12月1日発表の厚生省の資料に元づき、新型インフルエンザのリスク程度を
通常の季節性インフルエンザを基準として評価しました。
新型インフルエンザの想定感染者数は、100人に20人です。
12月1日は、100人に10.3人の感染者ですので、想定のほぼ半分ですし、
現実に想定通りピークに到達しています。
季節性インフルエンザの死亡人数は、8年間の平均で799人です。
2分の1ですと400人になりますが、新型インフルエンザの死亡数は1日現在85人
ですので、トータルでは季節性インフルエンザの約5分の1のリスクになります。
但し、季節性インフルエンザの死亡数が年齢によってかなりの偏りがある為、
年齢別のリスク評価をします。
季節性インフル 新型インフル
年齢 年齢別人数 年齢別人数 相対リスク
0-9 28.2 19 0.67
10ー19 4.7 5 1.06
20ー39 16.5 12 0.73
40ー59 22.3 20 0.90
60ー79 78.7 18 0.23
80ー 249.1 11 0.04
合計(人) 399.5 85
平均リスク 0.61
季節性インフルエンザに対して新型インフルエンザのリスクは10-19歳の年齢層に
ピークを持つような分布をしています。
特徴的なのは、季節性インフルエンザが高齢者の死亡数が多いのですが、
新型インフルエンザは特にそのような兆候はなく、全ての年齢層に渡って死亡例が
発生しています。
従って、高齢者の方には季節性インフルエンザよりも新型インフルエンザはリスクが
低いことになり、特に年齢が上がるほどこの傾向は顕著になるようです。
高齢者のかたにとっては、この知らせは「良い知らせ」だと思われます。
以上の報告内容は、100人中5人の感染者だった前回報告時とほとんど同じで、
目立った変化は認められませんでした。
ウイルス君の挙動は安定しているものと思われます。
相対リスクの推移
年齢 11月5日 12月1日
0-9 0.5 0.67
10ー19 1.28 1.06
20ー39 0.85 0.73
40ー59 0.72 0.90
60ー79 0.3 0.23
80ー 0.04 0.04
平均リスク 0.62 0.61
ニュースによれば、アメリカでは人口の15%の4500万人が感染、死亡は9800人。
死亡率は0.022%。
日本の死亡率0.00072%の約30倍!
何がどう違うと、こんなに差がでるのでしょうか?
ちなみに日本の数値は、人口の11.8%の1493万人が感染した時の死亡数
107人での計算です。
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。
・流行ピークの予報と結果 26都道府県がピークを確定した模様。
・第34週(8月17日~23日) ・沖縄
・・・・・・・
・第43週(10月19日~25日) ・北海道
・第44週(10月26日~1日)・秋田、埼玉、東京、神奈川、三重、大阪、兵庫、京都
・第45週(11月2日~8日) ・宮城、岩手、
・第46週(11月9日~15日) ・愛知、新潟
・第47週(11月16日~22日) ・大分、山口、石川、山形、群馬、千葉、長野
・第48週(11月23日~29日) ・滋賀、福岡、香川、宮崎、福井、全国平均
・第49週(11月30日~12月6日)
・第50週(12月7日~13日) ・・・・今週・・・・
・第51週(12月14日~20日)
・ピーク予報精度
ピークでの累積感染者
予報 確定 誤差 100人中人
北海道 第43週 第43週 ±0週 8.4
長野 第48週 第47週 +1週 6.7
東京 第46週 第44週 +2週 5.5
岐阜 第48週
大阪 第46週 第44週 +2週 5.4
福岡 第45週 第48週 -3週 14.6
全国平均 第46週 第48週 -2週 9.9
・グーグルの「インフル トレンド」による予測と結果(ご参考)
概算
予測 確定 誤差 ピーク値(参考)
全国平均 第44週 第48週 -4週 28.86人
ピーク到達時の定点あたり患者数
予報(人) 確定(人) 誤差(%)
北海道 79.03 61.43 +28.7%
東京 37.96 28.09 +35.1%
長野 73.78 55.31 +33.4%
岐阜 41.00
大阪 47.29 34.77 +36.0%
福岡 52.50 63.35 ー17.1%
全国平均 33.85 39.63 -14.6%
・累積入院患者数の予報と確定値
予報(人) 確定(人) 誤差(%)
~9月8日
~9月15日 899 892 +0.8
~9月22日 1118 1107 +1.0
~9月29日 1407 1323 +6.3
~10月6日 1584 1615 -1.9
~10月13日 2009 2146 -6.4
~10月20日 2943 2755 +6.8
~10月27日 3661 3746 -2.3
~11月3日 4812 5072 -5.1
~11月10日 6754 6300 +7.2
~11月17日 7334 7708 -4.9
~11月24日 8985 9181 +2.1
~12月 1日 10242 10487 -2.3
~12月 8日 11940 11924 +0.1
9月9日から今までの平均予想誤差は±3.6%です。
・累積患者数の予報と確定値
(第28週以降の合計です。)
予報(万人) 確定(万人) 誤差(%)
・第35週(8月24日~30日) 63.0 53 +18.9
・第36週(8月31日~9月6日) 74.2 68 +9.1
・第37週(9月7日~13日) 85.6 86 ー0.5
・第38週(9月14日~20日) 107.5 113 -4.9
・第39週(9月21日~27日) 144.1 137 +5.2
・第40週(9月28日~10月4日) 165.5 170 -2.6
・第41週(10月5日~11日) 212.2 234 -9.3
・第42週(10月12日~18日) 330.1 317 +4.1
・第43週(10月19日~25日) 449.2 431 +4.2
・第44週(10月26日~11月1日) 571.5 585 -2.3
・第45週(11月2日~8日) 779.1 738 +5.7
・第46週(11月9日~15日) 894.4 902 -0.8
・第47週(11月16日~22日) 1063.3 1075 +1.0
・第48週(11月23日~29日) 1259.6 1264 -0.3
第35週から今までの平均予想誤差は±4.9%です。
・週別予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第34週(8月17日~23日) 2.44人 2.47人 -3.4%
・第35週(8月24日~30日) 3.75人 2.52人 +46.5%
・第36週(8月31日~9月6日) 3.38人 2.62人 +26.5%
・第37週(9月7日~13日) 3.10人 3.21人 ー5.4%
・第38週(9月14日~20日) 3.83人 4.95人 -22.8%
・第39週(9月21日~27日) 6.64人 4.25人 +53.0%
・第40週(9月28日~10月4日) 5.13人 6.40人 -21.7%
・第41週(10月5日~11日) 7.66人 12.92人 -41.6%
・第42週(10月12日~18日) 19.12人 17.65人 +5.5%
・第43週(10月19日~25日) 24.00人 24.62人 +0.6%
・第44週(10月26日~1日) 30.41人 33.28人 -8.3%
・第45週(11月2日~8日) 41.99人 32.76人 +46.1%
・第46週(11月9日~15日) 33.27人 35.15人 -4.0%
・第47週(11月16日~22日) 34.25人 38.89人 ー10.0%
・第48週(11月23日~29日) 39.95人 39.63人 +0.4%
第34週から今までの平均予想誤差は±19.7%です。
PS
「平和のための戦争」といって正当化される戦争などあったためしがありませんよ、
オバマさん。
マッチョの国の大統領に「ノーベル平和賞」はやっぱり無理でしたか。
通常の季節性インフルエンザを基準として評価しました。
新型インフルエンザの想定感染者数は、100人に20人です。
12月1日は、100人に10.3人の感染者ですので、想定のほぼ半分ですし、
現実に想定通りピークに到達しています。
季節性インフルエンザの死亡人数は、8年間の平均で799人です。
2分の1ですと400人になりますが、新型インフルエンザの死亡数は1日現在85人
ですので、トータルでは季節性インフルエンザの約5分の1のリスクになります。
但し、季節性インフルエンザの死亡数が年齢によってかなりの偏りがある為、
年齢別のリスク評価をします。
季節性インフル 新型インフル
年齢 年齢別人数 年齢別人数 相対リスク
0-9 28.2 19 0.67
10ー19 4.7 5 1.06
20ー39 16.5 12 0.73
40ー59 22.3 20 0.90
60ー79 78.7 18 0.23
80ー 249.1 11 0.04
合計(人) 399.5 85
平均リスク 0.61
季節性インフルエンザに対して新型インフルエンザのリスクは10-19歳の年齢層に
ピークを持つような分布をしています。
特徴的なのは、季節性インフルエンザが高齢者の死亡数が多いのですが、
新型インフルエンザは特にそのような兆候はなく、全ての年齢層に渡って死亡例が
発生しています。
従って、高齢者の方には季節性インフルエンザよりも新型インフルエンザはリスクが
低いことになり、特に年齢が上がるほどこの傾向は顕著になるようです。
高齢者のかたにとっては、この知らせは「良い知らせ」だと思われます。
以上の報告内容は、100人中5人の感染者だった前回報告時とほとんど同じで、
目立った変化は認められませんでした。
ウイルス君の挙動は安定しているものと思われます。
相対リスクの推移
年齢 11月5日 12月1日
0-9 0.5 0.67
10ー19 1.28 1.06
20ー39 0.85 0.73
40ー59 0.72 0.90
60ー79 0.3 0.23
80ー 0.04 0.04
平均リスク 0.62 0.61
ニュースによれば、アメリカでは人口の15%の4500万人が感染、死亡は9800人。
死亡率は0.022%。
日本の死亡率0.00072%の約30倍!
何がどう違うと、こんなに差がでるのでしょうか?
ちなみに日本の数値は、人口の11.8%の1493万人が感染した時の死亡数
107人での計算です。
・新型インフルエンザ患者発生の状況です。
・流行ピークの予報と結果 26都道府県がピークを確定した模様。
・第34週(8月17日~23日) ・沖縄
・・・・・・・
・第43週(10月19日~25日) ・北海道
・第44週(10月26日~1日)・秋田、埼玉、東京、神奈川、三重、大阪、兵庫、京都
・第45週(11月2日~8日) ・宮城、岩手、
・第46週(11月9日~15日) ・愛知、新潟
・第47週(11月16日~22日) ・大分、山口、石川、山形、群馬、千葉、長野
・第48週(11月23日~29日) ・滋賀、福岡、香川、宮崎、福井、全国平均
・第49週(11月30日~12月6日)
・第50週(12月7日~13日) ・・・・今週・・・・
・第51週(12月14日~20日)
・ピーク予報精度
ピークでの累積感染者
予報 確定 誤差 100人中人
北海道 第43週 第43週 ±0週 8.4
長野 第48週 第47週 +1週 6.7
東京 第46週 第44週 +2週 5.5
岐阜 第48週
大阪 第46週 第44週 +2週 5.4
福岡 第45週 第48週 -3週 14.6
全国平均 第46週 第48週 -2週 9.9
・グーグルの「インフル トレンド」による予測と結果(ご参考)
概算
予測 確定 誤差 ピーク値(参考)
全国平均 第44週 第48週 -4週 28.86人
ピーク到達時の定点あたり患者数
予報(人) 確定(人) 誤差(%)
北海道 79.03 61.43 +28.7%
東京 37.96 28.09 +35.1%
長野 73.78 55.31 +33.4%
岐阜 41.00
大阪 47.29 34.77 +36.0%
福岡 52.50 63.35 ー17.1%
全国平均 33.85 39.63 -14.6%
・累積入院患者数の予報と確定値
予報(人) 確定(人) 誤差(%)
~9月8日
~9月15日 899 892 +0.8
~9月22日 1118 1107 +1.0
~9月29日 1407 1323 +6.3
~10月6日 1584 1615 -1.9
~10月13日 2009 2146 -6.4
~10月20日 2943 2755 +6.8
~10月27日 3661 3746 -2.3
~11月3日 4812 5072 -5.1
~11月10日 6754 6300 +7.2
~11月17日 7334 7708 -4.9
~11月24日 8985 9181 +2.1
~12月 1日 10242 10487 -2.3
~12月 8日 11940 11924 +0.1
9月9日から今までの平均予想誤差は±3.6%です。
・累積患者数の予報と確定値
(第28週以降の合計です。)
予報(万人) 確定(万人) 誤差(%)
・第35週(8月24日~30日) 63.0 53 +18.9
・第36週(8月31日~9月6日) 74.2 68 +9.1
・第37週(9月7日~13日) 85.6 86 ー0.5
・第38週(9月14日~20日) 107.5 113 -4.9
・第39週(9月21日~27日) 144.1 137 +5.2
・第40週(9月28日~10月4日) 165.5 170 -2.6
・第41週(10月5日~11日) 212.2 234 -9.3
・第42週(10月12日~18日) 330.1 317 +4.1
・第43週(10月19日~25日) 449.2 431 +4.2
・第44週(10月26日~11月1日) 571.5 585 -2.3
・第45週(11月2日~8日) 779.1 738 +5.7
・第46週(11月9日~15日) 894.4 902 -0.8
・第47週(11月16日~22日) 1063.3 1075 +1.0
・第48週(11月23日~29日) 1259.6 1264 -0.3
第35週から今までの平均予想誤差は±4.9%です。
・週別予報精度経緯
予報 確定値 予報誤差
・第34週(8月17日~23日) 2.44人 2.47人 -3.4%
・第35週(8月24日~30日) 3.75人 2.52人 +46.5%
・第36週(8月31日~9月6日) 3.38人 2.62人 +26.5%
・第37週(9月7日~13日) 3.10人 3.21人 ー5.4%
・第38週(9月14日~20日) 3.83人 4.95人 -22.8%
・第39週(9月21日~27日) 6.64人 4.25人 +53.0%
・第40週(9月28日~10月4日) 5.13人 6.40人 -21.7%
・第41週(10月5日~11日) 7.66人 12.92人 -41.6%
・第42週(10月12日~18日) 19.12人 17.65人 +5.5%
・第43週(10月19日~25日) 24.00人 24.62人 +0.6%
・第44週(10月26日~1日) 30.41人 33.28人 -8.3%
・第45週(11月2日~8日) 41.99人 32.76人 +46.1%
・第46週(11月9日~15日) 33.27人 35.15人 -4.0%
・第47週(11月16日~22日) 34.25人 38.89人 ー10.0%
・第48週(11月23日~29日) 39.95人 39.63人 +0.4%
第34週から今までの平均予想誤差は±19.7%です。
PS
「平和のための戦争」といって正当化される戦争などあったためしがありませんよ、
オバマさん。
マッチョの国の大統領に「ノーベル平和賞」はやっぱり無理でしたか。