・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・インフルエンザ患者発生の状況です。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り
・・・・・
・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第11週( 3月14日~20日)・4つの県が警報、27の県が注意報レベル継続。
・第12週( 3月21日~27日)
・第13週( 3月28日~ 3日) ・・・・今週・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・中期予報・・・
・第23週~24週(6月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
・・・・・
・・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(2週移動平均)%
6週 7週 8週 9週 10週 11週
A(H1)pdm 58 55 43 30 23 23
A(H3) 30 30 48 50 52 49
B 12 15 14 20 25 28
第11週は新型は横ばいでした。
新型が23%継続、A香港型は49%に減少です。
B型は増加して28%です。
今シーズンの現状累積での占有率(%)です。
A(H1)pdm 63
A(H3) 30
B 7
・定点状況推移(人)
6週 7週 8週 9週 10週 11週
2011年定点データ 21.50 16.35 15.75 13.85 16.81 17.25
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第48週(11月23日~29日) 39.63人 190801人 189万人
(ピーク到達)
2009年 ・・・・ 2010年
・第30週( 7月26日~ 1日) 0.02人 112人 (0.12万人)
(定点患者数がボトム)
2010年 ・・・・ 2011年
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第 9週( 2月28日~ 6日) 13.85人 68327人 59万人
・第10週( 3月 7日~13日) 16.81人 79174人 68万人
・第11週( 3月14日~20日) 17.25人 82523人 74万人
・患者報告数の予報です。
・第12週( 3月21日~27日) 17.87人 84158人 73.2万人
・28日 2.58人 10.6万人
・29日 2.59人 10.6万人
・第13週( 3月28日~ 3日) 18.23人 85875人 54.7万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1187.1万人
(今シーズンの合計です。)
内、新型インフルエンザの累積患者数 703.2万人
新型インフルエンザの累積患者数
(2009年第28週以降の合計)
本日終了時点 2778.1万人 100人に21.8人
・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
・第12週( 3月27日) 1176.5万人
・第13週( 4月 3日) 1251.2万人
・入院状況(第11週)
今シーズン(9月6日以降)
・重症化(合計) 414人( 3月20日現在) 重症化率 0.0038%
・重症化(新型分) 236人( 3月20日現在) 重症化率 0.0035%
・死亡(含む疑い例) 154人( 3月20日現在) 致死率 0.0014%
重症化率(%)
6週 7週 8週 9週 10週 11週
0.0042 0.0043 0.0043 0.0041 0.0040 0.0038
致死率(%)
6週 7週 8週 9週 10週 11週
0.0013 0.0015 0.0015 0.0015 0.0015 0.0014
第9週は重症化率は少し減少、致死率は前の週と同じでした。
今回は累積患者数が1010万人程度です。
重症化率、致死率ともにほぼ収束の模様です。
先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
累積患者数 2079.4万人
・重症化(合計) 1563人( 8月29日現在) 重症化率 0.0075%
・死亡(含む疑い例) 202人( 8月29日現在) 致死率 0.00097%
今シーズン(10週現在) 先シーズン
重症化率・・・・0.0038% 0.0075%
致死率・・・・・・0.0014% 0.00097%
致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。
新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。
以下、厚生省発表の今シーズン第11週までの死亡の内訳です。
A(H1)pdm 51人
A(H3) 16人
亜型不明 13人
B 1人
ウイルス情報なし 73人
さて、情報なしが73人、検査をしてもウイルス君の型が特定できないのが
13人と言う訳です。
この86人の中にH5N1で亡くなった人が絶対にいないとは断定できません。
・予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第 9週( 2月28日~ 6日) 13.38人 13.85人 ー3.4%
・第10週( 3月 7日~13日) 11.92人 16.81人 ー25.6%
・第11週( 3月14日~20日) 14.34人 17.25人 ー14.1%
今回の定点合計報告数は82523人で、当ブログ予報は70849人でした。
今回予報誤差はー14.1%になり、予報誤差範囲内でした。
ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.1%です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は73万人程です。、
報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が8割弱で、
新型が2割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。
A香港型は49%、B型は28%の占有率です。
新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2778.1万人で、
これまでに100人に21.8人が感染したことになります。
そのうち未成年者は1881万人で、100人に77.3人が感染したことになります。
成人は895万人で、100人に8.7人が感染したことになります。
PS
・・福島原発事故関係情報・・
原子力事故レベルではレベル6相当・・・・アメリカ シンクタンクの評価(3.16現)
日本の原子力保安院の評価ではレベル5です。(3・18現)
ちなみに、スリーマイル事故はレベル5、チェルノブイリ事故はレベル7(最悪)
・・3月27日状況・・
1号機・・・建屋上部爆発により損傷、中央制御室一部通電開始。
2号機・・・原子炉圧力抑制系損傷。中央制御室一部通電開始。
3号機・・・建屋上部爆発により損傷。中央制御室一部通電開始。
4号機・・・建屋側面と上部爆発により損傷、
5号機、6号機・・・外部電源で冷却用ポンプが再稼働。中央制御室稼働。
1~3号機で高濃度の放射能汚染水の流出が確認され、特に2号機は異常に
高い数値(測定限界超え)の模様。
・・放射線状況
・・・20km~30kmの屋内退避エリアでの推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日午後??時 ・・・80μ・Sv/H 北西25Km地点
以下、すべて北西30km地点
21日・・・90μ・Sv/H
17日・・・167μ・Sv/H 22日・・・75μ・Sv/H
18日・・・150μ・Sv/H 23日・・・75μ・Sv/H
19日・・・136μ・Sv/H 24日・・・66μ・Sv/H
20日・・・110μ・Sv/H 25日・・・58μ・Sv/H
26日・・・ 49μ・Sv/H
・・・20km~30kmエリアでの15日15時からの推定累積放射線量
26日終了時点 最大推定値・・・25467μ・Sv (25.5m・Sv)
平均推定値・・・12734μ・Sv (12.7m・Sv)
ついに自衛隊員の許容被ばく線量を突破しましたよ、菅さん。
ちなみに年間許容放射線量は、一般人で1m・Sv(建前)、自衛隊員で20m・Sv、
消防署員は30m・Sv,原発作業員は通常は50m・Sv、今回特例で250m・Sv
80km退避勧告のアメリカ国民は10m・Sv。
そして、日本の事実上の年間許容量は10m・Sv~16m・Sv程度の模様。
(この件、詳細は3月23日、24日の記事を参照願います。)
・・福島市の状況(北西65km地点)
データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省モニター車データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H 21日・・・7.3μ・Sv/H
16日・・・20μ・Sv/H 22日・・・(6.7μ・Sv/H)
17日・・・13μ・Sv/H 23日・・・6.1μ・Sv/H
18日・・・11μ・Sv/H 24日・・・5.4μ・Sv/H
19日・・・9.5μ・Sv/H 25日・・・4.9μ・Sv/H
20日・・・9μ・Sv/H 26日・・・4.0μ・Sv/H
27日・・・3.9μ・Sv/H
・・・福島市での15日17時からの推定累積放射線量
27日終了時点 累積での推定値・・・2427μ・Sv (2.4m・Sv)
たてまえの許容量基準1m・Svはとうに超えているようです。
ついに世界平均の自然放射能、2.4m・Svに到達です。
コメント
さて、原発から北西30km地点での放射線量は20m・Svを超えた模様です。
ここで再度、窓際邸の住人が登場です。
例によって「日本家屋の窓際邸」は換気効率が高く、放射能減衰率は4分の1です。
ちなみに「換気効率が良い」の別の表現では「すきま風が入る」ともいいますが。
このご夫妻、人が良い事で知られていて、特に国の言うことには疑いをもちません。
仕事熱心でも知られており、1日ゆうに12時間は野良仕事です。
幸いにも原発から北西30.1kmのところに住んでいますので、今回の屋内退避や
自主避難の対象にもなっておりません。
原発の事故などどこ吹く風、国の言うことを信じて今まで通りに暮らしておりました。
他方、原発から北西30kmに住む友人は屋内退避の指示をまもって、1日1時間の
買い物以外は外出できませんので、窓際邸ご夫妻をうらやましく思っておりました。
この友人の寝起きしている家屋もご多分にもれず、換気効率のよいものです。
さて、問題です。
どちらの住人の被ばく放射線量が多いでしょうか?
計算条件は、原発での事故以降の屋外での12日間での放射線量が合計で
20m・Svに達したとします。
30km離れた地点で、高々100mの違いによる放射線強度差は無視できます。
ただし、どちらの住人の家屋の放射線減衰率も4分の1です。
窓際邸住人・・・1日のうち外にいるのは12時間、あとは屋内。ー>12.5m・Sv
友人 ・・・1日のうち外にいるのは1時間、あとは屋内。ー>5.6m・Sv
さあ大変です。
30km圏内で屋内退避の指示がある人の倍以上の放射線を30.1kmに住んで
いる窓際夫妻は実際には浴びることになります。
しかも浴びている放射線量が屋内退避基準の10m・Svを超えても、誰も何も
言ってくれないのです。
国が「30.1kmは安全だ。」というので、素直にそれを信じながら、いつもの様に
暮らしているのですね。
そしてこれが現実に原発の北西30km~35km付近で起こっていると予想できる
ことです。
信頼にこたえるのに裏切りをもってするのですか、菅さん。
いくらTVで立派なこと言われも、国民の気持ち離れちゃいますよねえ、皆さん。
避難エリアを含めて退避指示内容の見直しを早急にやらないといけませんね、
枝野さん。
20m・Sv以上の一般人の放射線被ばくは国際放射線防護委員会(ICRP)も
許容するとは思えませんしね。
住民の安全第一をよろしくとお願いしておきます。
PPS
・・注意情報・・
原発から114号線沿い、北西30km~35km付近の放射線量が特異的に
高くなっているようです。
官邸発表の資料を参照願います。
Yahooのトップページに官邸へのリンクがあり、そこから資料にアクセスできます。
もうすでに累積の放射線量が退避指標10m・Svを超えている可能性があります。
ですので、この付近の住民の方は避難されるのが妥当かと思われます。
福島県の対策本部の皆さま、お忙しいでしょうけれども、よろしくご検討願います。
国が決めた半径30kmというのは、単なる想定で計算したものにすぎません。
現実は簡単に「想定外」を引き起こします。
今は現実の観測データに従って行動された方がよろしいかと思われます。
国に義理立てして住んでいる我々住民の健康に悪い影響を与える必要は
全くありませんものね。
放射能レベルの高いエリアで屋内退避の指示もなしで、通常の生活を続けるのは
リスクが高すぎますよ。
枝野さんも、「放射能が高い地域では自主避難してください。」と言っていますので。
・東北関東大地震の被害にあわれた皆様方にお見舞いを申し上げます。・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・インフルエンザ患者発生の状況です。
・感染状況の経緯と予報
・第36週(9月 6日~12日) ・2010年のインフルエンザ シーズンの開始
・・・・・
・第50週(12月13日~19日)・全国平均が1.0人を超えて流行入り
・・・・・
・第 1週( 1月 3日~ 9日)・全国47都道府県が流行いり。
・・・・・
・第 4週( 1月24日~30日)・18の県が警報、29の県が注意報レベル到達。
・全国平均がピークに到達。
・・・・・
・第11週( 3月14日~20日)・4つの県が警報、27の県が注意報レベル継続。
・第12週( 3月21日~27日)
・第13週( 3月28日~ 3日) ・・・・今週・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・中期予報・・・
・第23週~24週(6月中旬) ・全国平均が定点1.00人を切り、流行終息。
・・・・・
・・・・・
・ウイルス サーベイランス状況
・占有率(2週移動平均)%
6週 7週 8週 9週 10週 11週
A(H1)pdm 58 55 43 30 23 23
A(H3) 30 30 48 50 52 49
B 12 15 14 20 25 28
第11週は新型は横ばいでした。
新型が23%継続、A香港型は49%に減少です。
B型は増加して28%です。
今シーズンの現状累積での占有率(%)です。
A(H1)pdm 63
A(H3) 30
B 7
・定点状況推移(人)
6週 7週 8週 9週 10週 11週
2011年定点データ 21.50 16.35 15.75 13.85 16.81 17.25
・定点確定値です。
定点あたり 定点合計 全国推計
・第48週(11月23日~29日) 39.63人 190801人 189万人
(ピーク到達)
2009年 ・・・・ 2010年
・第30週( 7月26日~ 1日) 0.02人 112人 (0.12万人)
(定点患者数がボトム)
2010年 ・・・・ 2011年
・第 4週( 1月24日~30日) 31.88人 157381人 176万人
(ピーク到達)
・・・・・
・第 9週( 2月28日~ 6日) 13.85人 68327人 59万人
・第10週( 3月 7日~13日) 16.81人 79174人 68万人
・第11週( 3月14日~20日) 17.25人 82523人 74万人
・患者報告数の予報です。
・第12週( 3月21日~27日) 17.87人 84158人 73.2万人
・28日 2.58人 10.6万人
・29日 2.59人 10.6万人
・第13週( 3月28日~ 3日) 18.23人 85875人 54.7万人
・本日終了時点での累積患者数(全国推計値) 1187.1万人
(今シーズンの合計です。)
内、新型インフルエンザの累積患者数 703.2万人
新型インフルエンザの累積患者数
(2009年第28週以降の合計)
本日終了時点 2778.1万人 100人に21.8人
・累積患者数の予報。(2010年36週以降)
・第12週( 3月27日) 1176.5万人
・第13週( 4月 3日) 1251.2万人
・入院状況(第11週)
今シーズン(9月6日以降)
・重症化(合計) 414人( 3月20日現在) 重症化率 0.0038%
・重症化(新型分) 236人( 3月20日現在) 重症化率 0.0035%
・死亡(含む疑い例) 154人( 3月20日現在) 致死率 0.0014%
重症化率(%)
6週 7週 8週 9週 10週 11週
0.0042 0.0043 0.0043 0.0041 0.0040 0.0038
致死率(%)
6週 7週 8週 9週 10週 11週
0.0013 0.0015 0.0015 0.0015 0.0015 0.0014
第9週は重症化率は少し減少、致死率は前の週と同じでした。
今回は累積患者数が1010万人程度です。
重症化率、致死率ともにほぼ収束の模様です。
先シーズン最終報告(ほぼ新型インフルエンザのみの流行)
累積患者数 2079.4万人
・重症化(合計) 1563人( 8月29日現在) 重症化率 0.0075%
・死亡(含む疑い例) 202人( 8月29日現在) 致死率 0.00097%
今シーズン(10週現在) 先シーズン
重症化率・・・・0.0038% 0.0075%
致死率・・・・・・0.0014% 0.00097%
致死率が先シーズンよりも高めなのは、A香港型の影響だと思われます。
新型インフルエンザよりもA香港型は高齢者に厳しいですからね。
以下、厚生省発表の今シーズン第11週までの死亡の内訳です。
A(H1)pdm 51人
A(H3) 16人
亜型不明 13人
B 1人
ウイルス情報なし 73人
さて、情報なしが73人、検査をしてもウイルス君の型が特定できないのが
13人と言う訳です。
この86人の中にH5N1で亡くなった人が絶対にいないとは断定できません。
・予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第 9週( 2月28日~ 6日) 13.38人 13.85人 ー3.4%
・第10週( 3月 7日~13日) 11.92人 16.81人 ー25.6%
・第11週( 3月14日~20日) 14.34人 17.25人 ー14.1%
今回の定点合計報告数は82523人で、当ブログ予報は70849人でした。
今回予報誤差はー14.1%になり、予報誤差範囲内でした。
ちなみに、09年の第34週から今までの平均予報誤差は±20.1%です。
・コメント
感染力を持っている、いわゆる「ホット」な患者数は73万人程です。、
報告されているウイルス状況は季節性(A香港型とB型)が8割弱で、
新型が2割強の「混合感染状況」は引き続き継続中のようです。
A香港型は49%、B型は28%の占有率です。
新型インフルの2009年の流行からの累積患者数は2778.1万人で、
これまでに100人に21.8人が感染したことになります。
そのうち未成年者は1881万人で、100人に77.3人が感染したことになります。
成人は895万人で、100人に8.7人が感染したことになります。
PS
・・福島原発事故関係情報・・
原子力事故レベルではレベル6相当・・・・アメリカ シンクタンクの評価(3.16現)
日本の原子力保安院の評価ではレベル5です。(3・18現)
ちなみに、スリーマイル事故はレベル5、チェルノブイリ事故はレベル7(最悪)
・・3月27日状況・・
1号機・・・建屋上部爆発により損傷、中央制御室一部通電開始。
2号機・・・原子炉圧力抑制系損傷。中央制御室一部通電開始。
3号機・・・建屋上部爆発により損傷。中央制御室一部通電開始。
4号機・・・建屋側面と上部爆発により損傷、
5号機、6号機・・・外部電源で冷却用ポンプが再稼働。中央制御室稼働。
1~3号機で高濃度の放射能汚染水の流出が確認され、特に2号機は異常に
高い数値(測定限界超え)の模様。
・・放射線状況
・・・20km~30kmの屋内退避エリアでの推移(官房長官及び文科省発表)
15日PM8時40分・・・330μ・Sv/H(車外) 北西20Km地点
・・・300μ・Sv/H(車内)
16日午後??時 ・・・80μ・Sv/H 北西25Km地点
以下、すべて北西30km地点
21日・・・90μ・Sv/H
17日・・・167μ・Sv/H 22日・・・75μ・Sv/H
18日・・・150μ・Sv/H 23日・・・75μ・Sv/H
19日・・・136μ・Sv/H 24日・・・66μ・Sv/H
20日・・・110μ・Sv/H 25日・・・58μ・Sv/H
26日・・・ 49μ・Sv/H
・・・20km~30kmエリアでの15日15時からの推定累積放射線量
26日終了時点 最大推定値・・・25467μ・Sv (25.5m・Sv)
平均推定値・・・12734μ・Sv (12.7m・Sv)
ついに自衛隊員の許容被ばく線量を突破しましたよ、菅さん。
ちなみに年間許容放射線量は、一般人で1m・Sv(建前)、自衛隊員で20m・Sv、
消防署員は30m・Sv,原発作業員は通常は50m・Sv、今回特例で250m・Sv
80km退避勧告のアメリカ国民は10m・Sv。
そして、日本の事実上の年間許容量は10m・Sv~16m・Sv程度の模様。
(この件、詳細は3月23日、24日の記事を参照願います。)
・・福島市の状況(北西65km地点)
データは福島市役所のモニタリング ポストの値と文科省モニター車データを使用。
15日・・・24μ・Sv/H 21日・・・7.3μ・Sv/H
16日・・・20μ・Sv/H 22日・・・(6.7μ・Sv/H)
17日・・・13μ・Sv/H 23日・・・6.1μ・Sv/H
18日・・・11μ・Sv/H 24日・・・5.4μ・Sv/H
19日・・・9.5μ・Sv/H 25日・・・4.9μ・Sv/H
20日・・・9μ・Sv/H 26日・・・4.0μ・Sv/H
27日・・・3.9μ・Sv/H
・・・福島市での15日17時からの推定累積放射線量
27日終了時点 累積での推定値・・・2427μ・Sv (2.4m・Sv)
たてまえの許容量基準1m・Svはとうに超えているようです。
ついに世界平均の自然放射能、2.4m・Svに到達です。
コメント
さて、原発から北西30km地点での放射線量は20m・Svを超えた模様です。
ここで再度、窓際邸の住人が登場です。
例によって「日本家屋の窓際邸」は換気効率が高く、放射能減衰率は4分の1です。
ちなみに「換気効率が良い」の別の表現では「すきま風が入る」ともいいますが。
このご夫妻、人が良い事で知られていて、特に国の言うことには疑いをもちません。
仕事熱心でも知られており、1日ゆうに12時間は野良仕事です。
幸いにも原発から北西30.1kmのところに住んでいますので、今回の屋内退避や
自主避難の対象にもなっておりません。
原発の事故などどこ吹く風、国の言うことを信じて今まで通りに暮らしておりました。
他方、原発から北西30kmに住む友人は屋内退避の指示をまもって、1日1時間の
買い物以外は外出できませんので、窓際邸ご夫妻をうらやましく思っておりました。
この友人の寝起きしている家屋もご多分にもれず、換気効率のよいものです。
さて、問題です。
どちらの住人の被ばく放射線量が多いでしょうか?
計算条件は、原発での事故以降の屋外での12日間での放射線量が合計で
20m・Svに達したとします。
30km離れた地点で、高々100mの違いによる放射線強度差は無視できます。
ただし、どちらの住人の家屋の放射線減衰率も4分の1です。
窓際邸住人・・・1日のうち外にいるのは12時間、あとは屋内。ー>12.5m・Sv
友人 ・・・1日のうち外にいるのは1時間、あとは屋内。ー>5.6m・Sv
さあ大変です。
30km圏内で屋内退避の指示がある人の倍以上の放射線を30.1kmに住んで
いる窓際夫妻は実際には浴びることになります。
しかも浴びている放射線量が屋内退避基準の10m・Svを超えても、誰も何も
言ってくれないのです。
国が「30.1kmは安全だ。」というので、素直にそれを信じながら、いつもの様に
暮らしているのですね。
そしてこれが現実に原発の北西30km~35km付近で起こっていると予想できる
ことです。
信頼にこたえるのに裏切りをもってするのですか、菅さん。
いくらTVで立派なこと言われも、国民の気持ち離れちゃいますよねえ、皆さん。
避難エリアを含めて退避指示内容の見直しを早急にやらないといけませんね、
枝野さん。
20m・Sv以上の一般人の放射線被ばくは国際放射線防護委員会(ICRP)も
許容するとは思えませんしね。
住民の安全第一をよろしくとお願いしておきます。
PPS
・・注意情報・・
原発から114号線沿い、北西30km~35km付近の放射線量が特異的に
高くなっているようです。
官邸発表の資料を参照願います。
Yahooのトップページに官邸へのリンクがあり、そこから資料にアクセスできます。
もうすでに累積の放射線量が退避指標10m・Svを超えている可能性があります。
ですので、この付近の住民の方は避難されるのが妥当かと思われます。
福島県の対策本部の皆さま、お忙しいでしょうけれども、よろしくご検討願います。
国が決めた半径30kmというのは、単なる想定で計算したものにすぎません。
現実は簡単に「想定外」を引き起こします。
今は現実の観測データに従って行動された方がよろしいかと思われます。
国に義理立てして住んでいる我々住民の健康に悪い影響を与える必要は
全くありませんものね。
放射能レベルの高いエリアで屋内退避の指示もなしで、通常の生活を続けるのは
リスクが高すぎますよ。
枝野さんも、「放射能が高い地域では自主避難してください。」と言っていますので。