風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

仲良し友との近場の休日(三浦 2-1)

2016-05-26 | 神奈川
1日目からの続きです。

〇 ばたばた電車待ち合わせ

ルナちゃんと会った翌日は、友人さっちゃんと三浦散策に出かけました。
「三浦半島1dayきっぷ」を買って、京急の一番前の車両に乗ります。
横浜から快速で向かい、上大岡駅で待ち合わせ。

次の急行でさっちゃんがくるので、それに乗り込もうと、快速を降りたところのベンチに座っていました。
急行の到着アナウンスがありましたが、電車はやって来ません。
(あれ?)と立ち上がり、振り返って見たところ、ずいぶん後ろの方に電車が停まっていました。
あ、急行が来ていたのね。
快速と急行は、車両数が違うことに気づきます。つまり短くなるため、快速の最前列の位置までは来ません。
発車のベルが鳴り始めたのに乗ってこない私を気にして、ホームに降りてきた彼女と一緒に、急いで二人で乗り込みました。

さっちゃんは、熊本在住の浜っ子。いまは里帰り中です。
「京急にくまモンがやってくる」という中吊りを見て「わー、熊本から出たら、くまモンを観なくなると思ったらー」とつぶやいています。
もはや、かの地はくまモンの領土ですからね。

○ ルート地図

この日訪れた場所は、緑の丸のところです。
電車とバスを乗り継いでちょこちょこ移動したため、わからなくなってしまいそうなので、先に載せておきます。



金沢文庫で乗り換えて、まず向かったのが横須賀中央駅。
改札を出ると、目の前に開けるペデストリアンデッキ。
数年に一度くらいしか利用しないため、ここの駅の大きさに毎回新鮮な驚きを感じます。

○ 走水神社

横須賀中央駅からバスに乗り換えて、まずは走水(はしりみず)神社へ。
観音崎には何度もバスで行ったことがありますが、その途中にある走水神社に行くのは初めてです。
私たちのほかにも、何人もの女性が降りました。
女性に人気の場所なのかしら。

バスから降りた人はみんな、まっすぐ神社へと向かいました。
細道なので、自然とまとまって移動することになりますが、鳥居前の狛犬のところでじっくり時間をかける私たちだけ、ほかの人たちから遅れます。
はぐれメタルです(言ってみたかっただけ)。



手水舎のお清めの水は、湧水でした。
確かにこの辺りはおいしい水が湧く場所で、前に近くの給水場で水を汲んでお持ち帰りしたことがあります。
海沿いなのに、塩水ではないのが不思議。

隣には、砂を持ち帰られる砂倉もありました。
興味津々で眺めていたら、通りがかった神社の人に「初めてここに来たの?」と聞かれました。
「はい」と答えると、「社務所に地図があるから、持って行って」と言ってもらいました。

ここには日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の奥さん、弟橘媛(オトタチバナヒメ)が祀られています。
海が荒れて先に進めないため、海の神の怒りを鎮めるために、彼女がここで入水した場所とされています。



石段の下でしゃがんでいる方は、具合が悪いわけではありませんよ。朝の掃除をしている神社の方でした。
拝殿まで登って振り返ると、参道のまっすぐ先に海が見えます。
とてもいい見晴らし。映画のワンシーンみたい。



さらに山の中腹まで登ってみると、弟橘媛命の御歌が刻まれた記念碑がありました。
明治43年に建立されたもので、発起人の中に東郷平八郎や井上良馨、乃木希典の名前がありました。
東郷元帥も乃木将軍も、ここを参拝して、ここからの同じ景色を眺めたんですね。



○ 水雷と河童の神さま

境内に、不思議なものがありました。
これは、大砲?
いえ、明治43年に奉納された、日露戦争戦利品のロシア製機械水雷でした。
水雷というものを初めて見ました!

そういえば、魚雷もありますね。水雷となにが違うのかしら?
調べてみたら、魚形の水雷のことを魚雷というんだそうです。へえ~!



拝殿裏にある水神社では、水の神様を祀っているのかと思ったら、河童が祀られていました。
なぜカッパ?それは河童が水の神の化身だからだそうです。
えっそうなの?いたずらする妖怪かと思っていたら。

○ インラインスケートで行列

いろいろ見どころが多かった神社をあとに、バス停に戻ります。
車道沿いには、漁船が横付けされた、釣り船を出す店や魚料理の小さな店があります。
「地図で”五郎丸”っていうお店を見つけたから、ランチにどうかと思ったんだけど」とさっちゃん。
「海釣り屋かもしれないとおもって、やめておいたんだ」
地図を見ると、五郎丸の近くには次郎丸もあります。釣り船の名前からつけたんでしょうね。



バス停そばの小さな味美食堂の前には、ずらりと行列ができていました。
10人ほど並んでいるうち7人が、インラインスケートを履いたまま、立って待っている男性たちでした。
ローラーの上にいるのに、みんな微動だにしません。うーんすごい。



「あの人たち、脱がずにそのままお店に入るのね~」
小さい店の中に、一度に御一行様全員は収まりきれません。
みんな静かに順番が来るのを待っていました。
評判のお店のようなので、どんな食事が出てくるんだろうと気になりましたが、バスが来たので乗りました。

○ 観音崎をスルー

それほど乗らずに、終点の観音崎で降ります。この辺りは波打ち際の自然公園になっており、夏にはパーキング待ちの大渋滞が起こる場所ですが、冬はそれほど混んでいません。
家族連れもおらず、バイクでふらりとやってきた人が多いようです。
のんびり散策したいところですが、今回はここは目的地ではなく中継地点。
次のバスが来るのを待ちます。

○ 走水神社から叶神社へ

次は、東西の叶神社巡り。
まずは西叶へ。観音崎からバスで終点の浦賀駅まで。

駅前には大きな壁画が飾られていました。
吉田松陰と佐久間象山の顔が描かれています。上手ですね。
東浦賀で初めて幕府の許可を得て旅館を営業した徳田屋跡が近くにあるそうです。

ほかにもいろいろな歴史的モチーフの壁画がありました。描いたのは近くの中学校の美術部部員。
描いた学生たちも、観る私たちも、美術と歴史の勉強になりますね。



○ 南附中ってどこの附属?

久里浜駅行きバスを待っている時、道路向かいの塾に何気なく目をやりました。
(南附中って知らないけど、どこかの附属になる学校があるのかな?)
この辺りに私の知らない大学があるのかと思って、さっちゃんに「ねえ、あれ・・・」と指差してみせると、
「南附中!南高の附属中のことじゃない?」
「あっ、そうか!!」

それは私たちの母校、南高の附属中学校のことでした。
数年前から中高一貫校に変わり、驚きの倍率になっているそうです。
略された文字を見たのは初めてで、全然気がつきませんでした~。
しょうもない卒業生ですね!南高大好き~!(嘘っぽいわねー)



ちなみにサイフロという聞きなれない言葉も出てきてあやしんでいたら、新設されたサイエンスフロンティア高校のことでした。
スーパーサイエンスハイスクールだそうですよ。名前がすごいですね。

○ ペリーの歯医者さん

紺屋町のバス停で降りました。
ここも、降りたのは女性のみ。
そして向かうのはみんな同じ神社。
神社巡りは、今女性に人気なのかしら?

海に面した一の鳥居のそばには、こぎれいな外観の浦賀ペリー歯科がありました。
わー、気になるわ~。ここの歯医者さんには、白衣じゃなくて金ボタンの軍服で治療してほしいわ~。



○ 西叶神社

ここも海からすぐの場所にある神社。
浦賀港の両岸には、二つの叶神社があります。正式名称はどちらも叶神社ですが、西叶神社、東叶神社と呼んで区別しています。
二つの神社の間には湾があり、参拝者は渡し船に乗って行くのです。
西叶神社で頂いた勾玉を東叶神社のお守り袋に入れて持っていると、恋愛運が高まるんですって。
ロマンチック~。女性の訪問者が多いわけです。



拝殿の立派な木彫りに目を奪われます。



天井の木彫りも、一つ一つが緻密で見飽きません。



ここの拝殿からも、参道の突き当たりに海が見えます。
長い間、漁業に携わるこの地区の人々の守り神となってきたのでしょう。



お賽銭箱の上の紙を押さえていた文鎮に目が留まりました。
扇かな?裏返してみると「八幡太郎源義家奉納軍扇模型」と刻まれてあったので、がぜんテンションが上がりました。



「八幡太郎、好きなんだ!」とさっちゃんにアピール。
突然スイッチの入った私に彼女はびっくりしていました。
なんだかラッキーな気分。叶神社の恋愛守りの話よりも熱くなっています。

○ 待ち伏せ仔狛犬





この神社にも狛犬がおり、阿吽をカメラに収めていたところで、さっちゃんが「あ!!」と声を挙げました。
「見て、ここにもいるよ・・・!」
言われてそばに寄ってみると、指差したところには、また違う狛犬がいました。
仔犬です。立って、石段の陰に隠れています。
「うわ、かわゆい~~!!」

こういう遊び心に富んだ狛犬は、あまり見かけません。
前に日光東照宮で見かけて、一人で小躍りしたことがあります。



両側にいました~!
完全に「彼がやってきたら、ラブレターを渡そうっと。はー、ドキドキしちゃう~」と思っている、恋する乙女ですね!



嬉しいわ~。あまりにひっそりと物陰になじんでいて、一人では気がつかなかったかも。
さっちゃん、グッジョブ!あなたももう、狛犬ハンターね!

○ 叶の絵馬

ここの絵馬は、「叶」の一文字。かっこいいし、本当に実現しそう。
時期的にも、合格祈願のものが多かったです。みんなガンバレ!



境内には金毘羅神社、秋葉神社の遥拝所があり、細い石段の上に何があるのか気になって上ってみました。
崖に面した急な階段の両側の手すりは、どちらもグラグラして、全く役に立ちそうにありません。握る方がバランスを崩して逆に危険そう。
でもそれもまた、ワクワクしますよね。



弁天社もありました。庭園が美しくて、きちんと手入れがされているのか、冬なのにきれいな花も咲いていました。



○ 戻ってきた浦賀の渡し

参拝後は、浦賀の渡しに乗って東叶神社へと向かいます。
(渡し船はどれかなあ)と海に目を向けると、探すまでもなく一目でわかりました。
漁船の中でひときわ小さくカラフルな、あれですね。



ちょうど出航して去ってゆくところだったので(ああ~)と思いましたが、またすぐに船は戻ってきました。
(あれ、なにか忘れものかな?)
それは、私たちでした!
私たちの姿を見て、Uターンしてくれたようです。
親切だわ。乗客が集まると動かすシステムなら、時刻表はあってないようなものなんでしょう。

店員10数名の小さな船に、乗客は5名。全員女性でした。
やっぱりここには、恋を叶えたい女子がやってくるのでしょう。



神社と神社の間を結ぶ渡し船。なんてロマンチックなんでしょう。
小舟に乗って、テンションが上がります。



乗っているのはものの数分ほど。あっというまに対岸に着きました。



向こうに見える山のふもとに、今しがた訪れたばかりの西叶神社の鳥居が見えます。



こちら側にも乗客が待っていたので、すぐにまた船は離岸しました。
情緒があるわ~。



こちらは、対岸の浦賀の渡し乗り場。
小さいですが、待合室もあります。



斜め向かいに、古めかしい建物がありました。
徳田屋敷という看板が立っています。
吉田松陰と佐久間象山がペリー来航の折に会って、日本の将来について熱く語った場所。
先ほど浦賀駅前で見かけた絵の舞台です。

動乱の歴史に浸りかけていたら、上でなにやら動く白いものが。
2階で布団を干しているところでした。今でも住んでいる人がいるようです。

その2に続きます。
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仲良し友との近場の休日(横浜 1-2)

2016-05-18 | 神奈川
その1からの続きです。

○ シーガーディアンをスルー

マリンルージュから降りて、山下公園に戻ってきました。
サザンの「秘密のデート」となると、お次はシーガーディアンでしょうか。
これはホテルニューグランドにあるバーのことです。



ニューグランドに入りましたが、レストランの前には人が並んで待っているお昼時。
バーという時間ではないので、シーガーディアンの前を通り抜けて、パティオ(中庭)に出ました。



きれいに刈り込まれた植木の前で、パチリ。



以前、このホテルの神前式の巫女をやっていたので、懐かしさがこみ上げます。
神主さんはお元気かしら。

○ チャイナタウンの中国茶店



食後の散策に、中華街へと向かいました。
休日なので人がたくさん。賑わっています。



華やかな界隈にはいろんな格好をした人がいるので、私たちも群衆の中に溶け込んで目立ちません。
メインストリートを通り抜けて、関帝廟近くにある、ルナちゃん行きつけの中国茶店に向かいました。



日本茶とはまた違う、深みのあるお茶の香りが漂う店内には、中国茶の缶がずらり。
中国に来たような気分になります。



茶葉を買うと、お店の人がサービスにお茶を淹れてくれながら「今日はなにごと?」と聞いてきました。
お店に入ると、さすがに目立っちゃいますか。
「うふふ、ちょっとおめでたいことが」

○ 痛い足つぼのはずが

次に目指すは、台湾式マッサージサロン。
エステが好きなルナちゃん。私の誕生日の時には、インターコンチネンタルホテルでの全身トリートメントでとてもゴージャスな気分を味わわせてもらいました。
私もマッサージで癒しのおもてなしをしたいところですが、今はせっかくきちんと着付けをしてもらっているところです。
そこで、着替える必要がない中国足ツボコースを予約しておきました。



TVでよく取り上げられる場所らしく、店内には何人もの有名人の写真が貼られていました。
痛さのあまり、キャーとかギャーとか叫び声が飛び交っているものと思いきや、みなさん落ち着いていて、静かです。
施術を受けながらスマホをいじっている人もいます。
あれ?



隣同士の椅子に案内されました。
先ほどのお客さんたちは、慣れているから痛がっていないのであって、私たちは「アイタタタタ」と激痛に顔をしかめるんだろうと覚悟して座ります。
はじめこそ、挨拶代わりに(?)痛いツボを押されて「わっ」と言いましたが、その後はちっとも痛くありません。
あれ?

無痛なので、利いているのかよくわからないくらい。
でもひっきりなしに人がやってくる、人気店です。

○ 脳が弱っています

マッサージの後でお茶を頂きながら、施術者に体調説明をしてもらいます。
2人とも「脳が弱ってマスネ」と言われました。
えっ、脳がおだぶつ?(とは言ってない)
それ、まずいんじゃないの?と慌てましたが、どうやら睡眠不足ということのようでした。
あせったわ~。たくさん寝なくちゃ~。

帰りに編み上げブーツを履くと、するっとすんなり脚が通りました。
2人とも「わあ」と思わず声が出ました。効果てきめん、むくみが取れたんですね。
オツムの弱さも治して~。

○ 大さん橋フェスタ

羽が生えたように足が軽くなって、どこまででも歩いて行きたい気分。
そこで、海沿いの道を通って大桟橋まで行きました。



横浜は異国情緒あふれる町ですが、空に続くようなこの木張りの道を歩くと、自分がどの国にいるのか一瞬忘れます。
旅愁に誘われて、停泊している船に乗って海の向こうに旅立ちたくなります。



大さん橋ターミナルから眺める、赤レンガ倉庫とみなとみらい。いい景色です。



この日は「よこはま大さん橋フェスタ」が開催されており、ジャズセッションやピアノの弾き語りが行われていて、にぎやかでした。

○ ロックマンに会う



なんだか目立つ人を発見しました。気になります。
私たちも半分コスプレみたいなものなので、お仲間気分で一緒の写真を撮ってもらいました。



撮ってもらってから「あなたは誰ですか?」と聞いたら(順番まちがえた)、黙って一枚のソフトを見せてくれました。
「あっ、ロックマン!」
ゲームのキャラクターです。



実物を見たのは初めてでしたが、最後まで無言でした。
ゲームをやったことはありませんが、きっと喋らないキャラなんでしょうね。

○ ナイス・クルーズ

ターミナル内に、さりげなくトム・クルーズのパネルがありました。
「わあ、トムだ」「なぜあるんだろうね?」と言いながら、一緒に写真を撮りました。



ふと、トムが何かメッセージを持っていることに気がつきます。
"Have a nice CRUISE."



ご丁寧に、日本語訳も書いてありました。
「よいクルーズを!」
ここからもクルーズ船が出るから、クルーズつながりということね~。

だしの飲み比べにも挑戦しました。
出されたものは、かつお・昆布・あごの3種。
関東でだしといったら、かつおか昆布。
一番なじみが薄いあごだしは、甘みがあっておいしかったです。

だしではなく、この辺りでティータイムにしようと思いましたが、ターミナル内にカフェが無いことに気づきます。
レストランはありますが、お茶の時間はクローズタイム。
見晴らし抜群の場所だから、カフェがあったらいいのに。
そこで、赤レンガ倉庫まで行ってみることにしました。

○ 鍋フェスタ

赤レンガ倉庫でもフェスタ中でしたが、こちらは鍋づくし。
よくわからないけれど、とりあえず写真を撮ってみます。
鍋と袴って、合うような合わないような。



館内では、目下公開中の映画『あぶない刑事』のパネル展示をしていました。
赤レンガ倉庫は、この作品の聖地のような場所ですからね。



ここは中華街並みに人がいっぱいで、どのカフェにも長蛇の列ができています。
いつまで待つのかわからないくらいの人混みに圧倒されて、カフェを探しながら戻ることにしました。

○ カフェさがし

大桟橋近くまで戻ってみましたが、貸し切りなどでどのカフェも入れません。
お店を探しながらゆっくり歩いていると、オープンテラスでお茶をしている人に「はいからさーん!どこ行くのー?」と声を掛けられたりします。

そうしている間に、シルクセンターの前まで戻ってきました。
この建物の隣にあった、こじゃれたマリンレストランは、いつの間にかジョナサンに変わっていました。
「チェーン店だけど、もうここにする?」
「いいよ」と言うかと思いきや、ルナちゃんは
「もっとほかにないかな?シルクセンターの中とか」と言いました。
人がいなさそうな建物ですが、あるかしら~。館内地図を見てみます。
「喫茶・絹っていうのがあるけど・・・」
「ちょっと・・・微妙かもね・・・」
昭和感たっぷりのレトロな名前に、2人で若干ひるみます。

「でも、ジョナサンはジョナサンだしね」
わかっているチェーン店と、知らなさすぎの喫茶店。
どちらにしようかと悩んでも、答えは出ません。
「まあとにかく、どんな喫茶店か、ちょっと行ってみようか」

地下にあるということで、階段をトントン降りていくと、ますますひとけがなくなり、フロア全体がシーンとしています。
開いているお店がなさそう。ゴーストタウンならぬゴーストビルディング・・・外はにぎやかな観光地なのに、資格のような不思議なところ。
みなさん、一度彷徨いこんでみてください。

○ 喫茶・絹

そして探し当てました。喫茶・絹!
純喫茶かと思いましたが、ちょっと違います。
スナックみたい。スナックですよね。スナック知らないけど。



るなちゃん、泣いてるの?お店の前でうれし泣き?
入り口からは中の様子はわかりません。
チープさとディープさが混ざっている気がムンムンします。
まあ、二人だし、いっか。
勇気を出して中に進みました。



おずおずと店内に入ると、中は意外に広く、入り口近くにいた男性4名のグループが「いらっしゃい、お茶?」と声をかけてくれました。
あまりに気さくに話しかけてくれたので、お店の人たちが休憩中なんだろうと思います。
「ええ、入っていいですか?」
「大丈夫じゃない?私たちもだから」
おや、と思って奥に目をやると、カウンターの向こうにひっそりと年配の女主人がいました。



あ、皆さん、お客さんだったんですね。
店内には大きなカラオケ機械があります。
カウンターには男性が一人いて、新聞を読んでいました。



カウンターの男性にドリンクを出してから、女主人が私たちのテーブルに来て「注文、何にします?」と聞きました。
「メニューはありませんか?」と聞くと、「ないのよ~」とのこと。
えっ、ないの?ないの?(心の中で繰り返す)

予想外の答えにまたもやひるみながら、「ええと、じゃあ、コーヒーを」「私は紅茶を」とお願いします。
一見さんなのに、常連みたいなオーダーをすることになるなんてー。
本当はココアが飲みたかったのですが、それを聞く勇気はありませんでした。

おそらく普通のリプトン茶が出てきましたが、メニューがないので、お会計時まで値段は不明。
(ぼったくりカフェってあったっけ?バーだけだっけ?)とちらっと考えます。

大桟橋や赤レンガ倉庫とは全然雰囲気が違う、リアルなディープさをお茶と一緒に味わいました。
お店を出て「なんかすごい場所だったね」と顔を見合わせて笑います。
さっきジョナサンに入っていたら、このインパクトは味わえなかったわ。
何事も、無難な方ばかりを選んでいてはいけませんね。
ルナちゃんの勇気ある(?)発言に、感謝です。

○ はいからさん終了



絹の上の中2階にある横濱着物ステーションに戻り、私服姿に戻ります。
スタッフの方に見送られて、お店を後にしました。
袴姿でのそぞろ歩き、楽しかったなあ。

外に出るともう夕方。そろそろ夕食の時間です。
「中華街にはさっき行ったし、なんか中華って気分じゃないなあ」
「モトヤはどう?」
「いいね、そうしよう」

○ 元町モトヤへ

モトヤとは、元町にあるパンケーキ屋さん。
いつ行っても行列ができている人気店です。
久しぶりに行ったら、外観が少し違っていました。



「あれ、入り口がちょっと変わったね」
「オープンテラスも屋根つきになったね」
行列はありませんでしたが(まだ夕食には時間が早いせいかな)と思い、中に入りました。



○ つるつるのパンケーキ

メニューを渡されて、パンケーキを選びます。
「全粒粉か、そうでないか」をチョイス。
あれ、前は全粒粉じゃなかった気がするけれど?
と思いながらも、口にはせずにオーダーしました。

つるつるの、きれいなパンケーキがやってきました。
私は熟成ソーセージとベーコン、ルナちゃんは国産チキンのグリル。



○ 見知らぬ店名

食事を済ませてレジ台に行くと、目の前にショップカードが置いてありました。
カードには「Pancake Ristorante(パンケーキ・リストランテ)」と書かれていました。
えっ?

レジ打ちの店員さんに尋ねます。
「あの、ここ、モトヤじゃないんですか…?」
我ながら変な質問だと思いましたが、店員さんは
「あー、前はそのお店だったようですね」と言いました。
「え?ここは変わったんですか?」
「はい」



「店名が変わったとかじゃなくて、お店自体が変わったんですか?」
「自分はこの店になってからですが、そうだって聞いてます」
なんということでしょう。モトヤではなくなっていました。
新しいお店になったので、オープンテラスを改築したんでしょう。

えー、聞いていなくってよ~。ビックリです。
このことをまだ知らないお店のファンも多そう。
私もカードの文字を見なければ、気がつかないままだったでしょう。

○ 元町・中華街駅



お店から、みなとみらい線の元町・中華街駅まではすぐ。
お互い東急沿線住まいなので、電車に乗ってしまえば家まですぐです。
始発駅なので、空いている電車に乗り込みました。



こうして今回のサプライズは、無事に終了。
予想外のことも起こって、それもまた楽しめました。
なじんだ地元横浜で、普段とはちょっと違う非日常感を味わった一日でした。

翌日に続きます。
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仲良し友との近場の休日(横浜 1-1)

2016-05-17 | 神奈川
○ prologue

日本大通り駅で待ち合わせ。
私はちょっと早く着いたので、辺りを散歩しました。
横浜スタジアムまで行ったら、なんだか賑やか。
野球少年たちがずらっと勢ぞろいしていました。
「神奈川県少年野球フェスティバル」があったようです。




シルクセンター 横浜に住んだ時からずっと知ってはいましたが、いつも通り過ぎるだけで、実は入ったことがない




銅像 ○の木が植えてある



初めて足を踏み入れることに。
「中地下なんですよ」
うろうろ。休日午前中のためか、まったくひと気がありません。
ようやく、一番奥にあるきものレンタルの店「横濱きものステーション」を見つけました。



店員さんが一人、予約した私たちを待っていてくれました。
去年末にできたばかりのこのお店。大桟橋が近いので、クルージングの船が寄港した時に、海外の人が良く利用するそうです。




小さな店舗スペースながら、色とりどりの着物がきれいに並んでいました。



髪飾りも素敵です。



女性物が一番多いですが、他にも男性もの、子供の着物も。

男性の和装も、こう見るといろいろな柄やアクセサリーがあって、おしゃれですね。





まずはこの中から、自分が来てみたいものを選びます。

振袖や訪問着もありますが、冬なので寒いかなと思い、袴を予約しました。
ルナちゃんは「この緑の袴が気になります」「それにはこの桜柄が合いますね」「じゃあそれで」と、あっさり決まりました。

そばでそのやりとりを聞いていて、びっくり。
「もう決まったの?はやいね!」
思えば彼女はいつも決断が速く、レストランでもすぐにメニューを閉じるタイプ。
対する私は優柔不断でいつまでも決まらず、ウェイトレスさんを読んで、テーブルまで来るその数秒で決めるというドタバタタイプ。

時間の使い方が違うわ~。
まずは彼女が着付けをすることになったため、考える時間はじっくりありました。

そして決めたのは、ルナちゃんと対になるような色合いのもの。
黄色は自分ではめったに着ない色ですが、こういう時にはプロの意見を聞くことにしています。
というわけで今回は、黄色にしました。

巫女をやっていたときには、一人で着替えをしていたため、着る着物が決まったらあとはすぐと思いましたが、ここではしっかりとスタッフの方が着付けをしてくれます。
本格的に和装の着付けをしてもらい、それに袴をはいたため、かなり動き回っても着くずれしないちゃんとした袴姿になりました。

るなちゃんはかわいい女学生に変身しました。



スタッフの方に送り出されて、山下公園に向かいます。
石畳を編み上げブーツで歩いて行くと、文明開化気分になります。



さすがに人の目を感じます。
歌姫ルナちゃんは、ライブではステージ衣装を着こなしますが、屋外ではあまりそうしたことはしない様子。
「なんか恥ずかしいね」と緊張気味です。
まあ、着物レンタルがある以上、こういう人も時々いるでしょう。それにもう少ししたら、卒業式シーズンですからね。



ガチガチ固くならないように「じゃあちょっと早い卒業式ってことにしよう」と設定を決めました。
「何から卒業するの?」当然の突っ込みが入ります。うーん。
「この支配から!」
「オザキじゃん!」
笑って緊張が解けました。



天気のいい日で、カモメものんびり休んでいます。



山下公園にはマリーンルージュ号が停泊しています。



これに乗船しました。
前に、マリンシャトル号に乗って、一緒に横浜の花火を眺めたことがありますが、マリンルージュに一緒に乗るのは初めて。



窓際席に通してもらい、ゆっくりと出港します。

天気がいい日で、空も海もきれい。よかったわ~。
マリーンルージュは、途中のぷかり桟橋からも乗客を入船させて、沖へと繰り出しました。





パシフィコ横浜を海から眺めます。



海を眺めてのランチ。彼女はお肉、私は魚。
開港気分で、ナイフとフォークを握りました。



久しぶりに会うため、話すことはたっぷりあります。



クルージングは灯台を越えて湾の外に出ていきます。



じきに、ベイブリッジが近づいてきました。



「わあ、下を通るね」



つい息を止めます。




デザートまで美味しかったです。




コースを頂いた後は、デッキに出てみました。
天気はいいものの、風が強い日で、袴があおられます。



キャー。でも展望デッキには誰もいなかったため、私たちでジャックできました。
見下ろすと、一つ下のデッキの先にはカップルがおり、寒さを感じていないほどラブラブくっついていました。
「マリーンルージュだからね~」



岸が近づいてきたので中に戻ると、サザンの「秘密のデート」が流れていました。
横浜湾内の遊覧船には、ほかにマリーンシャトルもありますが、あの歌のおかげですっかりマリーンルージュが有名になったようです。
大黒ふ頭も見たし~。



その2に続きます。
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