・・

「豚汁!お味噌があるから、豚汁にしましょう!」って。
中学高校生のお嬢さんの発想は的を得ていました。

予備のバラスライスもふんだに入れました。
極上豚汁やないですか~。
お味噌好きのイケメン先生も一緒になって。

もうひとつのお鍋は野菜スープにすることになり、味付けも上手でした。
たっぷり作った極上豚汁大人気。

完食。


ごはんはたくさん炊いたのですが、お替り続出。
そして、最後はおにぎりを作って・・・
大きな釜のごはんは言うまでもなく見事に空。

そして体験学習の最後に、極小の微生物が活躍するボカシ、EM生ゴミ発酵肥料や、お米のとぎ汁発酵液を美栄子さんが紹介します。
生ゴミのボカシ発酵の匂い、EM1号や、糖蜜、EMWの匂いを嗅いだり、舐めてみるなど、関心度が高いこと。
学校でやってみると意欲的で、作ったお米のとぎ汁発酵液もEM資材も、その日にクロネコヤマトの営業所から発送。
武庫川女子大付属高校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)であり、実践型教育の素晴らしさをHPでも感じていましたが、まさに生きたEM体験学習でした。

今日も、美栄子さんと、今までこなしてきた体験学習や講座の中でダントツ良かったと話していたのです。

EMの開発者である比嘉先生が、WEBエコピュアかの記事に、EMを空気や水のごとく使いこなして・・・と書かれていたのですが、まさに暮らしに当たり前に息づくEMのあり方を伝えていくミッションを感じました。

食べることからEMを知る、つまりEMが活用されてできた素晴らしいオーガニック食材をまず口にすれば、知りたいことが見えてきます。
食と農の大事なことは、作る側の意識が、安全安心、おいしい、リーズナブル価格に徹しないことには、いくら高級食材を作っても食べてもらえない時代が来ると思います。安心のオーガニック栽培で、若い人達が、おいしいお米をおなかいっぱい食べられる、つまり買える価格にすることが日本の農業を支えることに、生産者や流通関係が気付かないといけないと思いませんか?



イケメン先生から、昨夜、お礼のメールが届いていました。
もう、ほろり、涙が出るほど嬉しい体験学習でした。
みなさんありがとう!
たくさん学ばせていただきましたよ。