風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

神奈中バスGW10日間フリーパスの旅 6-2(伊勢原)

2019-06-27 | 神奈川
その1からの続きです。

● 山中の仁王門

日向薬師の参拝を終えて、脚を滑らせないように気を付けながら、雨でぬれた石段をそろそろと降りていきました。



ここで転んだら、かなり痛いですよね。
山を下りていくと、木立の中になにか建物が見えてきます。



楼門造りの立派な仁王門でした。
火事で焼失後、天保4(1833)年に再建された江戸時代のものだそうです。



● 赤い仁王様

大迫力の赤い仁王像が護っています。
伊勢原市内唯一の金剛力士像。
作者は鎌倉仏師の後藤慶明。子の慶広と孫の運久が彩色したそう。
3世代の手によって生まれた仁王様なんですね。



仁王様と同じように手のひらを向けたら、仲良しの「ヤア」みたいになりました。
ヤア、やってきたよ。
オウ、よくきたな。
みたいな。



● 頼朝と衣裳場

なおも下へ降りると、参道の入り口にたどり着きました。
「悪天候の時には終日閉門」と書かれていますが、入れちゃいましたね。。



衣裳場(いしば)の説明板がありました。
1194年(建久5年)8月8日に、源頼朝が危篤状態の娘の病気平癒祈願のために、日向薬師を参詣しています。
彼が旅装から白装束に着替えた場所なので「衣裳場(いしょうば)」と呼ばれたのが、訛って「いしば」になったそうです。

薬師如来の加護を願った頼朝でしたが、娘の大姫は助からず、20歳で早世してしまいます。
残念なことに、天下の将軍の願いも通じませんでした。
ううう、涙。
弟の義経にはつらくあたった頼朝でしたが、娘を案じるいい父親だったようですね。

● 日向渓谷



参道入り口には仏像が並んでいます。
どれも苔むしており、時代を感じさせるものばかり。



渓谷にはきれいな水が流れていました。
春から秋にかけて、ここでマス釣りが行われるそうです。

● 白髭神社と高麗神社

近くの白髭神社をお参りしました。
かつては日向神社といったそうです。



朝鮮半島の三国時代に高句麗が新羅に滅ぼされ、大勢の高句麗の王族が日本に渡来してきました。
この神社は、この地にやってきた高句麗の王族、若光を祀っているとのこと。

若光は、その後日向から武蔵国の日高に移りました。
以前訪れたことがある、埼玉県日高市の高麗神社や高麗山聖天院でも、彼を祀っています。
伊勢原の山中にも、彼ゆかりの場所があるとは思いませんでした。   



道端の相体道祖神。癒されるわ~。

● 朝どれ野菜



山々に囲まれた辺り。緑いっぱいの、すがすがしい光景です。



ここでは農作業が営まれ、道端にはいろいろな野菜の無人販売コーナーがあります。
朝どれタケノコや絹さや、キャベツやネギなど。
でも、どれもみんな売り切れており、ガランとしていました。
まだ昼過ぎなのに~!



辺りは何を食べてもおいしく感じられそうな、澄んだ空気に満ちていました。

● [10本目] 「日向薬師」⇒「伊勢原駅北口」

10本目は、14:40「日向薬師」発「伊勢原駅北口」行きの [伊20]系統。

途中で、大山がきれいに見渡せるポイントがありました。
雨はすっかり上がっていい青空になり、山々は日光に照らされていました。 



終点の伊勢原駅に戻ります。
大山参拝の時に訪れる場所なので、なつかしさを感じます。

● [11本目] 「伊勢原駅北口」⇒「平塚駅北口」

11本目は、15:15「伊勢原駅北口」発「平塚駅北口」行きの [平90]系統。 
またもや平塚八幡宮の前を通りました。
ここは車をお祓いする時の入り口です。



終点の平塚駅に着くと、次の茅ヶ崎行きはちょうど出たところでした。
20分後に次のバスが来ます。それまで少し駅を歩いてみようと、反対側になる海側の南口に行ってみました。
平塚駅ではいつも乗り換えがスムーズだったので、これまで駅の建物に入ることさえなかったのです。  



JR改札そばの東海道浮世絵。
このこんもりと丸い山が面白いですよね。
高麗山だそうです。やっぱり高麗にゆかりの地名があるんですね。
そういえば、湘南平の正式名称は、高麗山公園というのでした。
その奥に見えるのが、われらが富士山です。

● 人魚像と噴水

駅構内には、七夕のモニュメントがありました。
毎年7月に大々的に開催されるお祭りです。



海側の南口には噴水広場があり、人魚の像と噴水がありました。
人魚の像といったら、コペンハーゲンの人魚姫。
去年、ポーランドのワルシャワでも、町を護る強そうな人魚像を見ました。
日本の人魚像って、あんまり見ない気がします。



もう山中のお寺の参拝は済んだのに、今になって日差しが強くなってきました。
雨にぬれていた傘も、もうすっかり乾いています。

● [12本目] 「平塚駅北口」⇒「茅ヶ崎駅」

12本目は、16:05「平塚駅北口」発「茅ヶ崎駅」行きの [茅06]系統。
再び相模川を渡ります。
行きのどんよりと暗くて重い雲り空とはうって変わって、明るい晴れやかな景色が開けていました。

 

川の色もきれいです。
大山がきれいに見えるのはこの辺りまで。ここで別れを告げます。



● チガサキ・イズ・マイ・キモン

20分に茅ヶ崎着。いつもうまくいかない場所なので、今回も一筋縄ではいかないだろうと構えてしまいます。
案の定、スムーズな乗り継ぎはできず、次のバスまで35分待ち。
直行便もありますが、それだと50分待ちになるため、より早く来る「文教大学」行きに乗り、途中で乗換えることにします。


日に日に増えていくマンホールコレクション


茅ヶ崎は、なぜこんなにバスが少ないんでしょう。

「ジョージア・オン・マイ・マインド(わが心のジョージア)」という名曲がありますが、私の場合は
「チガサキ・イズ・マイ・キモン(茅ヶ崎は私の鬼門)」と言い換えたい気持ち。
予想よりも帰り時間が遅くなりそうですが、まあがんばってみましょう。

平塚、茅ヶ崎ともに湘南地方ですが、どちらも海岸は駅から近くありません。
今回訪れなかった藤沢や辻堂も、同じ感じです。
バスが走っているものの、1時間に1本レベルの本数の少なさ。

せっかくここまで来ても、海岸が見られないのは残念ですが、みんなはあんまりそう思わないのかしら。
観光客は、バスでビーチに行ったりしないもの?
タクシーで?歩きで?謎です。

● [13本目] 「茅ヶ崎駅」⇒「小出小学校前」

13本目は、16:55「茅ヶ崎駅」発「文教大学」行き。 

(建物の上に象がいる~!)と目を見開いて注目します。
そこはヘーベルハウスの展示場でした。目立つわ~。



sunny side storeという、入りたくなるような、オサレなお店の前を通りました。
カフェバーかと思ったら、床屋さんだそうです。



前回は「大辻」のバス停で乗り換えのために降りましたが、そこには次に乗りたかった「湘南台駅」行きは来ないと判明。
それに気づかず、やってきた「ライフタウン」行きに乗って、混乱したわけです。
やはり一つ向こうの「小出小学校前」まで行かないといけなかったので、今度は間違えずに降ります。

● [14本目] 「小出小学校前」⇒「湘南台駅西口」

14本目は、17:26「小出小学校前」発「湘南台駅西口」行きの [湘17]系統。
「大辻」で待っていた時には、とても寒い中、バスは20分以上来ませんでした。
今回は6分後に乗り換えバスが来ました。さほど待たずに済むのが一番です。

● 駅前散策

湘南台駅に着き、反対側の東口に急いで行きましたが、次のバスは来ていませんでした。
前回、待たずにちょうど乗り換えできたのは、たまたまだったみたい。
到着予定は15分後です。

そこで、もう一度西口に戻って、バスセンターを眺め回しました。
神奈中ご自慢の、2両連結のバス車両はありません。
ここから慶応大学(SFC)に向かうバスは2両連結だと聞きましたが、先ほど普通車両のSFC行きを見かけたので(ほんとかな?)疑惑が出ています。
授業がない祝日には、普通のサイズになるのかも。



それから再び東口に行き、辺りを散策します。
すると、ステンレスの森に迷い込んだような、大きなモニュメントがありました。
めちゃめちゃ目立つ、この建物は市民文化センターです。
湘南台自体新しい町なので、こういった斬新なオブジェがあるんでしょうね。

● [15本目] 「湘南台駅東口」⇒「横浜薬大南門」

15本目は、18:13「湘南台駅東口」発「ドリームハイツ」行きの [湘27]系統。 
夕暮れ時になってきました。雨に洗われたきれいな空なので、夕焼けもきれいです。

10分ちょっと乗って「横浜薬大南門」で降ります。バスを乗り換え。
中学生っぽい部活帰りの学ラン姿の男の子がいたので、横に立ちます。
あかね空の下、トトロ状態で二人でバスを待ちました。



● [16本目] 「横浜薬大南門」⇒「戸塚バスセンター」

16本目は、18:29「横浜薬大南門」発「戸塚バスセンター」行きの [戸50]系統。
バスの中で、ルートマップを開いて確認します。 
「ライフタウン」と「ドリームハイツ」はそう遠くない場所にありました。
私ならごっちゃになるわね~。

快調に戸塚駅着。
今日は東西移動を迷わずに成功できました!

● [17本目] 「戸塚駅東口」⇒「保土ケ谷駅東口」

17本目は、19:07「戸塚駅東口」発「保土ケ谷駅東口」行きの [戸38]系統。 

戸塚まで来たら、その先はもう勝手知ったる安心のルート。
保土ヶ谷駅に着いた辺りで、ポツポツと小雨が降り出しました。
今日は本当に降ったりやんだり。

● [18本目] 「保土ケ谷駅西口」⇒「新横浜駅前」

18本目は、20:08「保土ケ谷駅西口」発「新横浜駅前」行きの [121]系統。 

新横浜行きでは運ちゃんのすぐ後ろの一人用席に座りました。
運転席が少し見えます。暗い中で見ると、ちょっとしたコックピットのようです。



JR横浜羽沢駅の辺り。人が乗れない、貨物駅です。
建設中の相鉄線・羽沢横浜国大駅と隣接した場所になります。
昼間は殺風景ですが、夜になると歩道に沿って長く続くライトがきれい。



● 新横浜の女性群

そして新横浜駅に到着。
薄暗くてわかりづらいですが、駅ビルキュービックプラザを正面から見ています。



ものすごい数の人が行列になって駅へ向かっていきました。
99%が女性です。
でも、特に驚きません。この辺りでは時々起こる現象です。



今日は、横浜アリーナでアイドルのライブがあったのでしょう。

● 今日の乗車データ

この日は神奈中バスに18本、正規運賃4750円分、乗りました。
乗車時間は420分で、歩数は22826歩でした。
420分ということは、7時間バスに乗っていたということですね。
我ながら、乗りすぎ~!お尻がどうにかなっちゃうわ!

● 実際のタイムテーブル



令和初の参拝寺院は、日向薬師でした。
薬師如来パワーで、健康な時代を送れますように。
不思議な水の蒸発体験が、心に残りました。

7日目に続きます。



神奈中バスGW10日間フリーパスの旅 6-1(伊勢原)

2019-06-26 | 神奈川
5日目からの続きです。

● 翌日の行き先検討中

予想以上に大雨になった、令和初日の夜。
翌日は、どこに行こうかと考えます。

新横浜スタートの私にとって、大きな経由地は「鶴間」か「保土ヶ谷」。
北方面に行くときには「鶴間」、南方面に行くときには「保土ヶ谷」を通ります。

前日「鶴間」を経由したので、翌日は「保土ヶ谷」経由にしたいなあ。
同じルートばかりだと飽きてしまうため、テンションを保つことも大事です。
自分の気持ちひとつで続けているバス旅ですから。

翌日は、伊勢原の日向薬師(ひなたやくし)に行きたいと思います。
ただ、天気予報によっては、雨降りになっています。

日向薬師周辺では
、ハイキングをしようと計画しています。
しかし雨の中、ずぶ濡れになって山を歩き回るのは避けたいところ。
晴れたら保土ヶ谷経由で伊勢原に、雨なら鶴間経由で丹沢湖方面に行こうと決めて、寝ました。

● 今日からリュック

翌日は雨が上がり、晴れ上がりました。
昼近くにひと雨降るようですが、バタバタの朝に細かく悩む時間はありません。
もう「日向薬師にゴー!」に決めちゃいます。

10連休も、後半戦に入りました。
これまで肩掛けバッグを持ち歩いていましたが、この日はリュックに変えてみました。
バッグだとずっしりと重いのです。
重いのは、テープコーティング済みのルートマップ2冊、タブレットPC、ペットボトル、そして折り畳み傘。
バスにたくさん乗るので、あとで記憶がごちゃごちゃにならないように、メモ帳代わりにタブレットPCを持ち歩いています。

それらを両肩掛けで背負ったら、一気に軽くなりました。
普段リュックはあまり使いませんが、最初からこうしていればよかったなあ。

● 今日のタイムテーブル



● 今日の予定ルート



● [1本目] 「新横浜駅前」⇒「保土ケ谷駅西口」

7:00に出発し、7:37「新横浜駅前」発「保土ケ谷駅西口」行きの[121]系統に乗ります。

バスの中でタブレットを打ちます。
はじめのうちはルートを把握しておらず、くねくね道でも端末を叩いていたので、車酔いしたりしていました。
でも今では、道路が安定する大通りにでてから、打つようになりました。

● [2本目] 「保土ケ谷駅東口」⇒「戸塚駅東口」

2本目は、8:33「保土ケ谷駅東口」発「戸塚駅東口」行きの [戸38]系統。 

権太坂の辺りで、乗っていた中高生たちがわっと降りました。
降りてから右と左に分かれましたが、この辺りに学校がいくつかあるのかな?



戸塚は大会社の工場が多いイメージ。
バス通りの東海道沿いに、ヤマザキ製パン横浜第一工場がありました。
ランチパックの巨大ポスターが見えます。



そのそばにはブリヂストン横浜工場。
ほかにポーラ横浜研究所もありました。

● 難しい戸塚駅乗換え

戸塚駅に着き、東口から西口へ移動します。
前回混乱した、戸塚駅乗り換え。
西口バスターミナルは、1階と2階の2層構造になっていることが判明。
3階の連絡通路を降りてから、わからなくなったようです。



駅の改札前には崎陽軒ブースがありましたが、朝なのでお弁当は軒並み入荷待ち状態。
売っているのは月餅だけでした。
うーん、朝に月餅は、もたれるわね~。

● [3本目] 「戸塚バスセンター」⇒「横浜薬大南門」

3本目は「戸塚バスセンター」発「ドリームハイツ」行きの [戸50]系統。 
日が昇り、天気が良くなってきました。
天気予報でももう雨表示はでません。今日は大丈夫かな。

● [4本目] 「横浜薬大南門」⇒「湘南台駅東口」

4本目は「横浜薬大南門」発「湘南台駅東口」行きの [湘27]系統。 
元ホテルエンパイアの塔を眺めながら、バスに乗ります。
湘南台駅に着くと、東口から西口に移動。
時間ギリギリの乗り換えになり、急ぎます。

● [5本目] 「湘南台駅西口」⇒「小出小学校前」

5本目は「湘南台駅西口」発「文教大学」行きの [湘17]系統。 
もう勝手知ったる乗り換えルートです。

文教大学方面に行くバスなので、また乗客は学生だらけかと思いましたが、今度は学生よりももっと年齢層が高い、普通の市民が乗っていました。
やっぱり前回は、月曜日の特別講義だったのでしょう。

● 実在した大岡越前

「長谷戸」バス停の前にある浄見寺には「大岡越前菩提寺」と書かれていました。
えっ、この辺の人だったの?
というか、大岡越前は実在の人だったの?

大岡越前守忠相は、れっきとした江戸時代の名奉行でした。
大岡家は、代々茅ヶ崎の領地を統治しており、このお寺は大岡家の菩提寺として建立されたそうです。
毎年春には大岡越前祭が行われるとのこと。カッコよさそうだわ。

● [6本目] 「小出小学校前」⇒「茅ヶ崎駅」

6本目は「小出小学校前」発「茅ヶ崎駅」行きの [茅50]系統。 
今日は数分の遅れくらいで、ずっと快調に行程が進んでいますが、茅ヶ崎駅に入るところで大渋滞となりました。
49分に到着の予定が、59分になり、11時発の平塚行きは出てしまいました。
前回とそっくり同じパターン!!
違うのは、乗りたかったバスが去っていくのを見送ったこと!


さようなら~


● 茅ヶ崎トラップ

毎回茅ヶ崎駅に来るたびに、ここで足止めを食らうので、茅ヶ崎が嫌いになりそうです。
前回のトラウマを払拭しにここに来たのに、また同じ状況に陥ってしまい、いっそう傷が深まりました。
近いのに30分おきにしか出ず、ここで毎回つまづきます。
空いた時間でバスで海岸まで行ってみようと思いましたが、1時間に一本しか出ず、11時の便が行ったばかり。
使えないわ。ここは本当に海岸が売りの茅ヶ崎なんでしょうか?
バスはあきらめて、駅前を少し歩き、サザン通りまで行ってみました。



きっとこの道の先に、ビーチがあるんでしょう。
マンホールには烏帽子岩と海岸が描かれています。



● [7本目] 「茅ヶ崎駅」⇒「平塚駅北口」

7本目は「茅ヶ崎駅」発「平塚駅北口」行きの [茅06]系統。 
30分後の11:30発のバスに乗りました。
平塚には15分で到着。近いのになかなか行けませんでした。



バスは、大きな赤い鳥居の前を通りました。
えっ、鶴岡八幡宮?
よく見ると鶴嶺(つるみね)八幡宮。ちょっと違いました。
相模国茅ヶ崎の総社だそう。
紛らわしい!鶴間と鶴川くらい!(トラウマなのでしつこくいきます)
そんなに相模の国には、かつて鶴がいたのでしょうか?
あるいは単におめでたい鳥だからでしょうか?



相模川を渡ります。雲が重く、どんよりしています。
映画だったら、絶対この先なにか不吉なことが起こる前触れ。
でももう茅ケ崎で十分不吉な目に合っているので、いいでしょう。

「相模原愛川ー相模湖 20キロ渋滞」の道路標示が出ています。
明日行こうかなと思っている辺りなので、ちょっと気になります。

● [8本目] 「平塚駅北口」⇒「伊勢原駅南口」

8本目は11:50「平塚駅北口」発「伊勢原駅南口」行きの [平90]系統。 

駅前の一番便利な平塚駅北口場所に、伊勢原行きの乗り場があります。
そんなに本数は多くありませんが、多くの人が長い列を作って並びました。

乗った後、「ふじみ野経由92系統です。伊勢原駅に行かれる場合には、次のバスをお待ちになる方がよいと思います」とアナウンスがかかり、その直後にドアが閉まって出発しました。
遅いわ!アナウンスを聞いた後ではもう降りれません。
バスは発車しちゃいました。
伊勢原駅行きのバス停なのに、このバスに乗らずに並んでいる人もいます。
土地の人たちはみんな知っていて、形式的にアナウンスしているだけなんでしょう。

● 伊勢原観光案内所

伊勢原に到着しました。
丹沢、大山の玄関口なので、駅に着くと、一気に登山スタイルの人が増えます。
大山には何度か行ったことがあるので、今回は日向薬師の方に向かいます。

柴折薬師(高知県)・米山薬師(新潟県)とともに「日本三薬師」の一つだそう。
と言われても、どの薬師様も知りません。
そして「日本三薬師」には、いろいろな説があり、はっきりしないようです。
薬師如来といったら奈良の薬師寺が連想されますが、それはエントリーしていないんですね。



駅の観光案内所で、日向薬師へのルートを尋ねました。
係の人に「ハイキングコースを通りたい」と話すと「厚木の観光案内所のものですが」といって、地図をくれました。
私も、山伝いに厚木に出ようと思っています。

「雨で道がぬかるんで足下が緩くなっているから、山歩きは無理しないでくださいね」
「は、はい」
ちょっと足元が不安ですが、まあ行ってみることにします。

● [9本目] 「伊勢原駅南口」⇒「日向薬師」

9本目は13:05「伊勢原駅南口」発「日向薬師」行きの [伊20]系統。 
大山行きに比べてぐっと地味ですが、それなりに乗客はいました。

● 日向薬師バス停

のどかな山の中腹にやってきました。
終点まで乗っていったのは4名。
おじさん一人と、おばさん2人と、私です。



バスを降りたときにポツポツ雨が降り出しました。
ああ、一番避けたかった時間に降ってくるなんてー。

おじさん一人はサクサク歩いて行き、私はバス停の辺りをぐるりと周ってから向かいます。
一人のおばさんが傘をさそうとしてないことに気づき、「前のバスに傘を忘れた!」と大騒ぎ。
それから、バス停そばの売店でかさを選んでいました。

● 車の登り道

そのうち表示が出てくるだろうと思って歩いていきます。
しばらく行くと看板がありましたが、なんだか車道に入っていくよう。
ここでいいのかな?思っていたのと何か違うような気がします。
でもお寺に続く道のようなので、歩いていくことにします。

観音巡りの時に、車道の脇を通るようなこうした道を何度も通りました。
黙々と無心で坂を上っていき、お寺の境内にたどり着きました。



お寺へのプレリュード。南無薬師如来!

● 雨の青空

青空ですが、実は細かい霧雨が降っています。
日が照り始めたのに雨が降っている、虹が出そうな不思議な天気。

写真にうまく撮れないのが残念。



傘はまだ閉じられません。
これは、軒下で雨宿りをしながら撮りました。



ここは元正天皇(716年)に、僧行基によって開創されたと伝えられる、関東でも有数の古寺。
つまり東大寺の造立責任者が建てたお寺ということになります。



奈良時代の高僧、行基が建立したお寺のほとんどは、奈良・京都辺りに集中していますが、関東でもちらほらあります。
横浜の古刹、弘明寺も、彼が建てたと言われています。



ここは真言宗のお寺。修行大師像がありました。



本堂は固く閉ざされており、お坊さんがいる気配もありません。
日向薬師は荒天のため「本日終了」「終日閉門」と書いてあります。
門、閉ざされていなかったから、来ちゃったけど。



お坊さんがいないのですから、もちろん御朱印もいただけません。
世間は御朱印の空前のブームで、すごいことになっているのに、商売っ気なし!
それでこそ僧侶!

● 立ち上る煙



立派な茅葺き屋根を眺めていると、そこから白い煙が立ち上っていきます。



急激に青空になり、温度が上昇したから、茅葺屋根の水分が太陽光で温められて、蒸発しているのでしょうか。



屋根だけでなく、杉の木や石の線香立てからも、煙は出ていきます。
すべての生きとし生けるものから?
私からも煙が?

[YouTube] 2019.5.2 日向薬師にて(本堂から立ち上る蒸気)


空に登っていくようなすばらしい経験。
霊的なものが流れて動いていくような不思議な光景を目の当たりにしました。

● 虚空菩薩とカエル

割れた洞の間に鎮座する虚空菩薩も、参拝します。



もとは奥の院にあった菩薩様だそうです。



こちらは、カエルさん。
開けた口の中に、お賽銭が詰まっています。
これぞ、まさにがま口。



● 徒歩参道

思ったよりも道が激しくぬかるんでいるため、ハイキングルートを通るのはやめることにしました。
厚木ではなくそのまま伊勢原に戻ることにします。



境内で、先ほど同じバスに乗ってきたおばさん2人を見かけました。
どの道を通ってきたのかと尋ねると、やっぱり私と同じ車道を通ってきたそう。
「車がビュンビュン横を通って、こわかったわね」
てっきり徒歩ルートを使ったのだろうと思い、帰り道を教えてもらおうと思っていたら・・・。



「ここを降りていけばいいんじゃないかしら?」
特に説明はありませんが、下へと続く石段があります。
参拝を済ませた私は、おばさんたちに挨拶をして、先に降りていきました。



道は途中から、ごつごつした石を組んだ石段になりました。
ここが徒歩の参拝者にとっての正しい参道なんでしょう。



石は雨に濡れて、ツルツル滑りやすくなっています。
これまでの経験でいうと、私が石段で転ぶ時は、100%帰り道の下りです。
気をつけなくてはと、真剣にそろそろと歩きました。



その2に続きます。


神奈中バスGW10日間フリーパスの旅 5-2(淵野辺、相模原)

2019-06-25 | 神奈川
その1からの続きです。

● 広大な淵野辺公園

JAXA相模原と相模原市立博物館を見学後、近くの淵野辺公園を散策しました。
え、これ公園?道はどこ?
もはや森なんですが。



ここは約10,000平方メートルにわたって広がる樹林広場。
少し歩いて行くと、芝生の広場に変わり、ハイキング中の人たちがくつろいでいました。



私もそこで休憩。新横浜から持参した、おむすび権兵衛のおにぎりを食べます。
アイススケートリンク「銀河アリーナ」がありました。やっぱり宇宙ね~。
休憩後、公園そばの「大野台3丁目」のバス停で、バスを待ちました。

● [8本目] 「大野台3丁目」⇒「相模原駅南口」

8本目は、12:50「大野台3丁目」発「相模原駅南口」行きの [相05]系統。
小ぶりのバスがやってきました。大野台3丁目からのバスは1時間3本。結構来る。
公園には続々と車が入っていきました。12:50

「グリーンバザール西門」というレトロな商店街の前を通ります。
うーん、すっごく味がありますね~。

「バザール」というと、キャラバンたちが立ち寄る中東の市場を連想する私。
砂漠地帯のイメージに「グリーン」とつくと、不思議な感じがします。
シャッター街となったこの場所の再生に向けて、地元住民が動き始めているそうです。



● 相模原駅 南と北

終点の相模原駅でバスを降りました。
転勤族の私は、生まれてから1歳3ヶ月まで、この辺りに住んでいたそうです。
生まれたてだったので、まったく記憶はありませんが。
これまで来たことはありませんでしたが、今回はいい機会なので、かつての家の辺りを訪ねてみることにしました。



にぎやかな南口から家があった北口の方へ移動すると、ぐっと静かで人もまばらになりました。
わかりやすく、裏側です。



次のバスの時間を確認すると、乗れるバスは2系統ありますが、一本はなんと2分前に行ったばかりで、次は一時間後。
もう一本が来るのは2時間後。
うーん、不便。

元の家はバス停2、3つ目のところだといいます。
当時はバスがなく、親は相模原駅から歩いていたそうなので、私も歩くことにしました。

● 相模デポ

にぎやかな相模原駅の裏側には、米軍の敷地が広がっていました。
かつてより米軍の敷地があって、立ち入り禁止だったと聞いています。



「相模総合補給廠」というそう。えっ、読めない。
「さがみそうごうほきゅうしょう」。難しい名前ですね。
英語の U.S. Army Sagami General Depot(通称:相模デポ)の方がわかりやすいです。

戦時中の「相模陸軍造兵廠」を、敗戦後に米軍が接収したそう。
「廠」とは「仕事場」という意味だそう。

隣の矢部駅まで続く約214ヘクタールの敷地面積のうち、約17ヘクタールが5年前に日本へ返還されたそうです。
17/214?たったそれだけ?と思いますが、今は敷地内に人がいる気配はなく、全体的に使われていない様子。



それでも、立て看板などを見るに、まだ完全返還はされていないようです。
外交問題など、いろいろと複雑な事情が絡んでいるのでしょう。
重苦しい雲がたちこめて、なんだか雰囲気が出ていますね。

● 元の家を探す

かつての家は、向陽小学校の校門から続く道を500mほどまっすぐ行った左側にあると聞いてきました。
けれど、校門からまっすぐの道はありません。
少しずれた場所にならあります。

当時、この辺りには家はほとんど建っておらず、だだっ広い畑と養鶏場しかなかったとのこと。
でも道はあったようなので、校門の場所がずれたんじゃないかと思います。



小学校はちゃんとあり、校庭では野球の対抗試合が行われていました。
でも辺りはびっしりと家が並ぶ住宅街。畑なんてありません。
とりあえず小学校からまっすぐ歩いていくと、左側にいかにも古い官舎がありました。



これは小学校の方を振り返った光景。右側に見える2棟の建物が、気になる官舎です。
誰も住んでおらず、中に入れませんが、ここじゃないかしら。



財務省の所管と書かれた国有地看板が立っています。



平屋と2階建ての建物が2棟並び、その前には広々とした更地が広がります。
住宅街の中で、ここだけポッコリと空き地になっていますが、ここも進入禁止区画。



空き地の向こう側には、3階建ての大きな官舎が3棟あります。
こちらには防衛庁所管と書かれた国有地看板が立っていました。



住宅地の中で、ここだけ異彩を放つ官舎群。
きっとこれだろうと思って、写真を親に送りました。

でも「全く見覚えないなあ」との返信です。
引越し後にここを訪れたことはない親も、一面の原っぱではなくなったことに驚いています。
棲んでいた家も建て直されて、もう違う建物になっているだろうとのこと。
この辺り一帯が国有地なので、おそらくこの場所に家があったんだろうと思います。

自分が生まれてから住んだ家は10カ所あります。
生まれて初めて住んだ辺りを訪れる、いい機会になりました。

● iPhone落下

通りすがりの人にバス停の場所を聞いた時、うっかりiPhoneを舗装地面に落としてしまいました。
液晶画面カバーの端が割れて、傷だらけに。
ああショック!
ダメージを受けたのは液晶カバーだけで、本体へのダメージはなさそうだとわかり、ほっとしましたが、当分はカバーを買いに行く時間がなさそうです。
連休中は傷だらけの画面を眺めることになりそう。
残念ながら、物理的に撮影はできませんでした。



相模原にはヒバリのマンホールもあります。
ヒバリと書いてあるので、間違いありません。
市の鳥なんだそう。
アジサイ、ケヤキ、ひばりと、いろいろなデザインがある市です。

● [9本目] 「すすきの住宅前」⇒「坂上」

9本目は、14:12「すすきの住宅前」発「聖蹟桜ヶ丘駅」行きの[桜84] 系統。

2時間に1本しか走らない、レアバスがやってきました。
乗っている青年2人は、ルートマップを手に持っています。
もしや、お仲間のGWパスユーザー?
なかなか長距離の聖蹟桜ヶ丘行きなので、レア路線として乗っているのではないかしら。

でもルートマップは希望者は誰でももらえるものなので、そうではないかもしれません。
1日乗車券ユーザーかもしれないし。

これまで誰もパスを見せびらかさないので、お仲間がどれくらいいるのか、わからないままです。
かくいう私も、運ちゃんにしか見せていませんが。

● 沼の入口

「次は、沼入口」というアナウンスがかかり、(えっ?)と耳が反応しました。
沼入口ですって?

まさかと思いましたが、間違いありませんでした。
ひとりでワクワクしましたが、誰もここでは降りません。
マニア疑惑の青年たちも、そのまま乗っていました。



見たところ、リアルな沼はなさそうでした。埋められたのでしょうか。
実はここを通る前に、すでにウキウキするバス停にめぐり合っていました。

それは、その名も「沼」!なんかいさぎよい!
橋本駅から三ヶ木に行く途中にあります。
GW中、また通ることもあるでしょう。

オタク用語で「沼」といったら、「趣味の世界にどっぷりはまること」を指します。
<私ただ 沼覗く人を 押しただけ>
という、オタク川柳入賞作品を思い出します。
この意味が分からない方は、スルーしていただいてまったく問題ありませんよ。
気になる方は、個人的に問い合わせてくださったら、細かくご説明します(爆)!

● 泉へ向かう

14:12着の「坂上」バス停で降ります。
青年2人はなおも乗って行ったので、やはり聖蹟桜ヶ丘を目指したのかも。

辺りは誰ひとり歩いていません。
四方八方に広大な墓陵が広がっており、途方にくれます。
しばらく道を探してうろうろしてから、ようやく進む道を見つけました。
ここから25分歩いて、鶴見川源流の泉(沼ではない)へ向かいます。

ちょうど7年前の今頃の季節に訪れた場所で、地図を見ているうちに、また行ってみたくなりました。

以前とは違う知らない道を通るため、方角が分からなくなります。
スマホがあってよかったわ。
それでも道を間違えて、何度か戻りました。

歩道線のほぼ見えない道路を通っていきますが、抜け道なのか、結構車通りが多くて、ひやひや。
私以上に車の方がヒヤヒヤでしょうけれど、歩道がないから仕方がないの~。


これで二車線道路です


正直、人が通っていい道なのか悪い道なのかもわからず「ここは歩道じゃない、自動車専用道路だ」と怒られたらどうしようとあせります。
パトカーが通った時には緊張しましたが、何も注意されなかったので、それからは安心して歩いていきました。

● 鶴見川の源泉

歩きにくい道を歩いていくと、突然見覚えのある景色が広がりました。
源泉です!
ここから湧き出た水は、鶴見川を通る長い旅をして、海へと流れていくのです。



ポコポコと泡が湧き出てています。
ああ、相変わらず豊かできれいな泉だわ。
前に訪れた時は結構人がいましたが、今回は私一人。



のどかです。山と谷がある辺り。



澄んだいっぱいの自然の中で、心が洗われます。



ここからは「小山田」というバス停まで出て、バスに乗ります。
バス停に向かううちに、雨がポツポツ降ってきました。
さっき親に連絡をした時に「横浜は雨が降り始めた」と聞き、(こっちは平気)と思っていましたが、やはりやってきたようです。

● [10本目] 「小山田」⇒「町田バスセンター」

10本目は、15:10「小山田」発「町田バスセンター」行きの[町27]系統。

始発のバス停で、バスは1時間に1本のみ。
たとえ1時間後でも待とうと思っていたら、ちょうどいい時間に来ました。
発車まで10分ありましたが、雨が降り始めてきたからか、早めにバスに入れてもらえました。

快調にバスに乗っていたら、バス停に突然黒山の人だかりができていました。
バス停は「日大三校前」。
みんな学生で、テニス部のユニフォームを着たり、楽器を持っていたり。
部活帰りの子たち40人くらいが乗り込んできて、乗客5人だったバスが一気に大混雑。

つまり14:25に「坂上」バス停を降りてから15:10に「小山田」バス停から乗るまでの間、歩道のないくねくね道を歩いて源泉を見たことになります。
自分が生まれた場所から泉まで、結構近かったんだわ。

道路沿いにバーミヤンがよくあるなあと思います。
うちの近くではほとんどなくなってしまったのに。
あと、ラーメン魅力(かいりき)屋を、2度見かけました。
京都北白川の本店に行ったことがありますが、結構こっちの方にも出店してるんだ。

町田駅前に15:52着。1時間に一本の鶴間行きが5分前に出てしまったため、55分待ち。
駅ビルLUMINEでお茶をして、ひと休みします。
大きな町なので、いくらでも時間のつぶしようがあります。

駅には横浜線の所要時間が書かれていました。
新横浜まで22分。淵野辺駅までは28分。
ぐっ。今は見てはならぬ。ここから何時間かかるのか、考えたくはありません。(6時間ですが)

● [11本目] 「町田バスセンター」⇒「鶴間二丁目」

11本目は、16:40「町田バスセンター」発「鶴間駅東口」行きの[町87]系統。
終点の「鶴間駅」まで行かず、途中の「観音寺前」で乗り換える予定でした。
ただ、この辺りの道路はいつも混雑しており、今回もバスは遅れて、乗り換えに間に合わず。
乗りたかった鶴ヶ峰行きのバスと、黙ってすれ違います。



サツキがきれいなシーズンです。
雨が降っているので、17:20に終点一つ手前の「鶴間二丁目」で降りました。
その近くにある大きなショッピングモールに入ります。
ロフトとヨーカドーがありました。

● [12本目] 「鶴間二丁目」⇒「鶴ヶ峰駅」

12本目は、18:05「鶴間二丁目」発「鶴ヶ峰駅」行きの [間01]系統。

鶴間二丁目からバスに乗ろうとしましたが、あると思った場所に行ってもバス停が見あたりません。
え?あれ?どこ?
歩いていた人に聞くと、バス停はまったく違う場所にありました。

行ってみると乗りたいバスがすでに来ており、ドアを閉じるのが見えました。
これを逃すと1時間後になってしまいます。
ダッシュでころがり込むと、運ちゃんと目が合い、またドアを開けてもらいました。

ありがとうございます~。運ちゃんに助けられました。
この辺りは行きと帰りでルートが違うため、道の向かい側ではなく、交差点を挟んで直角の位置にバス停があるのです。
そこに気づかず、うっかりしていました。

● 一休さん?

途中に長源寺というお寺があります。
毎回、このお寺の看板を見るたびに、イラストの坊主が一休さんに思えてなりません。
雨の中撮ってみましたが、似ていませんか…?


一休さん風の小坊主さん


次も、終点鶴ヶ峰駅まで乗って行きます。

軽い雨が降っており、屋根のあるところにいても、風が吹き込んできます。
待っている間にも服が濡れるため、普段以上にバスを待ちわびます。
すると、乗り場に新横浜行きのバスが来ました。
(あれ、直行便があったの?)と心が浮き立ちましたが、それは市バス。
神奈中じゃありませんでした。(ですよね~)

● [13本目] 「鶴ヶ峰駅」⇒「上星川」

13本目は、18:57「鶴ヶ峰駅」発「横浜駅西口」行きの [5]系統。

2分遅れで中山駅からやってきたバスに乗りました。
途中で乗り換える必要がありますが、屋根のあるバス停で乗り換えようと、19:10に上星川で降ります。
次のバスは25分発。それまで15分あります。

雨だし暗いし、動き回りたくはなく、その場でじっとしていると15分は長いもの。
雨風はいよいよ強くなってきて、斜めに吹き込んできます。
こんなに強く降るなんて思いませんでした。

● [14本目] 「上星川」⇒「新横浜駅前」

14本目は、19:25「上星川」発「新横浜駅前」行きの [121]系統。

時間ぴったりにバスが来ました。これがこの日最後のバスになります。
新横浜には20時前に到着。
この日は自転車で来て、駐輪場に預けていましたが、雨が強く吹いています。
21時頃が一番雨のピークのようなので、乗って帰るのは断念。
駐輪場に自転車を置いたままにして、傘を差して帰りました。

明日の天気はどうかしら。晴れか雨かで行き先を変えたいので、気になるところです。
今回の連休は、例年以上に雨がちの、変わりやすい天候が続いています。

● 今日の乗車データ

この日は神奈中バスに14本、正規運賃3470円分、乗りました。
乗車時間は319分で、歩数は24018歩でした。

● 実際のタイムテーブル



今回は町なかを散策したため、、あまり郊外まで足を延ばしませんでした。
それほど遠うなかったからか、いつもほど疲れていません。

2日目がひどく疲れてしまい、音楽を聴いて気分転換しないともちませんでした。
それとも身体が慣れてきて、このくらいではもう疲れなくなっているのでしょうか。

JAXAと元の家の辺り、そして鶴見川源泉を訪ねられた、満足の行程でした。

6日目に続きます。



神奈中バスGW10日間フリーパスの旅 5-1(淵野辺)

2019-06-24 | 神奈川
4日目からの続きです。

● 令和初日

今日は元号が変わって初めての、令和ファーストデー!
TVをつければ朝からその話でもちきりですが、バスの時間があるため、世間のお祝いモードお構いなしに支度をして家を出ます。

新横浜駅は、なんだか普段と空気が違いました。
それは、警官がいるからでした。



普段はいませんが、この日は駅の様子を見守っています。
はじけすぎてハメを外す人がいないよう、見ているんでしょう。

● 今日のタイムテーブル



これは、GW前に立てたプランで、ヤビツ峠が目的地になっています。
でも、18時になってもまだ茅ケ崎にいることになります。

2日目に大磯に行った時、茅ケ崎から新横浜まで5時間かかりました。
そう考えると、この予定で行くと、新横浜着は23時ごろ。
帰宅がそんなに遅いと、明日の予定に響いてしまうことに。

というわけで、ヤビツはよすことにしました。
新しく決めた行き先は、JAXA相模原周辺です。

● [1本目] 「新横浜駅前」⇒「峯小学校前」

1本目は、7:37「新横浜駅前」発「保土ケ谷駅西口」行きの[121]系統。
保土ヶ谷行きバスは予定通りに出発。
「杉山神社前」で乗り換えると、次のバスが来るまで26分待つことになるので、もう少し先まで乗っていくことにします。
8時8分到着の「峰小学校前」で降り、そばの公園の花壇を眺めます。

8時17分の中山駅行きに乗り換えられ、待ちくたびれずに済みました。

● [2本目] 「峯小学校前」⇒「鶴ヶ峰駅」

2本目は、8:17「峯小学校前」発「中山駅前」行きの [横52]系統。

どうやらこのバスは、降車ドアが自動で開かないようで、誰かが降りるときには運ちゃんが席を立って、わざわざドアを手動で開けてあげています。
そんなこともあるのね。乗るドアも手で開けていました。



「下白根橋前」バス停そばにある、ダムのような橋が、いつも気になっていました。
ここは帷子川分水路。台風や洪水の時など増水した川の流れを海に放流するために、川の途中に作られた路です。

● 親水公園

次は「川井宿」で乗り換え予定でしたが、2日目に降りているバス停なので、今度は「鶴ヶ峰駅前」で降りることに。
駅のそばにある親水公園を地図で見て、形がいいなと気になっていました。
待ち合わせの間、ここを訪れてみようと思ったのです。



親水公園は、静かでとてもすてきな公園。
いいなあ。ここならずっとのんびり過ごせそう。



● 令和コーヒー

辺りを少し大回りして、バス乗り場に戻ることにします。
開店前のコーヒー屋さんのウインドウに目が留まりました。
令和コーヒーセットがありました。



昨日までは平成最後があちこちで歌われていましたが、一夜明けたらさっそく令和グッズが登場しているんですね。
世の中って早いわ~。
今回の年号変遷にまるで乗れていない私にとって、驚くばかりです。

バス停は「鶴ヶ峰駅前」といいますが、バスセンターから駅までは200mほどあり、駅舎は見えません。
子供の頃に母に連れられて何度か来たことがある駅なんですが。

● 行き先変更

ここからルートをがらりと変えました。
保土ヶ谷経由でヤビツ峠に行くのではなく、町田経由でJAXA相模原へ。
2日目の、宮が瀬湖行きタイムテーブルを元に、淵野辺まで行ってみることにします。
なるべく違うバス停を使うようにして。

8:35に鶴が峰に着き、54分に出発。
その間の20分弱で、辺りを散策します。

鶴ヶ峰と鶴間も「鶴」仲間ですが、ここは間違えないんですよね。
鶴見も大丈夫。
思うに、鶴間と鶴川は、私にとってどちらもなじみがなさ過ぎたんでしょう。

● [3本目] 「鶴ヶ峰駅」⇒「鶴間駅東口」

3本目は、8:54「鶴ヶ峰駅」発「鶴間駅東口」行きの[間01]系統。

どんどん天気が良くなってきました。
ああ、2日目の大磯行きの時にこんな青空だったらよかったのに。
でも油断はなりません。

鶴間駅での乗り換え時間は7分。
短い待ち時間で済み、スムーズに次のバスがやってきました。
町田にも2分遅れくらいで、ほぼ予定通りに到着。
町田の形態が、おぼろげながらなんとなくわかってきたので、もうオドオドした気分にはなりません。

● [4本目] 「鶴間駅東口」⇒「町田バスセンター」

4本目は、9:37「鶴間駅東口」発「町田バスセンター」行きの [町87]系統。
業者さんが大きな荷物をバランスよく支えて、駅ビルエスカレーターで上がっていきました。
うーん、慣れているわ。



● [5本目] 「町田バスセンター」⇒「町田市役所東」

5本目、「淵野辺駅」行きのバスに乗ったはずが、予定よりも早く発車しました。
おや、今はまだ35分。40分発じゃないの?
おかしいなと思い、最初に流れるアナウンスを注意深く聞くと
「このバスは○系統、○経由、橋本駅北口行きです」と言いました。

乗るバスを間違っちゃった!
バスの行き先をきちんと確認して乗ったはずなのに。
「橋本行き」の表示を見ながら、そのまま乗ってしまったようです。
今まで、ここから橋本行きばかりに乗っていたので、行き先に慣れてしまっていたんですね。
油断していました。
というわけで、5本目は(乗りまちがい)10:35「町田バスセンター」発「橋本駅」行き。

ルートを見ると、橋本駅行きと淵野辺駅行きとでは、途中で道がそれます。
淵野辺を経由して橋本に行くのなら、もちろんこのまま乗っていけばいいのですが、それはできないとわかりました。

赤信号でバスが停まるのを待って、運ちゃんに相談しました。
「どこで乗り換えればいいですか?」と聞いたら、
「淵野辺駅行きがすぐ来るのなら、次のバス停がいいよ」と言われたので、次の「町田市役所東」で乗り換えることにします。



● [6本目] 「町田市役所東」⇒「淵野辺駅北口」

5分後に、乗るはずだった淵野辺駅がやってきたので、乗り直します。
大きなミスにはならずに済んで、ひと安心。
6本目は、(正解)「町田市役所東」発「淵野辺駅北口」行きの [町29]系統。

桜美林大学を過ぎたあたりで
「この先神奈川県に入りますので、別途運賃が必要です」というアナウンスが流れました。
なるほど、そういう料金体系。そういえば町田は東京都でしたっけね。

● 宇宙マンガ

淵野辺到着。いい天気です。



駅を通ると、やっぱり宇宙色いっぱい。
『銀河鉄道999』と『宇宙兄弟』が並んでるわ~。まあ、そうですよね。



『宇宙兄弟』を連休中に読もうと思って、これまでの全巻を電子書籍で購入済みです。
でもGW中に読書の時間はあまりなさそう。
また今度、時間がたっぷりある時まで、おあずけです。

JAXA経由のバスは20分後。
徒歩20分ということで、歩きかけましたが、(いやいや、もともと神奈中バスを乗り詰めるのも目的だったはず)と思い直して、バスを待つことにしました。

● ロマンチックな駅前通り



その間、せっかくなので駅周辺を散策します。
淵野辺には、小さい頃に家族でいちご狩りに来たことがあったそうですが、ほとんど覚えていません。



駅前商店街は、こと座通りとかアンドロメダとかヘラクレスとか、星座の名前が付いていてロマンチック。
宇宙と銀河への夢にあふれています。



ガードレールにも、星座のデザイン。これはカシオペア座です。
「銀河をかけるまち FUCHINOBE」と書いてあります。壮大だわ!
ここで生まれた子供たちは、宇宙規模のビッグな視点を持っていることでしょう。

駅前に不二家がありました。
ここで、"はやぶさケーキ"を作ってくれると聞いています。
通常のメニューにない、隠れメニューだそうです。

● 日時計の王様

駅の反対側には、日時計がありました。
「日時計の王様」と呼ばれた小原銀之助氏が正確な天文観察に基づいて独自に考案製作した「小原式日時計」。



「世界一正確な日時計」として、ギネスブックにも載っているんだそう。
時計の針の先っぽには、地球が付いていました。
宇宙っぽいですね。
小原式日時計は、港の見える丘公園にもあるそうなので、今度探してみようと思います。

● マンホール



駅前に、カラーのマンホールがありました。
相模原市のデザインは、市の花「あじさい」と市の木「けやき」の二種類です。



● [7本目] 「淵野辺駅北口」⇒「市立博物館前」

7本目は、11:30「淵野辺駅北口」発「青葉循環(右廻り)」の [淵36] 系統。

時間になり、バスがやってきました。
JAXA前ではなく「市立博物館前」バス停で降ります。
JAXAはその向かい。博物館の方が、コンスタントに来場者がいるためでしょう。

● JAXA相模原

入口まで続く敷地の塀には、JAXA相模原が携わっている宇宙のことについて紹介されています。



X線天文学は宇宙探査のひとつ。
X線検出器を搭載した人工衛星の絵が並んでいます。



入口までやってきました。
JAXAに来られてうれしいな。
私の名前は宇宙から取られたと聞いています。
令和元日にここを訪れて、親も喜んでいるかもしれません。



中に入ると、緑豊かな敷地が広がっていました。

● イトカワとはやぶさ

子供の時に家族で宇宙博に行ったことを思い出します。
いろいろな宇宙衛星の模型やその仕組みが、わかりやすく紹介されていました。
JAXA相模原は、小惑星探査機はやぶさを研究・開発した場所なので、ことにはやぶさ関連の展示がたくさんありました。

・1/2000の小惑星イトカワと探査機はやぶさの模型



535メートルと小さな惑星イトカワ。
パネル手前のイトカワの模型に、はやぶさが着地しています。
見えるでしょうか。ちょっと難しいですね。
間近で目を凝らして、ようやく「あった」と探せるレベルです。

・科学成果

はやぶさによって、イトカワは小惑星のかけらが集まってできたものだということがわかりました。
はやぶさによる科学観測の成果は、日本の惑星探査では初めて、アメリカの科学誌『サイエンス』から特集号として発表されたそうです。



・はやぶさが地球に持ち帰った小惑星イトカワの微粒子

何より感動したのが、はやぶさが持ち帰ったイトカワの粒子。



顕微鏡で覗きます。見えたー!
小さい!けれど輝いてる!宇宙だわ!

・小惑星リュウグウの模型



はやぶさと、イトカワ
はやぶさ2と、リュウグウ。
形のいい立方形です。
ちなみにリュウグウには、「オトヒメ」という岩や「リュウジン」という尾根、そして「モモタロウ」や「キビダンゴ」というクレーターがあるそうです。宇宙に広がる昔話の世界~。

・太陽系の惑星の公転周期

理科の授業のおさらいです。
太陽のまわりを回っている惑星は、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8つ。



太陽系の中では、火星と、木星の衛星エウロパに水があり、生物がいるかもしれないと考えられています。
今後の探索が楽しみですね。

・RVT-9

なんだか火星人のようで、どことなくユーモラスなフォルム。
丸みを帯びているのでかわいらしい感じがします。
小さいですが、人は入るの?



これは、打ちあげたロケットを着陸させ、再使用する実験に使用された再使用ロケット「RVT―9」。
高さ3.5メートル、重さ約500キログラム。
この実験は成功しましたが、宇宙へ打ちあげて着陸、再使用できる、より安全で実用的な観測ロケットの開発が計画されています。

・はやぶさ2の模型



いただいた見学者証と一緒に。令和初日の日付スタンプ付きです。

・映画で使われた職員証

映画『はやぶさ』の出演者のサインや、映画で使われたID証明書が飾られていました。
竹内結子、西田敏行、高島政宏、佐野史郎の顔写真つきIDカードが、役名で展示されています。



役者のみなさん、自分で持っておきたかったんじゃないでしょうか。
私だったら「欲しい!」と言ってごねたかもしれません。

・M-3SIIロケット実物大模型

外に展示されていた、長いロケット。
あとになって知人に「はやぶさを打ち上げたのはミューロケット(M-Vロケット)だよ」と教えてもらいました。



これは、そのミューロケットの流れを引くロケット。
「エムさん」ではなく、「ミュースリーエスツー」と読むんだそう。

1985年に接近したハレー彗星観測のために開発されたミュー・シリーズの第4世代です。
宇宙宇宙科学研究所(ISAS)が日産自動車と共同開発したそうです。
日産に、宇宙航空事業部があるとは知りませんでした。

● 市立博物館

JAXA展示は、どれも刺激的でワクワクするものばかりでした。
見終えた後は、向かいの市立博物館にも行ってみます。



博物館入り口には、小惑星探査機「はやぶさ」の原寸大模型が展示されていました。
JAXAにも原寸系のものはありませんでした。圧倒されます。

● プラネタリウム

入口で「ちょうど10分プラネタリウムが始まるので、見ませんか?」と館内スタッフに声をかけてもらいました。
なんてラッキー。鑑賞することにします。
でも私が館内に入った時には、開始直前でもう中は暗くなっており、係員に導かれてスタッフ用階段を上って脇から入り、赤いライトで席に誘導してもらいました。

メカにはからきし弱いのですが、プラネタリウムの機械はガッツリ見る私。
「かわさき宙と緑の科学館」の、MEGASTAR-Ⅲ FUSIONがお気に入りで、別のマシンにも興味津々です。



土星のような独特の形のGSS-HELIOS。
「はまぎん こども宇宙科学館」も、これと同じ型のものがあります。

この博物館は、お隣のJAXAと連携した宇宙関係の展示が充実しています。

● 自然博物館

博物館も見学します。入り口にマンモスの頭骨化石がドドーンと登場して、これまたスゴイ臨場感。
マンモスが生きていた時代あたりに、相模原の台地が形成されたそうです。



いまでもシベリアの永久凍土には、多くのマンモスが凍ったまま残されており、地球温暖化で氷が解けて(永久じゃなかった)、どんどん新たな個体が発見されています。
6年前に、マンモスのYUKAちゃんの全身冷凍保存標本がパシフィコ横浜で展示されて、大人気を博しましたが、この夏、お台場の日本科学未来館で開催される企画展「マンモス展」にもまた登場するのだそう。

そんなに日本にやってきたマンモスは、ユカちゃんくらいでしょうね。

2日目に続きます。



神奈中バスGW10日間フリーパスの旅 4(多摩川、鶴見川)

2019-06-21 | 神奈川
3日目からの続きです。

● 連休初のバス旅休み

3日間連続のバス旅は、すっかり気力体力ともにくたくたになりました。
連休4日目の4月30日は、1日ゆっくり休んで英気を養うことにします。

毎日の大移動にいつのまにか慣れていたのか、なにもしないとなると退屈。
TVをつけると、どの局も平成総決算特集ばかり。
どんどん映像を与えられて、頭の中があっぷあっぷになります。
情報のブロイラーですね。そんなに消化しきれないのに。
ということでTVをほとんど見ず、世間の改元歓迎の波にも乗りきれない私は、やっぱり明日以降のバスのプランニングをして過ごしました。

● ヤビツをやめてどこに行く?

雨は昨夜から降り続いています。
次はヤビツ峠に行く予定でしたが、バスだと本数が少なく、行きづらいことがわかりました。
前に車で行ったことがあるので、ここはパスしようかな~。
代わりにどこに行こうかしら。

● 淵野辺のJAXA

ほかにどこかいい場所はないかと調べていると、淵野辺の駅前商店街に「イトカワ」や「はやぶさ」関連のグッズが多いことに気づきました。
あれ?もしや・・・?
そう、ここにはJAXA相模原があるんですね。

これは行ってみたい!
筑波の宇宙センターが気になっていましたが、JAXAはもっと近くにあるじゃないですか。
連休中は開いているようなので、行ってみることにします。
天候も不順なので、建物の中にいられる方がいいでしょう。

● 相模原の家

自分が母の胎内にいる頃から1歳3ヶ月あたりまで棲んでいた家が相模原駅近くにあると聞いていました。
親に詳しい場所を聞いて、行ってみることにします。

そこはかつて訪れたことがある、鶴見川源流の泉にも近いようです。
あわせて行ければいいなあ。

● なつかしの電車

一日雨降りですが、家の中にいてなにも動かないのもつまらないので、外出します。
久しぶり(といっても4日ぶり)の電車に乗りました。


今では少なくなった渋谷行き


そう、私は神奈中エリアから離れた、東横線ユーザーなのです。

電車はすぐ来ます。そして速~い!
なんか、改めて感動!!



● 増水の川

雨で水量が増した多摩川がゴウゴウと流れていくのを、上から眺めます。
多摩川を渡った多摩川駅で、Uターン。



こちらは鶴見川です。
誰も歩いていません。



● 改元スイーツ

お菓子屋さんの店頭まで「平成」てんこもり。



この文字には見覚えがありますよ。
でも、まさかお菓子屋さんで見るとはね。
「#平成最後のグミ」という名前の勢いに圧倒されます。



● 平成最後の菓子

同じ名前ですが、こちらはインスタグラム風。
凝ってますね。改元に向けて、宴たけなわという感じ。

30年間続いた平成も、いよいよ今日でおしまい。
明日からは令和の時代に入ります。
(平成スイーツをこんなにたくさん売り出して、在庫状況は大丈夫なの?)
と、心配してしまいます。

明日からは、袋を入れ替えてまた売るのかと思いましたが、中身のグミにも「平成」と書いてあります。
パッケージを変えるだけでは駄目みたい。
思いきった商品ですね。
いつも時間を気にしながらバスを乗り継いでいますが、この日は時計の針を気にすることなく、のんびりと過ごしました。

5日目に続きます。