窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

・トップ 10  ランキング、原発から北西30km地点は推定放射線量20m・Sv超え。

2011-03-27 01:22:56 | Weblog
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・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
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・インフルエンザ患者発生の状況です。

・感染状況の経緯と予報                    
 ・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始    
        ・・・・・       
 ・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り 
        ・・・・・       
 ・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。     
        ・・・・・       
 ・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
                    ・全国平均がピークに到達。
        ・・・・・       
 ・第10週( 3月 7日~13日)・4つの県が警報、25の県が注意報レベル継続。                    
 ・第11週( 3月14日~20日)      
 ・第12週( 3月21日~27日)       ・・・・今週・・・・
        ・・・・・       
        ・・・・・       
     ・・・中期予報・・・
 ・第23週~24週(6月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
        ・・・・・       
        ・・・・・       
 ・ウイルス サーベイランス状況
  ・占有率(2週移動平均)%
                6週    7週    8週   9週   10週  11週
   A(H1)pdm     58    55    43    30    23    23
   A(H3)         30    30    48    50    52    49
   B             12    15    14    20    25    28

 第11週は新型は横ばいでした。

 新型が23%継続、A香港型は49%に減少です。

 B型は増加して28%です。

 今シーズンの現状累積での占有率(%)です。

   A(H1)pdm     63
   A(H3)         30
   B              7

 ・定点状況推移(人)
                6週    7週    8週   9週   10週  11週
  2011年定点データ 21.50 16.35 15.75 13.85 16.81 17.25

 ・定点確定値です。                  
                        定点あたり   定点合計    全国推計
 ・第48週(11月23日~29日)   39.63人    190801人    189万人
  (ピーク到達)
    2009年 ・・・・ 2010年
 ・第30週( 7月26日~ 1日)     0.02人      112人   (0.12万人)
 (定点患者数がボトム)
    2010年 ・・・・ 2011年
 ・第 4週( 1月24日~30日)    31.88人   157381人    176万人
  (ピーク到達)
        ・・・・・       
 ・第 9週( 2月28日~ 6日)    13.85人    68327人     59万人
 ・第10週( 3月 7日~13日)    16.81人    79174人     68万人
 ・第11週( 3月14日~20日)    17.25人    82523人     74万人

 ・患者報告数の予報です。

  ・26日                      1.90人               7.8万人
  ・27日                      1.87人               7.7万人
  ・第12週( 3月21日~27日)    13.68人    64412人   56.0万人

 ・定点あたり報告数の順位(トップ10)

            3月 6日      3月13日      3月20日

     1      山口          山口          山口
     2      愛知          大分          大分
     3      大分          愛知          愛知
     4      三重          三重          岐阜
     5      富山          岐阜          福岡
     6      岐阜          福岡          三重
     7      福岡          富山          広島
     8      長野          広島          石川 
     9      広島          長野          山梨
    10      新潟          埼玉          長野
            
・コメント

 1位  山口   48.87人        
 2位  大分   41.55人         
 3位  愛知   31.55人         
  ・・・
 10位 長野   24.68人          

 1位は山口で3週連続です。

 2位は大分で2週連続です。

 3位の愛知も2週連続です。


 1位から4位まで定点30人超えで、前の週と同様に警報発令レベルです。

 5位から31位までが定点10人超えで、注意報発令レベルです。

 32位から47位までは定点10人を切りました。


 福岡、愛知、山口、大分、三重、岐阜、広島、長野の8県がご常連です。

 これはまえの週よりも1県の増加です。

・高位エリア

恒常的に高位にいる県の推移状況
             (恒常的に高位・・・3週間以上連続して15位以内)

          9週          10週          11週 

北海道エリア ーーー        ーーー           ーーー

東北エリア  ーーー         ーーー          ーーー

関東エリア 埼玉、神奈川     埼玉、神奈川     埼玉、 

甲信エリア  新潟、長野     長野           長野  

北陸エリア  富山         富山、石川       富山、石川

東海エリア  愛知、三重、岐阜  愛知、三重、岐阜  愛知、三重、岐阜

近畿エリア  ーーー        ーーー           ーーー

中国エリア  山口、岡山      山口、岡山、広島  山口、岡山、広島 

四国エリア  ーーー        ーーー           ーーー  

九州エリア  福岡、大分      福岡、大分      福岡、大分          、         

沖縄エリア  ーーー         ーーー           ーーー

合計      12県          13県          12県

          9週          10週          11週 

コメント

高位エリアは前回より1つ減少の12県です。

神奈川が抜けました。

PS

・・福島原発事故関係情報・・
・・ハイパーレスキューの方々のGood Jobに感謝・・

原子力事故レベルではレベル6相当・・・・アメリカ シンクタンクの評価(3.16現)

日本の原子力保安院の評価ではレベル5です。(3・18現)

ちなみに、スリーマイル事故はレベル5、チェルノブイリ事故はレベル7(最悪)

・・3月25日状況・・

1号機・・・建屋上部爆発により損傷、中央制御室一部通電開始。

2号機・・・原子炉圧力抑制系損傷。

3号機・・・建屋上部爆発により損傷。中央制御室一部通電開始。
     ・・被ばく事故発生、高濃度放射能もれ確認、原子炉損傷の可能性あり。

4号機・・・建屋側面と上部爆発により損傷、

5号機、6号機・・・外部電源で冷却用ポンプが再稼働。中央制御室稼働。

1~6号機の電源引き込みの工事は完了。

・・放射線状況

・・・発電所敷地境界
                 
正門でのこれまでの観測されたピーク値・・11900μ・Sv/H
(3号機で400000μ・Sv/Ht程度の時に正門では11900μ・Sv/H程度の模様。)

・・・20km~30kmの屋内退避エリアでの推移(官房長官及び文科省発表)

15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外)   北西20Km地点
            ・・・300μ・Sv/H(車内)   
16日午後??時 ・・・80μ・Sv/H         北西25Km地点 
17日午後2時   ・・・167μ・Sv/H        北西30km地点
18日午前10時  ・・・150μ・Sv/H        北西30km地点
19日         ・・・136μ・Sv/H        北西30km地点
20日         ・・・110μ・Sv/H        北西30km地点
21日         ・・・90μ・Sv/H         北西30km地点
22日         ・・・75μ・Sv/H         北西30km地点
23日         ・・・75μ・Sv/H         北西30km地点
24日         ・・・66μ・Sv/H         北西30km地点
25日         ・・・58μ・Sv/H         北西30km地点

26日         ・・・49μ・Sv/H         北西30km地点

 ・・・20km~30kmエリアでの15日15時からの推定累積放射線量

26日終了時点   最大推定値・・・25467μ・Sv (25.5m・Sv)
             平均推定値・・・12734μ・Sv (12.7m・Sv)

ついに自衛隊員の許容被ばく線量を突破しましたよ、菅さん。

ちなみに年間許容放射線量は、一般人で1m・Sv(建前)、自衛隊員で20m・Sv、
消防署員は30m・Sv,原発作業員は通常は50m・Sv、今回特例で250m・Sv

80km退避勧告のアメリカ国民は10m・Sv。

そして、日本の事実上の年間許容量は10m・Sv~16m・Sv程度の模様。
(詳細は3月23日、24日の記事を参照願います。)

コメント

・・福島市の状況

データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省モニター車データを使用。

15日・・・24μ・Sv/H        21日・・・7.3μ・Sv/H 
16日・・・20μ・Sv/H        22日・・・(6.7μ・Sv/H)
17日・・・13μ・Sv/H        23日・・・6.1μ・Sv/H     
18日・・・11μ・Sv/H        24日・・・5.4μ・Sv/H 
19日・・・9.5μ・Sv/H       25日・・・4.9μ・Sv/H     
20日・・・9μ・Sv/H     

26日・・・4.0μ・Sv/H     

・・・福島市での15日17時からの推定累積放射線量

26日終了時点   累積での推定値・・・2333μ・Sv (2.3m・Sv)

たてまえの許容量基準1m・Svはとうに超えているようです。

日本の自然放射能の平均値1.5m・Svも超えてしまいました。

次は世界平均の2.4m・Svですが、今日中に到達しますよ、枝野さん。


昨日のNHKはニュースでやってました。

「福島市の26日の放射線量は3.98μ・Sv/H。」

「健康に影響を与えるレベルではない。」と。


原発の排水から国の基準値の1250倍の放射能が検出されたというニュースの
中では「一般の人が1年間に浴びてもさしつかえないとする国の基準値は1.0m
・Sv」とのことでしたね。

その基準値を使うと福島の住民は既に2.3倍程の放射線をあびているのですが、
「浴びてもさしつかえない」のでしょうか、NHKさん?

ぜひとも教えていただきたいものですね。

ちなみに保安院さんは、「望ましい値は年間で1m・Sv(まで)」という表現でした。

これでは「努力目標」ですよね、経済産業省の保安院さん。

PPS

・・注意情報・・

原発から114号線沿い、北西30km~35km付近の放射線量が特異的に
高くなっているようです。

官邸発表の資料を参照願います。

Yahooのトップページに官邸へのリンクがあり、そこから資料にアクセスできます。


もうすでに累積の放射線量が退避指標10m・Svを超えている可能性があります。

ですので、この付近の住民の方は避難されるのが妥当かと思われます。

福島県の対策本部の皆さま、お忙しいでしょうけれども、よろしくご検討願います。


国が決めた半径30kmというのは、単なる想定で計算したものにすぎません。

現実は簡単に「想定外」を引き起こします。

今は現実の観測データに従って行動された方がよろしいかと思われます。

国に義理立てして住んでいる我々住民の健康に悪い影響を与える必要は
全くありませんものね。

放射能レベルの高いエリアで屋内退避の指示もなしで、通常の生活を続けるのは
リスクが高すぎますよ。


老婆心ながらもう一言。

原発から北北西40kmにある飯館村。

飲料水やら原乳やら土壌やらがかなり高い値で放射能汚染されています。

大気中のモニタリングの数値も「高いなあ」と思っていたのですが、ちゃんと
トレースは出来ていません。

でも、この地区の皆さんも予防的な自衛手段として、「自主避難」を検討されるのが
よろしいかと思います。

枝野さんも、「放射能が高い地域では自主避難してください。」と言っていますので。

コメント
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