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風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

172. 尊良親王御墓 【京都09】

2009-09-25 | 近畿(京都・滋賀)
永観堂に行く途中にあった、尊良(たかよし)親王墓。
崇徳天皇御廟といい、この日は天皇家のお墓を立て続けに発見しています。
親王は墓で天皇は御廟。やっぱり位によって、使う言葉は変わりますね。

尊良親王は後醍醐天皇の皇子。1335年、足利尊氏が後醍醐天皇に反逆すると、新田義貞と討伐軍を率いたが、敗退し、自害しました。
この御墓は親王の首塚だと、『太平記』には記されています。

親王が後に妻となる御匣殿に送った歌
「知らせばや塩やく浦の煙だに思はぬ風になびく習ひを」
(塩を焼く海人の煙でさえ、思いがけない方向から吹く風にはなびくものです。
その風のような私のあなたへの思いを、お知らせしたいことですよ)


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