4年に一度じゃない。一生に一度だ。 その⑩

「ニュージーランドVSアイルランド」


予選リーグとは異なる緊張感。


今回も両国の国歌を練習し、力いっぱい歌いました。


オールブラックスのハカは、限られた試合の時にのみ行う「カパ・オ・パンゴ」

しかしアイルランドファンの歌声による妨害で、全くハカの声が聞こえないという異様な雰囲気で試合は始まりました。



試合は終始オールブラックス優勢で・・・




アイルランドファンも静まり返る。


オールブラックスは常に半身前へ・・・


隙のない堅い守りは・・・高い壁のようでした。


結果は46-14でニュージーランドの勝利。




試合終了後・・・


ファンもノーサイド。


この日・・・今大会限りで代表を引退するアイルランドの主将「ロリー・ベスト」

アイルランドで最も成功し、愛された主将は、大歓声に包まれ、何度も何度も話しを中断することに。

インタビューが終わり、グランドに戻ると・・・


両チームの選手が、彼のために花道を作って待っていました。

幸せそうなロリー・ベスト選手の後ろ姿・・・とても感動的なシーンでした。

そして観客席にいた三人の子供たちを迎えに行き・・・


一番下の子はあっけらかんとしてるけど・・・お兄ちゃんはパパが引退することがわかっているから大号泣で・・・


いつの日か・・・君がアイルランド代表選手になって、将来日本で再び開催されるワールドカップに出場できたら・・・素敵だななんて思いました。


他の子どもたちもパパと一緒に帰ります。


オールブラックスの選手のご挨拶・・・定番のペコリ。

日本を愛してくれてありがとう。

そしてこの日も試合後に練習・・・尊敬します。


我々の（ワールドカップ）スタジアムでの観戦はこの日が最後・・・


しんみりしていたら・・・


出た


切り替えの早いアイルランドファンは、すでに閉店した「ハイネケン」の店の前で大盛り上がり！
ハカの妨害はするし、ゴミはその場に捨てるし、酔っぱらうし・・・でもこの熱狂的で明るいアイルランドファンを愛さずにはいられないのです