風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

南房総ぐるっとドライブ index

2014-01-27 | 千葉
◆ Part1 ←日記へ
三浦半島から近くて遠い場所、房総半島を旅行しました。
海を渡ってしまえばすぐですが、南房総に足を踏み入れたのはこれが初めて。
行きはフェリーで向かいました。
 ◯ prologue  ○ 牛に乗った道真公  ○ 東京湾フェリー
 ○ 那古観音  ○ 鶴谷八幡宮  ○ 洲の崎灯台
 ○ 洲崎神社  ○ 安房神社  ○ 房総フラワーライン
 ○ なめろう漁師丼  ○ 高塚不動  ○ だれかの誕生寺
 ◯ いい病院



◆ Part2
勝浦の町を散策し、名物坦々麺のからさに悲鳴を上げました。
翌日は月の砂漠の御宿へ。誰もいない冬の海は、さびしげな歌の雰囲気たっぷり。
帰りはアクアラインで一直線でした。
 ○ 遠見岬神社  ○ 日本三大朝市は4つ  ○ ホテル三日月グループ
 ○ 勝浦担々麺  ◯ 夜はのんびり  ◯ 朝ものんびり
 ◯ 月の砂漠  ◯ 波切不動  ◯ 夷隅苅谷不動
 ○ 忠勝の大多喜町  ◯ 清水観音  ◯ 高倉観音
 ◯ 海ほたるなしアクアライン  ◯ epilogue




南房総ぐるっとドライブ-(2)

2014-01-26 | 千葉
その(1)からの続きです。
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○ ハーヴェストクラブ勝浦

海岸線からそれて山あいの道に入り、この日の宿ハーヴェストクラブ勝浦にチェックインしました。



ファミリー向け和室で、広々としています。しかも角部屋なのでバルコニーがカーブを描いて広々。



高台のさらに高層階なので、見晴らしは抜群。山の向こうに外房の海が広がります。
「下は杉林だよ~わー、もうすぐ飛ぶのかな」と、花粉症のアズサはおびえていました。



お部屋のお茶請けは、チーバくんでした。
そういえばここって千葉なのよね。



一休みしてから、ホテルの送迎バスに乗って勝浦駅へ繰り出します。
運転担当のアズサがお酒を飲む気満々なので、車はおいていきました。

○ 遠見岬神社

まだ昼食のボリュームが残っているため、腹ごなしに駅前を散策します。
道の行き止まりに遠見岬神社がありました。
きれいな名前ですね。
延々と長い石段を上がっていきました。



   → 遠見岬神社の参拝話

勝浦はひな祭りで有名らしく、3月にはこの神社の石段一面に赤い毛氈が敷かれて、7000体もののおひな様が飾られるのだそう。
ポスターを見たらとても壮観でした。
でもその間、石段は上れなくなるから、参拝者はどうするのかしら?
雨が降ったら、急いで片付けるのかしら?



本殿前には、漁業組合が奉納した狛犬がいました。
海沿いなので、見晴らしがいいです。

○ 日本三大朝市は4つ

勝浦の町には大きなスーパーはなく、昔ながらの商店街が残っています。
時計屋さんとか、人形屋さんとか、金物屋さんとか。
レトロ~。
毎朝、勝浦では朝市が出るのだそう。
400年も続いている、日本三大朝市の一つだそうです。

日本三大朝市ってどこだろう、と調べてみました。
なになに、輪島(石川県輪島市)と、高山(岐阜県高山市)と、呼子(佐賀県呼子町)と、勝浦(千葉県勝浦市)・・・
4つあるじゃない!?(笑)

○ ホテル三日月グループ

房総に来てから、ホテル三日月をあちこちで見かけます。
今まで、一つあるだけだと思っていたので、ホテル三日月によく行く友人に「勝浦情報を教えて」と言ったら、「知らないわ」と言われたので、(おや?)と思いましたが、おそらく彼女は木更津に行っているのだろうと地図を見て納得します。
千葉県内にたくさんあるんですね。



引かれるように勝浦のホテル三日月に入ってみました。
ラウンジからはパームツリーの並木と海岸がすぐそばに見えます。リゾートだわー。



はやばやと雛人形が3セット、飾られていました。


ホテルの前には「天皇陛下がご宿泊された」という石碑がありました。
レジャーホテルかと思っていたけれど、すごいホテルなのではないですか。



勝浦港にも行ってみました。釣り人が大勢糸を垂らしていました。
イワシを釣っているようです。



遠見岬神社の上から、勝浦中央海水浴場の浜辺に赤い鳥居が立っているのが見えました。
ホテル三日月のすぐそばです。なんの鳥居でしょうか?海難除け?

○ 勝浦担々麺

「勝浦って担々麺がB級グルメとして有名なんだって」
へえ、初めて知りました。
確かに、あちこちで勝浦担々麺ののぼりを見かけます。
でも私は辛くて食べられませんー。

散策がてらいろいろなお店をチェックして、ニュー福屋に入りました。
ここで餃子を注文。
アズサはビールと日本酒をたっぷり飲みます。
日本酒は、地元吉野酒造の腰古井が出てきました。



そして締めに、勝浦担々麺。
スープをよけて少し分けてもらったけれど、やっぱりとっても辛いー!
アズサは「おいしくってとまらない~♪」とスープも飲んでいました。



◯ 夜はのんびり

それから送迎バスの最終便に乗って、ホテルに戻りました。
部屋に戻り、上から駐車場を見下ろすと、びっしり埋まっていました。
きっと部屋も満員御礼なんでしょう。

あとはお風呂に入ってのんびり。
高層階(13階建ての11階)なので、風のうなり音が聞こえてきます。

◯ 朝ものんびり



翌朝もゆっくり過ごします。
もともとアズサにとって、旅は心身をリラックスさせるため。
朝風呂に入り、外が明るくなってからものんびり読書をしています。
10時にチェックアウトしました。

◯ 月の砂漠

まずは、御宿に行きます。
前から行ってみたいと思っていた場所。
「月の砂漠」の歌が生まれた場所だといいますからね。
あの歌のイメージは、アラビアの砂漠でも鳥取砂丘でもない、実は単なる砂浜だったというのが意外です。

海岸に着きましたが、人っ子一人いません。
そりゃそうですね。シーズンオフの冬ですから。
風が強くてあおられます。



王子様とお姫様を乗せたラクダが、砂の向こうにいました。
あの物悲しい歌の、旅の途中のラクダの像をこの目で見られて、満足しました。



◯ 波切不動

今日も参拝します。まずは不動めぐりのお寺へと向かいます。
道が狭いため、お寺の駐車場には入らず、前の道に車を停めて待っているというアズサ。
寺社に付き合ってもらっているので、申し訳なく思いながら、お寺までの坂道をダッシュしました。

   → 波切不動の参拝話

波切不動という名前がかっこいいですね。
波を切って勇ましく現れた不動明王なんでしょうね。
お寺の前に公園と池がある、気持ち良い場所でした。



◯ 夷隅苅谷不動

次も不動さんがいるお寺。
ここは境内に車を停められましたが、「待ってるから行ってきてー」と、やはり外には出ないアズサ。
不動堂を参拝し、庫裏に向かい、御朱印をお願いしました。



   → 夷隅苅谷不動の参拝話

ご住職は親切に、いろいろと話しかけてくださいました。
隣にある大きなお堂が「西国観音堂」と書かれていたため、その話をしたら、「どうぞ、中へ上がって」と案内していただきました。
ご本尊の観音様の両脇に、西国三十三観音が祀られています。
お線香をあげさせていただき、住職自らの説明を伺いました。
ありがたや~。
帰りがけには、ほかの青年が御朱印を頂きに来ていました。

房総の不動巡礼のお寺の方々は、みんな親切です。
この辺りはいすみ市。ひらがなですが、この不動の名前を見ると、漢字では夷隅市と書くんだと気が付きました。
(そういえば夷隅郡があったっけ)
難しい字ですね。ひらがなにしたくなるのもわかります。

○ 忠勝の大多喜町

それから海岸線を離れ、外房から内房へと一気に横断します。
途中、大多喜町を通りました。

勝浦の隣の大多喜町は、本多忠勝が治めていたとのこと。
えっ、忠勝は岡崎の人じゃなかったっけ?
彼は、安房の里見氏を押さえるために、この地に移封されたんだそうです。
家康の関東入封から関ヶ原で活躍した功で桑名に移るまでの11年間、この地を収めたんだとか。
へえ~、千葉に縁がある武将だったとは知りませんでした。
大多喜城を近世城郭に改修したのは彼で、今なお大多喜には城下町があるんだとか。

佐竹氏が山形に移された後、徳川が入って水戸を治めたことは知っていたけれど、徳川四天王の忠勝も近くを護っていたというわけですね。
歴史のロマンに浸りながらも、町には立ち寄らずに通り過ぎました。

◯ 清水観音

ここは坂東三十三観音札所。京都の清水寺と山号も寺号も一緒のお寺です。
境内入り口からお堂までの坂道のきつさに圧倒されます。
胸突き八丁。途中で休んでいる夫婦がいました。



   → 清水観音の参拝話

お寺は古刹という言葉がピッタリの重々しさ。



堂内には千社札がびっしりと貼られています。車を降りて一緒に参拝したアズサも、ただ圧倒されていました。
私はこの千社札が気に入りました。いなせな旅ガラス~!



◯ 高倉観音

外房から内房へと向かう道は、一本道のようですが、山越えしなくてはいけません。
昨夜は十分睡眠を取ったはずなのに、すっかり車酔いしてしまいました。
車酔いの朦朧とした目に、「笠森観音」の看板が映りました。
そこも坂東三十三観音札所。(次に休憩したところで場所を確認しよう)と思っていたら、かなり木更津の方へと進み、調べたところからは1時間戻らないといけなくなったため、今回は諦めました。



コンビニで買い物をしていたら、中年男性が現れて「高倉観音にはどう行くの?」とお店の人に聞いていました。
私達と同じ目的地です。
カーナビを使っても、たしかにわかりづらい場所にありました。



→ 高倉観音の参拝話

ここも坂東三十三観音札所。古いお寺で、時代が江戸に一気にさかのぼったようです。
納経所には「もやもやさま~ず」の収録に来た大江アナのサイン色紙が飾られていました。

◯ 海ほたるなしアクアライン

もうすぐそこが木更津。
帰りはアクアラインを通っていきます。



海ほたるで休憩できるかな?と思いましたが、渋滞していたため、よらずに素通りすることにしました。
ちょっと残念。でもこの季節、海の真ん中はとても寒いでしょうね。



◯ epilogue

「夕方になると道路が混むので、早めに帰ろう」というアズサ。
予定通り、まだ日の高いうちに帰ることができました。



行きは横須賀の久里浜港からフェリーで金谷に渡り、ぐるっと海沿いに外房を通っていきました。
帰りは外房から内房までまっすぐ東西に房総を横切り、木更津からアクアライン経由で川崎、そして横浜に帰りました。
そんな南房総一周の旅。



近場でも十分旅行気分が味わえるんだなあと思いました。
遠い遠いと思っていた房総半島ですが、地続きに北から入らず西から海を越えて入れば、思うほど離れていないんだなあと改めて気づいた、今回の旅でした。

南房総ぐるっとドライブ-(1)

2014-01-25 | 千葉
◯ prologue
○ 牛に乗った道真公
○ 東京湾フェリー
○ 那古観音
○ 鶴谷八幡宮
○ 洲の崎灯台
○ 洲崎神社
○ 安房神社
○ 房総フラワーライン
○ なめろう漁師丼
○ 高塚不動
○ だれかの誕生寺
◯ いい病院
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◯ prologue

初めて、房総半島に行くことにしました。
三浦半島からだと、房総はびっくりするくらい近くに見えます。
なのに、東京から行くとなるととっても大回り。

房総半島をこれまで訪れたのは、子供の頃に家族で行った九十九里の横芝海岸とロケをした成東の病院。
一番南は、数年前に行ったマザー牧場でしょうか。
神奈川県民にとって、近くて遠い、海の向こうのお隣さんです。

朝7時きっかりに、アズサが玄関のベルを鳴らしました。
荷物を積み込み、車に乗り込んで、出発!
海ほたる経由かなと思ったら「旅っぽく、フェリーに乗って行こうよ」とのこと。
わあ、それ旅っぽーい!
そこで一路横須賀を目指します。朝なので道路もスイスイ。

◯ 牛に乗った道真公

途中、神社の鳥居が見えました。
(狛犬いるかな?)と目を向けると、びっくりするものが目に入りました。
神牛像がいます。つまり、そこは天神様のようです。
それだけならいいのです。神牛像はよく見ますから。



その牛の上に、人が乗っている像だったんです。
神牛に乗った人の像を見るのは、これが初めて。
おどろきました。
おそらくこの人は、道真公。それ以外にはいないでしょう。
烏帽子に直垂のきちんとした正装です。

実際には、こんな光景はありえませんよね、きっと・・・
もやもやしているうちに、牛の上の菅原博士は車窓から見えなくなってしまいました。

後で調べたところによると、ここは久里浜天神社。
三浦半島の88社の神社のうち、唯一の天神社だそうです。
あの像は、その名も「牛乗り天神」というそうです。
海のトリトンみたい・・・(失礼な?)

○ 東京湾フェリー

金谷港に着いたら、フェリーはちょうど10分後に出発するところでグッドタイミングでした。
フェリーに車で乗り込んだのは初めてです。
トルコのボスポラス海峡を観光バスごとフェリーで渡ったことはありますが、自家用車では初めて。
わくわくします。



すぐそこに見える房総半島。でも泳いでは行けない距離・・・



朝日を浴びながらの出航です。
グッバイ、久里浜!



船内には、わりと大勢の人々が乗っていました。
釣りに行く人も多そうです。





海は凪いでいましたが、甲板は風が強く、すぐに身体が冷えてしまうため、誰もでていませんでした。
Wi-fi対応で、海上でもネットが通じることにびっくり。



うつらうつらしていたら、40分ほどで到着しました。
ハロー、金谷!



思ったよりもあっという間です。
金谷は横須賀に比べて道路が真新しくて広く、そしてとってもすいています。
「お金をかけてるねー」とアズサ。



このギザギザした尾根、これが鋸山ですね。
三浦からでも遠く望めますが、近くで見るとやっぱり迫力が違います。



○ 那古観音

それから、私のリクエストで、那古寺(なごじ)に行きました。

   → 那古寺参拝の話



那古山全体がこのお寺の敷地で、南房総国立公園となっています。
参拝後、山への階段を上っていきました。
なぜならそこに階段があるから。
軽く考えていましたが、実際にはかなりきつくて延々と続く石段に息が切れます。
でも、降りてきたおじいさんはかなりご年配の方だったので、(負けちゃいられないわー)とがんばりました。

上にの見晴し台があり、そこから房総の海が望めました。いい眺望です。
海岸線が近く、砂浜のすぐ近くまで住宅地になっているため、津波がきたら危険だなと思います。(職業病かしら)
近くには高台もないので、何かあったらこのお寺の山に逃げ込まないと。
逆に、この山があるのでみんな安心して住んでいられるのでしょう。
○ 鶴谷八幡宮

大きな白い鳥居が見えてきました。
「鶴谷八幡宮」と書かれています。
一瞬、鶴ヶ岡八幡宮かと思って、目をこすりました。



あとで聞くところによると、大昔、鶴ケ谷八幡宮がしばらくの間鎮座されていたという伝説があるそうです。
それで名前も似ているんですか。
実際にはそうした記録はないとも言われているそうですが、源頼朝ゆかりの地であることは、鎌倉も安房も一緒。
頼朝による八幡信仰がこの地にあるのは、おかしいことではありません。
今は安房国総社としてお祀りされています。
今回は、車で前を通り過ぎただけでしたが、いつか参拝したいものです。

○ 洲の崎灯台

丘の上に白いランドマークが見えてきました。
房総半島でいちばん西にある洲の崎(すのさき)灯台。
1919年(大正8年)に点灯、高さ15メートル。



この灯台と、三浦半島の剱埼(つるぎざき)灯台を結んだ線が、東京湾の入り口にあたります。
つまりこの先は、本当の太平洋!おーい!

○ 洲崎神社

安房国の一の宮、洲崎神社を参拝しました。

   → 洲崎神社参拝の話

鳥居からまっすぐ伸びる石段の長さに、もう笑うしかありません。
でも上らないとお参りできないので、せっせと登りました。



鳥居の中から富士山がきれいに見えました。
画像ではかなりかすかですが、右側の方に見えるでしょうか。



○ 安房神社

安房国には、もうひとつの一の宮があります。
一つじゃない?ほんとですよねー。
でも、昔の人の決めたことには文句は言えません。

   → 安房神社参拝の話



最近建てなおしたような、コンクリ製の新しい神社でした。

○ 房総フラワーライン

房総半島といえば、菜の花が咲き乱れている場所というイメージ。
それは春になると、ポスターをよく目にするからでしょう。
でも今は1月、冬なので、まだ花は咲いてないわね・・・と思っていたら、きちんと通り沿いに菜の花が咲いていたので、嬉しくなりました。
冬ながらの、水仙もあちこちで見かけます。
まさに房総フラワーラインです。



○ なめろう漁師丼

そろそろお腹が空いてきました。
道の駅・潮風王国でお昼にしました。
この道の駅はとても混んでおり、駐車場では列ができています。
これまでずっとゴーストタウンのようだったのが、嘘のように賑やか。
『頭文字D』のトレノが停まっていました。



海鮮料理店「はな房」に入りました。
アズサが頼んだ王様海鮮丼は、大きな金の器で出てきました。
さすが王様、キングサイズ!



私は限定のなめろうの漁師丼。それぞれサザエのつぼ焼きも頼みます。
う~ん、とってもボリュームがありました。







目の前は海。外にでると潮風にあおられます。
髪の毛を整えても、一瞬でワシャワシャになってしまいます。



道の駅には大きな生け簀があり、その横にはUFOキャッチャーならぬマリンキャッチャーがありました。
なんと、中身は水槽!そこにいるのは生きたサザエ!
一回200円!これ上手にできたら、今晩のおかずになりますね!
おもしろそうですが、私は全くゲーセンでの腕がないので、見るだけにして諦めました・・・



○ 高塚不動

次に向かったのは、高塚不動。

   → 高塚不動参拝の話

「さっきは観音様がいるお寺だけれど、今度は不動明王がいるお寺なの」と話すと、
「お寺っていっても、いろいろあるんだね・・・」とぼんやり答えるアズサ。
お寺に行ったり神社に行ったり、そろそろ、なにがなんだかわからなくなってきているようです。
確かに知らない人にとっては、とてもマニアックな寄り道になるでしょう。
申し訳ない気持ちになります。



ここで、ご住職の方に教えて頂いて、奥の山にある不動堂を参拝しました。
「扉は閉めていますが、開けて結構ですよ」と言われたので、自分でギ~ッと開けました。
こんなの初めて!
貸し切り状態、ありがたや~。
海の近い、日の当たる風光明媚な場所にありました。

○ だれかの誕生寺

ずっと海岸通沿いの房総フラワーラインを通って行きます。
シーズンオフで、房総の海ににはサーファーもいませんが、この日はぽかぽか陽気で、4月の気候のところもあるとのこと。



鴨川シーワールド前を通りました。
子供の頃、「夏休みに家族で行ってきた」という友達の話を聞いたりしましたが、こんなに遠い場所にあったなんて、びっくり。
昔はうらやましかったけれど・・・いまは横浜にだって、シーパラダイスがあるからね!
海岸沿いにこんもりとした山が見える、面白い地形です。



岬に何か白い建物が見えました。
灯台かな?いえ、そこまで細長くはありません。



ナビを見ると、誕生寺と書いています。
誰の?
アズサが「お寺の名前って、お経の言葉から取られているんだってね」といいます。
「知らなかったわ。でも誕生寺は、違うんじゃないかな~?」
近くに日蓮宗の大本山、清澄寺があり、日蓮が生まれた場所のようです。
千葉出身だったとは、知りませんでした。

そういえば前に、誰のゆかりかもわからないまま、京都の日野誕生院というお寺に行ったことがあります。
行ってから、親鸞のバースプレイスだとわかりました。
偉いお坊さんだって、子供だった頃があるということですね。
(話の流れがよくわからなくなってきましたね、すみません)

◯ いい病院

運転しながら、アズサが「あ、ここ」と声を上げました。
「すごく評判のいい病院なんだって」
亀田総合病院という、大学病院以外での日本最大規模の私立総合病院だそうです。



「静岡にある病院ととここが、全国で1、2位なんだって」
それは知りませんでした。
「川崎では井田病院が評判がいいね」
「ああ、井田にある病院ね」
お互いの地元ネタに花を咲かせながら、この日の宿へと向かいました。

   → その(2)へ続く