その1からの続きです。
● 根岸の丘から山手の丘へ
南京墓地を出て、ふたたびバス通り沿いに歩きました。
どんどんまっすぐ歩いていくと、山手の丘にさしかかります。
フェリスの辺りに差し掛かったあたりから、(今日はなんだかずいぶん人が多いな)と思うようになりました。
車道脇の歩道を、人が切れずにずっと列を作って歩いています。
そして、ほとんどの人が、仮装をしています。
「あ、そういえば今ってハロウィンだったね!」
ようやく気がつきました。
山手では、いつもハロウィンの仮装をして、洋館巡りをするというイベントが行われます。
その日だったのね~。うわー残念!
人が混んでいるときに来たから残念という意味ではありません。
仮装していないことが悔やまれるのです!
だって、ほとんどの人が楽しく仮装している中に、普通の格好でいるなんて、無粋極まりませんから!
そんな自分がイヤ~!
● ハロウィンウォーク
それにしてもすごいことになっています。
日常からかけ離れた別世界にきたみたい。
渋谷の若者コスプレ騒ぎとは違う、子供メインのイベント。
子どもたちは仮装が板についており、ポージングもとり慣れています。
大人も控えめながらハロウィンの仮装で、みんな上手に着飾っていて、こなれた感じ。
全体的に品が保たれています。
● 山手の洋館巡り
山手の丘にある西洋館は、山手111番館、横浜市イギリス館、山手234番館、エリスマン邸、ベーリック・ホール、外交官の家、ブラフ18番館の8つ。
この8つの洋館が「山手西洋館ハロウィンウォーク」というイベントを毎年開催しています。
ブラフ18番館の庭には、8つの西洋館のミニチュア版があります。
● ホームパーティ風
普段でも季節折々のテーマごとにコーディネイトされた中を見学できるようになっている洋館。
ハロウィンの内装も、気合が入っています。
フルーツや花をふんだんに使った、華やかなホームパーティ風。
外国のお宅にお邪魔しているみたい。
あっ、妖精が前を通った。
こちらは外交官の家。
● ゴシック調
ベーリック・ホールはゴシック調。
黒いテーブルクロスの、大人びたゴスロリの世界です。
あっ、とんがり帽子の妖精がいた。
洋館は、とっても絵になります。
洋館はそれぞれのテーマでハロウィン仕様になっており、どこを見てもインスタ映えする場所ばかり。
山手本通りを歩いていると、楽しそうにパーティをしている人たちがいました。
うーん、夢のような光景ですが、現実です。
● いるか亭
私たちもお茶をしたくなりましたが、チェリーサンドが有名な洋館カフェ、えの木亭は、予想通り大人気。
外から眺めるだけにしました。
根岸のドルフィンも山手のえの木亭も、どちらもすてきなカフェ。
前に別の友達が、どちらかのお店の話をしようとして「あの有名な"いるか亭"がね」と口走ったので、笑ってしまいました。
「名前が混ざってるよ!」
二つのお店の間にいるか亭を建てたら、ギリギリどちらの店にも怒られず、なんとなく両店をイメージさせる効果もあって、人気が出そうな気がします!(あざとい)
● 坂の下の弓道場
いろいろと巡ってきた洋館も終わりになり、ずっと人の流れが切れないので、そろそろ道をそれることにしました。
横浜外国人墓地隣の元町公園に降りる貝殻坂を下っていきます。
(この日は、横浜の4つあるうちの3つの墓地を見たことになります)
エリスマン亭を眺めながらどんどん下に降りていくと、茂みの向こうに弓道場が見えました。
えー、こんなところに?
この道を通るのは初めてだったので、新たな発見でした。
元町公園プールは、夏のみの営業。今は閉鎖されて静かです。
塗装発祥の碑なるものがそびえたっていました。
それから、ジェラール水屋敷地下貯水槽の前を通りました。
先ほど訪れた南京墓地の地蔵王廟の瓦を作ったジェラールさんの、フランス瓦煉瓦製造工場があった場所です。
コイが泳ぐ山手の湧き水を見て少し進むと、もう元町商店街。
にぎわう元町通りに裏から入って、何食わぬ顔をしてショッピングする人々に混ざります。
● 重慶飯店飲茶
山手でお茶をしそこなったので、この辺りでティータイムにしたいところ。
中華街の重慶茶樓本店に向かいます。
ハロウィンで盛り上がる山手の賑わいとはがらりと変わって、静かな空間。
ここで飲茶にしました。
さすがは老舗、サービスが行き届いています。
お茶をポットでおかわりして、たっぷりいただきました。
● 夕暮れの山下公園
飲茶後、中華街を抜けて山下公園へ。
秋バラがきれいに咲いていました。
一年中咲くようにしているんでしょうね。
ちょうど夕暮れ時にさしかかり、空の色が茜色に代わっています。
見慣れた景色も特別な色を帯びる、マジックアワー。
氷川丸を眺めてふりかえると、長い耳を垂らした2匹の犬を連れたおじさんが、ゆっくりと前を歩いていきました。
ハッシュパピーのわんこ!!
ハッシュパピーは犬種名かと思っていたら、あの犬はバセット・ハウンドっていうんですね。
スヌーピーがビーグルだと知った時と同じ驚きがありました。
美しく手入れされている公園の芝生。
赤いコキアがきれいでした。
● 赤い靴の少女
いつも誰かが占領している公園のベンチが珍しくあいていたので、座って一休み。
そのうちに夕日が沈み、辺りは暗くなってきました。
左側にみなとみらいと大桟橋、右側に氷川丸を臨む、赤い靴の少女像。
なかなかのベストポイントに座っている彼女。
少しずつ変わりゆく横浜の港を、静かに眺めています。
● HARIBOベア
公園内にあるナチュラルローソンの中に、黄色いクマがいました。
黄色いクマといったらプーさん?でもどこかにもう一匹いたような…。
ちゃんとロゴが入っていました。
HARIBOのゴールドベアではないですか。
売られていたのは人気フレーバーで、ヨーロッパ人が大好きなタイヤ味の真っ黒な「シュネッケン」はありませんでした。
(残念というか当然というか...)
● スタバのカップ
そこから赤レンガ倉庫を超えて関内まで歩き、駅のそばのスタバに入りました。
「店内で」と言うと「カップで飲まれますか?」と聞かれました。
よくわからないまま「はい」と答えると、いつものプラスチック容器ではなく、陶器のカップに淹れて出してくれました。
わあ、こっちの方がおいしそう。
日本でもプラ撲滅運動が徐々に広まってきているので、スタバでは店内利用の人にカップで出すようになったのでしょうか。
どうやら店舗に寄るようですが、プラよりはやっぱりセラミックの器で飲んだ方がおいしいですね。
● epilogue
ゴールは関内駅。改札前で友人とお別れしました。
この日は、山手駅から根岸の丘に上がり、山手の丘を通って元町と中華街を抜けて、関内駅まで歩きました。
この辺りは横浜でもとっても素敵な界隈。楽しい散策コースです。
今回は、横浜の外国人墓地をたくさん巡れた上に、山手の本格的なハロウィン行事を見ることができました。
横浜、いい町です。歴史のお勉強もできた一日でした。
● 根岸の丘から山手の丘へ
南京墓地を出て、ふたたびバス通り沿いに歩きました。
どんどんまっすぐ歩いていくと、山手の丘にさしかかります。
フェリスの辺りに差し掛かったあたりから、(今日はなんだかずいぶん人が多いな)と思うようになりました。
車道脇の歩道を、人が切れずにずっと列を作って歩いています。
そして、ほとんどの人が、仮装をしています。
「あ、そういえば今ってハロウィンだったね!」
ようやく気がつきました。
山手では、いつもハロウィンの仮装をして、洋館巡りをするというイベントが行われます。
その日だったのね~。うわー残念!
人が混んでいるときに来たから残念という意味ではありません。
仮装していないことが悔やまれるのです!
だって、ほとんどの人が楽しく仮装している中に、普通の格好でいるなんて、無粋極まりませんから!
そんな自分がイヤ~!
● ハロウィンウォーク
それにしてもすごいことになっています。
日常からかけ離れた別世界にきたみたい。
渋谷の若者コスプレ騒ぎとは違う、子供メインのイベント。
子どもたちは仮装が板についており、ポージングもとり慣れています。
大人も控えめながらハロウィンの仮装で、みんな上手に着飾っていて、こなれた感じ。
全体的に品が保たれています。
● 山手の洋館巡り
山手の丘にある西洋館は、山手111番館、横浜市イギリス館、山手234番館、エリスマン邸、ベーリック・ホール、外交官の家、ブラフ18番館の8つ。
この8つの洋館が「山手西洋館ハロウィンウォーク」というイベントを毎年開催しています。
ブラフ18番館の庭には、8つの西洋館のミニチュア版があります。
● ホームパーティ風
普段でも季節折々のテーマごとにコーディネイトされた中を見学できるようになっている洋館。
ハロウィンの内装も、気合が入っています。
フルーツや花をふんだんに使った、華やかなホームパーティ風。
外国のお宅にお邪魔しているみたい。
あっ、妖精が前を通った。
こちらは外交官の家。
● ゴシック調
ベーリック・ホールはゴシック調。
黒いテーブルクロスの、大人びたゴスロリの世界です。
あっ、とんがり帽子の妖精がいた。
洋館は、とっても絵になります。
洋館はそれぞれのテーマでハロウィン仕様になっており、どこを見てもインスタ映えする場所ばかり。
山手本通りを歩いていると、楽しそうにパーティをしている人たちがいました。
うーん、夢のような光景ですが、現実です。
● いるか亭
私たちもお茶をしたくなりましたが、チェリーサンドが有名な洋館カフェ、えの木亭は、予想通り大人気。
外から眺めるだけにしました。
根岸のドルフィンも山手のえの木亭も、どちらもすてきなカフェ。
前に別の友達が、どちらかのお店の話をしようとして「あの有名な"いるか亭"がね」と口走ったので、笑ってしまいました。
「名前が混ざってるよ!」
二つのお店の間にいるか亭を建てたら、ギリギリどちらの店にも怒られず、なんとなく両店をイメージさせる効果もあって、人気が出そうな気がします!(あざとい)
● 坂の下の弓道場
いろいろと巡ってきた洋館も終わりになり、ずっと人の流れが切れないので、そろそろ道をそれることにしました。
横浜外国人墓地隣の元町公園に降りる貝殻坂を下っていきます。
(この日は、横浜の4つあるうちの3つの墓地を見たことになります)
エリスマン亭を眺めながらどんどん下に降りていくと、茂みの向こうに弓道場が見えました。
えー、こんなところに?
この道を通るのは初めてだったので、新たな発見でした。
元町公園プールは、夏のみの営業。今は閉鎖されて静かです。
塗装発祥の碑なるものがそびえたっていました。
それから、ジェラール水屋敷地下貯水槽の前を通りました。
先ほど訪れた南京墓地の地蔵王廟の瓦を作ったジェラールさんの、フランス瓦煉瓦製造工場があった場所です。
コイが泳ぐ山手の湧き水を見て少し進むと、もう元町商店街。
にぎわう元町通りに裏から入って、何食わぬ顔をしてショッピングする人々に混ざります。
● 重慶飯店飲茶
山手でお茶をしそこなったので、この辺りでティータイムにしたいところ。
中華街の重慶茶樓本店に向かいます。
ハロウィンで盛り上がる山手の賑わいとはがらりと変わって、静かな空間。
ここで飲茶にしました。
さすがは老舗、サービスが行き届いています。
お茶をポットでおかわりして、たっぷりいただきました。
● 夕暮れの山下公園
飲茶後、中華街を抜けて山下公園へ。
秋バラがきれいに咲いていました。
一年中咲くようにしているんでしょうね。
ちょうど夕暮れ時にさしかかり、空の色が茜色に代わっています。
見慣れた景色も特別な色を帯びる、マジックアワー。
氷川丸を眺めてふりかえると、長い耳を垂らした2匹の犬を連れたおじさんが、ゆっくりと前を歩いていきました。
ハッシュパピーのわんこ!!
ハッシュパピーは犬種名かと思っていたら、あの犬はバセット・ハウンドっていうんですね。
スヌーピーがビーグルだと知った時と同じ驚きがありました。
美しく手入れされている公園の芝生。
赤いコキアがきれいでした。
● 赤い靴の少女
いつも誰かが占領している公園のベンチが珍しくあいていたので、座って一休み。
そのうちに夕日が沈み、辺りは暗くなってきました。
左側にみなとみらいと大桟橋、右側に氷川丸を臨む、赤い靴の少女像。
なかなかのベストポイントに座っている彼女。
少しずつ変わりゆく横浜の港を、静かに眺めています。
● HARIBOベア
公園内にあるナチュラルローソンの中に、黄色いクマがいました。
黄色いクマといったらプーさん?でもどこかにもう一匹いたような…。
ちゃんとロゴが入っていました。
HARIBOのゴールドベアではないですか。
売られていたのは人気フレーバーで、ヨーロッパ人が大好きなタイヤ味の真っ黒な「シュネッケン」はありませんでした。
(残念というか当然というか...)
● スタバのカップ
そこから赤レンガ倉庫を超えて関内まで歩き、駅のそばのスタバに入りました。
「店内で」と言うと「カップで飲まれますか?」と聞かれました。
よくわからないまま「はい」と答えると、いつものプラスチック容器ではなく、陶器のカップに淹れて出してくれました。
わあ、こっちの方がおいしそう。
日本でもプラ撲滅運動が徐々に広まってきているので、スタバでは店内利用の人にカップで出すようになったのでしょうか。
どうやら店舗に寄るようですが、プラよりはやっぱりセラミックの器で飲んだ方がおいしいですね。
● epilogue
ゴールは関内駅。改札前で友人とお別れしました。
この日は、山手駅から根岸の丘に上がり、山手の丘を通って元町と中華街を抜けて、関内駅まで歩きました。
この辺りは横浜でもとっても素敵な界隈。楽しい散策コースです。
今回は、横浜の外国人墓地をたくさん巡れた上に、山手の本格的なハロウィン行事を見ることができました。
横浜、いい町です。歴史のお勉強もできた一日でした。
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