窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・今シーズンのインフルエンザ患者数1000万人超え

2011-03-11 01:23:10 | Weblog
・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第 8週( 2月21日~27日)・3つの県が警報、26の県が注意報レベル継続。            
 ・第 9週( 2月28日~ 6日) 
 ・第10週( 3月 7日~13日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第15週~16週(4月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                3週    4週    5週   6週    7週   8週
   A(H1)pdm     83    78    72    58    55    43
   A(H3)         16    17    20    30    30    43
   B              1     5     8    12    15    14

 第8週も新型が減少しました。

 新型が43%に減少、A香港型は43%に増加で新型と並びました。

 B型は少し減少して14%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     66
   A(H3)         28
   B              6

 ・定点状況推移(人)
                3週    4週    5週   6週    7週   8週
  2011年定点データ 26.41 31.88 28.93 21.50 16.35 15.75

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 6週( 2月 7日~13日)    21.50人   106077人    109万人
 ・第 7週( 2月14日~20日)    16.35人    80667人     78万人
 ・第 8週( 2月21日~27日)    15.75人    77751人     71万人

 ・患者報告数の予報です。
  ・第 9週( 2月28日~ 6日)    13.38人    66139人   61.5万人

  ・11日                      1.64人               7.6万人
  ・12日                      1.61人               7.4万人
  ・第10週( 3月 7日~13日)    11.74人    58027人   54.0万人

 ・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1003.1万人   
  (今シーズンの合計です。)      

  内、新型インフルエンザの累積患者数      676.5万人

  新型インフルエンザの累積患者数     
  (2009年第28週以降の合計)
  本日終了時点                    2751.4万人  100人に21.6人

 ・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
  ・第10週( 3月13日)               1017.7万人  

・入院状況(第8週)
 今シーズン(9月6日以降)
 ・重症化(合計)      380人( 2月27日現在)    重症化率  0.0043%
 ・重症化(新型分)    226人( 2月27日現在)    重症化率  0.0036%

 ・死亡(含む疑い例)   135人( 2月27日現在)     致死率   0.0015%


 重症化率(%) 
     3週     4週     5週     6週      7週     8週
  0.0058  0.0035  0.0041  0.0042  0.0043  0.0043

 致死率(%)
     3週     4週     5週     6週      7週     8週
  0.0018  0.0011  0.0014  0.0013  0.0015  0.0015

 第8週は重症化率、致死率ともに前の週と同じでした。

 今回は累積患者数が890万人程度です。

 重症化率、致死率ともにほぼ収束の模様です。


 先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
  累積患者数      2079.4万人
 ・重症化(合計)     1563人( 8月29日現在)    重症化率  0.0075%
 ・死亡(含む疑い例)   202人( 8月29日現在)     致死率   0.00097%


       今シーズン(8週現在)       先シーズン
 重症化率・・・・0.0043%          0.0075%
 致死率・・・・・・0.0015%          0.00097%

 致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。

 新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。

・予報精度経緯
                      予報      確定値     予報誤差
 ・第 6週( 2月 7日~13日) 21.71人   21.50人    +1.1%
 ・第 7週( 2月14日~20日) 15.03人   16.35人    -7.9%
 ・第 8週( 2月21日~27日) 12.24人   15.75人   ー22.2%

 今回の定点合計報告数は77751人で、当ブログ予報は60500人でした。

 今回予報誤差はー22.2%になり、予報誤差範囲を外れました。

 第8週は予報より若干下降速度が落ちた様です。

 ばらつき範囲内の変動の可能性もありますので、次回報告に注目します。

 ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.4%です。

・コメント

 感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は56万人程です。、

 報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が6割弱で、
 新型が4割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。

 A香港型は43%、B型は14%の占有率です。


 新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2751.4万人で、
 これまでに100人に21.6人が感染したことになります。

 そのうち未成年者は1863万人で、100人に76.6人が感染したことになります。

 成人は886万人で、100人に8.6人が感染したことになります。


 本日、患者数1000万人超えました。

 先シーズンが2080万人程度でしたので、その半分程度というところですね、
 今シーズンは。

 途中から新型が伸びてきましたのでどうなることやらと思っていましたが
 それほどひどいことにはなりませんでした。

 これでとうとう新型くんも「季節性」のお仲間入りですね。

 これからはH1N1 2009でしたっけ。

 舌かみそうですね。

PS

今まで鳥インフルエンザのウイルス君が確認された場所(ホット スポット)

・現状・・・23県50カ所からH5N1検出あるいは、疑いあり。

北海道(稚内、浜中町)、島根(養鶏場、野鳥)、富山、鳥取、福島、
鹿児島(ツル公園、養鶏場)、宮崎(13カ所の養鶏場)、兵庫(野鳥)
愛知(養鶏場2か所)、高知(野鳥)、長崎(野鳥、野鳥)、高知(野鳥)
大分(養鶏場、野鳥)、鳥取(野鳥2件目)、宮崎(野鳥)
山口(白鳥公園、野鳥)、福島(野鳥、2件目)
徳島、山形、大分(3か所)、兵庫(公園)、長崎(野鳥)
栃木(ハヤブサ)、和歌山(養鶏場)、三重(養鶏場2か所)
京都(ハヤブサ)、宮崎(野鳥)、兵庫(カンムリカイツブリ)、奈良(養鶏場)

今回、島根の野鳥がH5N1の感染確定です。


「鳥インフルエンザが人には感染しない」という当局の発表とNHKのニュースは
正確ではありません。

衰弱した動物、動物の死骸やら糞などには触らないことが基本です。

山歩き、河原あそび、緑地公園、野鳥公園、動物園などでは
注意レベルをひとつあげる必要があります。


地方自治体でも新聞社でも「鳥インフルエンザが人に感染する。」ということについて
意見の混乱があるようです。

一般的に「混乱の状況」というのは望ましくはないのですが、そうかといって「安定」
さえしていればいいとなると、カダフィ君にくみすることになります。

何らかの意見の対立があるときには、新しい状況が生まれる可能性を
大事にしたいと思います。

コメント
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