風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

京都の紅葉そして宇治 index

2014-11-25 | 近畿(京都・滋賀)


◆ 1日目-1 (伏見、大原) ←日記へ
  1日目は両親おもてなし係として、伏見大社から大原に向かいました。
  お気に入りの仏像が東京の国宝展に出張中と知ってよろめく母。
  京都 大原 三千里~♪とエンドレスリフレインの父。ガイド役も大変です。
  ○ プロローグ ○ 朝の伏見稲荷大社 ○ 手水舎のおじさんの絵
  ○ 京都 大原 三千里 ○ ろれつがまわらない
  ○ 国宝は東京出張中 ○ 上賀茂神社 ○ 下鴨神社

◆ 1日目-2 (洛北)
  ふらりと入った鯖寿司のお店には、2つしかメニューがなくてドキドキ。
  なぜか家族全員で美の神様に祈願をしました。
  夜には宇治で、一人トゥクトゥクに乗るというシュール体験をしました。
  ○ 花折の鯖寿司 ○ 糺の森で野菜市 ○ 日本第一美麗神 ○ 京都のへそ
  ○ 京都の台所 ○ 御朱印コレクターの北欧少年 ○ 串と巨大かりんとう
  ○ 親は伏見、私は宇治 ○ 京都でトゥクトゥク ○ ショートステイ



◆ 2日目-1 (宇治)
  2日目は、まず宇治へ。川面を見ながらそぞろ歩きし、平安時代から続く茶屋で一休み。
  紅葉で有名な東福寺は駅前から人だらけ。人混みから抜けだして、別方向へと向かいました。
  ○ 待ち合わせ変更 ○ 宇治川のたもと ○ 興聖寺の青紅葉トンネル
  ○ 老舗の宇治抹茶ソフト ○ 東福寺駅は人の洪水 ○ うねる木の龍

◆ 2日目-2 (洛東)
  宇治から京都市内に戻り、混雑を避けて泉涌寺に行きました。
  ここで、この旅一番の美しい紅葉を見られました。
  夜には帰宅する両親を駅まで見送って、ひとり宿に戻りました。
  ○ やっぱり遠い泉涌寺 ○ この日一番の紅葉 ○ 国立博物館の大行列
  ○ 関西は蕎麦かうどんか ○ 空海雨乞いの場所 ○ お堀の周りも大行列
  ○ 最後の締めは本能寺 ○ 締め入りされかけ ○ よそ者はばれる ○ 三人三様のお気に入り



◆ 3日目-1 (東山、嵐山)
  3日目は通訳ガイドさんとめぐる京都。
  南禅寺の山門の上から、絶景の紅葉を見下ろします。
  哲学の道を端から端まで歩きました。
  ○ 通訳ガイドの休日 ○ 京都の家康ゆかりの場所 ○ 絶景かな、混雑かな
  ○ アメヨコ状態の永観堂 ○ ガイドに語るの巻
  ○ 茶屋で団子休憩 ○ おめんでうどん
 
◆ 3日目-2 (京都市内)
  紅葉時期の午後の嵐山は、観光客で溢れかえっていました。
  多すぎる人の波におそれをなして脱出します。
  夜は、炎のラーメンにチャレンジしました。目の前に火柱が!
  ○ 六角堂ふたたび ○ 渡月橋の交通規制 ○ 深入りしません
  ○ バスの乗り換えダンジョン ○ ネギかネギでないか ○ 人数がそろうまで作りません
  ○ 店内禁止事項 ○ 紙エプロンと髪ゴム ○ It's show time!
  ○ 気になるお味は ○ 寝しなの飲みのお誘い



◆ 4日目-1 (三室戸、宇治)
  最終日は一人行動。午前中は宇治を自転車で巡ります。
  よく知らずに訪れたお寺の紅葉がすばらしく、満喫しました。
  前から気になっていた宇治川の吊り橋も渡りました。
  ○ ゆったり宇治の朝 ○ 三室戸寺の美しさ ○ 宇治サイクリング
  ○ 宇治の吊り橋 ○ 同居人のあたたかさ ○ 店まで鍵いらず?

◆ 4日目-2 (東山)
  最終日午後は、喧騒の京都市内に向かいます。
  一人だと人とはぐれる心配がないため、あえて一番混んでいるスポットを訪れてみました。
  モノトーンの冬を無事に越せるよう、鮮やかな紅葉を存分に見てこれた旅でした。
  ○ ロッカー難民 ○ 激混みの東山へ ○ 六波羅密寺と六道珍皇寺
  ○ さらに激混みの場所へ ○ 牛だけじゃない天満宮
  ○ クロージング神社 ○ エピローグ




京都の紅葉そして宇治 4-(2)

2014-11-24 | 近畿(京都・滋賀)
  ○ ロッカー難民 ○ 激混みの東山へ ○ 六波羅蜜寺と六道珍皇寺
  ○ さらに激混みの場所へ ○ 牛だけじゃない天満宮
  ○ クロージング神社 ○ エピローグ

4-1からの続きです。

○ ロッカー難民

こんなにぽかぽか陽気の11月連休は、珍しいです。
駅まで歩く間にダウンコートが暑くなり、脱いで手に持って歩きました。
黄檗駅は、JR奈良線はそんなに本数が来ない上に、普通列車しか停車しません。
いい天気の日。空を見上げて、20分くらい待ちました。



宇治をのんびり満喫していたら、京都に着いたときには、午後になっていました。
半端な時間になったため、荷物をロッカーに預けるのに一苦労。
駅のロッカーはのきなみふさがっています。3連休中おそるべし。
ロッカー難民となって、かなり探しまわりました。

○ 激混みの東山へ

ようやくあいているロッカーを見つけ、身軽になってまず向かったのは六波羅蜜寺。
10月にここを参拝したとき、都七福神の御朱印しかもらわなかったため、今度は西国33観音の御朱印をいただきに行こうと思います。
ただ、ここの最寄りのバス停は、清水道。京都で一番混む場所です。
普通だったら決して近寄らないよう界隈なんですが。
どうしようかと悩みましたが、身一つになったことだし、特攻部隊と化して行くことにしました。

押すな押すなのぎゅうぎゅうのバスで向かいます。
清水寺と同じバス停なので、かなりの人数が降りました。
何度か足を運んだ場所ですが、大勢の人のいる光景は普段と勝手が違うため、バス停からの道を確認したいと思います。
人混みの中でガイドブックを出すのははばかられたので、バス停で誘導をしていた車掌さんたちに場所を聞きましたが、口々に「わからない」と言われました。
えー、そりゃないわ、プロでしょうー。
道の端へ行って地図を確認し、清水寺へと反対方向へ向かいました。

もみくちゃにされている時には、カメラを取り出すどころか、足を止める余裕もありません。
だから写真は撮っていませんー。

○ 六波羅蜜寺と六道珍皇寺

車掌さんたちが六波羅蜜寺を知らないことに驚きましたが、バスのドライバーはタクシードライバーではないので、知らなくても大丈夫なのでしょう。
私が思うよりもメジャーではないのか、大混雑の東山界隈でも、お寺界隈は混んでいませんでした。



途中にある六道珍皇寺では、小野篁と閻魔大王の像をこの連休の期間限定で公開していました。
ちょうど見られてラッキー。
いつ見ても、大迫力の閻魔様です。
撮影禁止だったので、閻魔像を拝観している人たちを撮りました。



六波羅密寺も混んではおらず、安心しました。
六波羅蜜寺と六道珍皇寺、どちらも迫力のある名前。
ニつのお寺の間を通っている道は、死者の道につながる六道の辻です。
ここが観光客でごった返しているのも、変な気がしますからね。



六波羅蜜寺というと、日本史で習った「六波羅探題」を連想して構えてしまいます。
芋づる式に「武家諸法度」も「墾田永年私財法」も出てきます。
漢字ばっかり~。ひえ~。

前回の京都旅行でこのお寺に来た時にもらいそこねた御朱印をいただけて、ほっとしました。
西国三十三カ所のお寺は、あとは遠いところばかり。
無理せず、タイミングが合ったらいただいていこうと思います。

○ さらに激混みの場所へ

六波羅蜜寺はすんなり参拝できましたが、大混雑の先程のバス停にまた戻らないと移動できません。
ため息をつきながら、長い行列に並びます。
道路向かいの消防署では、新人消防隊員が先輩にゲキを飛ばされながら、出動の訓練をしていました。
がんばって~。



バス停で待つ人達は、みんな京都駅行きに乗りたがりますが、やってくる京都駅行きバスはどれもすでに満員状態で、乗れても一人二人。列はなかなか進みません。
私が待っていた、違う行き先のバスがやってきました。
乗ったのは私だけでした。人と違う生き方、いえ行き方って、こういう時に楽だわ。

次に向かったのは、紅葉で知られる東福寺。
二日前に両親と泉湧寺に行く時に通りかかり、あまりの人混みに驚きましたが、昨日は永観堂のもみじをちら見できたので、東福寺もちら見したいと思います。
バス停を降りると人の流れがくっきりできており、流れに沿って歩いていきます。



誰かと一緒だと、大混雑の中に入って行くのは気が引けますが、一人だと気楽。
ここまできたら、混雑どんとこい、です。



臥龍橋からの光景がきれいですが、橋の上で立ち止まってはいけないと警備員がアナウンスしていたため、通り過ぎました。
橋の上に人がたまって混んでしまうからでしょうか。



観光バスもたくさん停まっています。
近くの公園が団体ツアーの待ち合わせ場所になっており、たくさん屋台が出ていました。



バス通から東福寺へ向かう道は、行きと帰りの人の流れができており、少し歩きますが、紅葉を楽しめます。





途中にある退耕庵。小野小町ゆかりの瀟洒なお寺です。





帰りの京都駅へのバスにはやはり長蛇の列ができているので、反対方向のバスに乗ってメトロに乗りかえました。
次はどこに行こうかと考えて、北野天満宮に向かいました。

○ 牛だけじゃない天満宮



両親が旅行1日目に参拝し「狛犬は全部で7対あったわよ」と教えてくれたので、やはり気になります。
親と同じ数は見つけないと、狛犬好きを語れないと思って、境内を散策。
8対見つけたので、ちょっとほっとしました。
前に来た時にはまだ狛犬に目覚めていなかったので、一対も印象に残っていませんでしたが、実はたくさんいるんですね。

重要文化財の三光門。
三光門とは、日、月、星の彫刻がある門のこと。ロマンチックですね。
でもこの門には、なぜか星がないため「星欠けの三光門」と呼ばれています。
そのわけは、平安時代に帝が北野天満宮を遥拝された際、この門の真上に北極星が輝いていたので、星は刻まれなかったとか。
さらにロマンチック~。



カラフルな動物の彫刻もなされています。扁額には金の龍の姿も。



国宝の社殿。国宝ー!燃やせないー!(あたりまえ)
拝殿前には、左近の桜・右近の橘ならぬ、松と梅の木が植えられています。
夕焼けを受けて、拝殿が赤く輝いていました。



さすがは国宝。裏に回っても美しい建築様式です。
京都は赤い紅葉が多いですが、この境内には黄色の銀杏もたくさんありました。





豊臣秀吉が作った御土居への道。紅葉が美しいようで、特別公開されていましたが、夕暮れが近づいているので、のぞくだけにしました。



天満宮は牛だらけだと思っていたし、実際牛だらけですが、狛犬もそんなに多いとは。
下の牛は、おべべに隠れているのか、耳が小さく角も見えなくて、精悍な猟犬のような顔をしていました。



ここで、勉学の神様にしっかりとお参りをしてきました。
この前は、鎌倉の荏柄天神社にもお参りしたし、きっといいことあるでしょう。

○ クロージング神社

暗くなる前にと、次は北野天満宮近くにあるわら天神を目指します。
大きな鳥居を見つけたので(ここかな)とバスを降りてみましたが、そこは平野神社でした。
あれ?鳥居を間違えちゃった~。



きっとここの神様に呼ばれたからだろうと、お参りしましたが、5時過ぎたので拝殿の扉は閉まり、格子戸越しの参拝となりました。



前にも参拝したことがありますが、境内に花が多く、きれいなところです。
明るい時にまた訪れようと思います。





さて、わら天神はどこ?
通りがかりの人に聞くと、バスに乗るほどでもない距離だったので、歩いていきました。
でも、もう入り口の扉が閉まっており、中には入れませんでした。
残念ー。



この辺りの大きな神社は、夕方には閉まってしまうのね。
バス停のそばに鳥居があったので、めげずに参拝しました。
そこは門がなく、小さなお社に明かりが灯っていたため、参拝できました。
名前は金攫(きんかく)八幡宮。なんだかリッチになりそうですね~。
撮影するときにはもうフラッシュが必要なほど、辺りは薄暗くなっていました。

暗くなったので、ここで寺社参拝はおしまい。
京都駅に戻り、ロッカーの荷物を取り出しました。
駅前のカフェでは、舞妓はんカプチーノを出してくれるみたい。ええわ~。
後ろ髪を引かれるように、新幹線に乗り、帰途につきました。



○ エピローグ

両親おもてなしツアーをメインにした京都旅行でしたが、今回は京都市内ではなく宇治に宿を置いたことで、普段とは違う動き方ができました。
初めて体験ができたし、いい出会いがあったし。
紅葉の見頃にピッタリと合い、もうどうなってもいいくらいに美しい紅葉をたくさん見られました。
両親にも喜んでもらえたし、言うことなし。思い出豊かな旅でした。


京都の紅葉そして宇治 4-(1)

2014-11-24 | 近畿(京都・滋賀)
  ○ ゆったり宇治の朝 ○ 三室戸寺の美しさ ○ 宇治サイクリング
  ○ 宇治の吊り橋 ○ 同居人のあたたかさ ○ 店まで鍵いらず?

3-2からの続きです。

○ ゆったり宇治の朝

最終日は、この旅初めての一人行動。
いつもの京都旅行は、夜明け時間に飛び起きて朝早くから行動を開始するのに、今回は明るくなってもぬくぬくと寝ています。
宇治にいるので、京都市内への朝一番乗りをはじめからあきらめているからでしょう。
でもこうしたのんびりした朝も、いいものです。

ゆっくり過ごして、建物内にいたミワちゃんとユウコさんに挨拶をすませました。
昨夜戻ってきたウメちゃんの自転車を借りて、三室戸寺まで出かけます。
ゆるやかな坂を上りつづけ、徒歩だと15分かかるところを5分で着きました。
停めるときに、自転車に鍵がついていないと気づきます。
鍵なし自転車に乗ったのなんて、幼少時の三輪車以来、初めてだわー。
置いている間に誰かが乗って行っちゃったらどうしようと、駐輪場所にかなり悩みました。
まあお寺に来る人にそんな悪い人はいないでしょうけれど。

○ 三室戸寺の美しさ

入り口からは長い参道が続き、全貌がつかめません。
遠くに見えるのは門。



門までやって来ましたが、まだ道は続きます。お寺はどこにあるの?



でも、自然に囲まれた気持ちがいい道で、距離を感じません。



歩いた先に、急な石段がありました。
うーん、これを登らずして、本堂にはたどり着けない模様。
こういう時にいつも、(足腰の自由が効くうちに、来ておいてよかった)と思います。
それでも、ご年配の人たちが何人も上がっていきました。



フーフーいいながら登り切ったところで出迎えてくれたのは、このおじいちやん。
不気味~!とこわがらないでください。
これは宇賀神という福の神様なのです。
こんなに大きな宇賀神像をみたのは初めてで、さすがに(うわっ)と思いましたが、せっかくなので撫でてきました。



宇賀神の奥にようやく本堂がありました。
時代を感じる古刹。風格を感じます。
開運うさぎと開運牛の像がありました。



ちょうど紅葉のシーズンで、とても美しい境内でした。



燃えるような三重塔。美しい~。



今回の旅行は、天気と気温と紅葉に恵まれていて、連日すばらしい紅葉を楽しめます。
とってもきれいなのに、それほど混んでいないのがいいわ~。



紅葉に覆われたあずまやがすてき。あずまやから見下ろす庭園もすてき。



ベンチ。趣がありすぎて、座れません。



庭園に降りて散策しました。
わあ、本当に空いている境内です。参詣者はほかにもいますが、広大なのであまりひと気を感じません。
気持ちいいわ~。



白砂を池に見立てた庭。



色のコントラストの美しさ。見とれて動けません。



本物の池もあります。



もう、言葉になりません。



水面に浮かんだ落ち葉も、またうつくしや。



三室戸寺は、これまで名前は聞いていましたが、情報が少なく、よくわからないままに訪れた場所。
庭園の美しさに大満足。見どころがたっぷりあり、時間を忘れて鑑賞しました。
好きなお寺になりました。

ここが宇治なので、ほどよい静けさが保たれているんでしょう。
京都市内にあったら、紅葉みたさの人々で混んで混んで大変だっただろうと思います。

○ 宇治サイクリング

けっこうお寺にゆっくりとしていたので、自転車がちゃんと残っているか気になり、出口から小走りになりましたが、停めた場所にそのままあったので、ほっとしました。
帰りは下り坂なのでスイスイ。
次は宇治中心部の方へ行きました。



宇治川の上流に吊り橋があることを地図で知り、数年前から気になっていたのです。
ただ、歩いて行くにはちょっと距離があるため、なかなか足を運べずにいました。
宇治は歩いて散策するに適した場所なので、お寺巡りだけでもけっこう歩くのです。
宇治に滞在しているため軽装で、自転車に乗っている今回は、吊り橋を訪れる絶好のチャンスです。

○ 宇治の吊り橋

川に沿ってどんどん下流に進んでいきました。
宇治神社の前を通り、ペダルを漕いで漕いで、自転車でもけっこうな距離を走ってきたなあと思い始めた頃に、吊り橋が見えてきました。



自転車を停め、橋を渡ってみます。
思い描いていたよりも頑丈な造り。
さらに、思ったよりも人が橋の上にいたのが意外でした。
もっとマイナーな場所だと思っていましたが、きちんと観光地になっていました。



車で来た人が多いようです。
歩くと少し揺れますが、人が多いので怖さは感じられません。



『源氏物語』の「夢浮橋」っぽい雰囲気があるのかしら~と想像していましたが、もっと健康的で現実的でした。
あれ~、宇治十帖ゆかりの地なのに~。



橋の下で、釣りをしている人も何人かいました。
水がきれいで、橋の上からでも水中を泳ぐ魚が見えます。網採りもできそう。



宇治神社の鳥居からここまで2.2km。
自転車や車を使わないと、ちょっと億劫な距離です。
さらにこの先にダムがありますが、ここで引き返します。
真っ赤な紅葉を愛でながら。







○ 同居人のあたたかさ

今回の宇治サイクリングの目的2つを果たして満足。
宿に戻り、ウメちゃんに自転車を返して、滞在中のお礼を言いました。
「旅先ではいつもみんなに親切にしてもらうから、私も旅行中の人には親切にしようと決めているの」と彼女。
そうやって、親切な気持ちって伝わっていくんですね。

夕べはリンゴを切ってくれ、今度は柿を切って持たせてくれた彼女。
2個入りの北海道の十勝おはぎの一つを分けてくれました。
かなりずっしりとした重さで、愛情を感じます。ありがたいわ~。

旅人の私は、逆に軽さで勝負。
くまモンのイラストがパッケージについた、熊本産のトマトグミをプレゼントしました。
住人3人への挨拶を終えて、荷物とともに宿を出発します。
短い間ながら、お世話になりました。

○ 店まで鍵いらず?

ファンキーなオーナーにも挨拶をしようと、彼のバーに行きました。
乗せてもらったトゥクトゥクが停まっていたので、中にいるのかなと思いましたが、店はとても静か。
ドアには「不在もしくは旅行中」の札が下がっています。
ホリー・ゴライトリー(『ティファニーで朝食を』)ですかい!



お店のドアは普通に開けられましたが、何度呼んでも建物は静まり返っていて、誰もいないようでした。
鍵のない自転車にもビックリしましたが、鍵のかかっていないお店にはさらに驚愕。
大丈夫なの?泥棒が入ったりしないの?
ここは沖縄ですかい~!?
宇治ってそんなに平和な町なのかしら。
たしかに滞在中はのびのびと過ごせて、早起きできないくらいにリラックスできました。
そんなゆるめの宇治の町と人々を、好きにならずにいられません!

4-2に続きます。


京都の紅葉そして宇治 3-(2)

2014-11-23 | 近畿(京都・滋賀)
  ○ 六角堂ふたたび ○ 渡月橋の交通規制 ○ 深入りしません ○ バスの乗り換えダンジョン
  ○ ネギかネギでないか ○ 人数がそろうまで作りません ○ 店内禁止事項
  ○ 紙エプロンと髪ゴム ○ It's show time! ○ 気になるお味は ○ 寝しなの飲み誘い

3-1からの続きです。

○ 六角堂ふたたび

ランチをとって、一息ついた私たち。
「チェックしたかった場所に行けたから、あとはおまかせで」と言うノブさん。
それではと、烏丸御池に向かいます。
前の日、御朱印張を忘れてしまった六角堂を再び訪れて、今度は無事に御朱印をいただきました。



地面につきそうなほどにしだれた柳に、無数のおみくじが結ばれています。
香炉を支える鬼が「よくきたね」と言ってくれているようでした。



昨日は夕方だったので、境内は静かでしたが、今回は日中だったので、鳩がたくさんいました。
奥の池に白鳥は3、4羽おり、奥には鷺までいました。
白い大きな鳥ばっかり。



○ 渡月橋の交通規制

それから嵐山に向かいましたが、太秦の辺りからすでに道路が渋滞して、バスが動きません。
ようやく渡月橋のところまで来て、降りましたが、左側片道通行になっていて「立ち止まらないでください」とのアナウンスがかかっています。



渡月橋の上にはありえないほどの人の姿。橋の上にびっしりと人がおり、少しずつ動いていました。



ハイシーズンには、こんな状態になっちゃうの?
うねるような人ごみに呑まれて風情もなにもあったものではなく、とにかく驚きました。
見たこともないほどの嵐山の人混みがおそろしいほどでした。



橋を渡った中洲の島を少し散策しました。こちらにも屋台がたくさんでていて、お祭り状態。
かき入れ時ですからね。
橋の上から見ると、遊覧船も、見たこともないほどたくさん浮かんでいました。



○ 深入りしません

人混みに圧倒されて、これ以上は中に入らずに早々に帰ることにしました。
混雑時には深入りしないのが、楽しい観光の鉄則です。
それでも、きれいな紅葉は見られました。



わらびもち作成の実演も見られました。



舞妓さんスタイルの人も見られました。



すいているバス停がないかと探して、右往左往。
ハイシーズンなので、交通規制でバスルートが変わり、わかりづらくなっています。
途中で、こんな建物を見つけました。
駐車場になっているマンションの一階で「デザインなのか、壊されたのか、わからないね」というノブさんの一言で、なんだか気になり出しました。
たしかにどちらかわからない~。猫が歩きづらそう~。



道路も渋滞しており、バスがなかなか嵐山までこれず、乗るまでに時間がたってしまいましたが、京都駅行になんとか乗れてホッとします。
通りはこんなにも人でびっしり。逆方向にも歩いていけないほどです。



バスを待っている間に日は傾き、あっというまに日は沈んで、どんどん外は暗くなっていきました。

○ バスの乗り換えダンジョン

バスを降りる頃にはそろそろ夕食の時間。
行きたいお店があると、ノブさんに言います。
このバスにずっと乗っていたら、京都駅まで連れて行ってもらえますが、気になっている店はちょっと不便な場所にあって、2、3回バスを乗り換えなくてはなりません。
ノブさんを連れまわす形になるので、申し訳なく思いましたが「もう観光もしないからいいよ」と言ってもらえたので、その言葉に甘えて、途中下車しました。

すぐに乗り換えできるかと思いましたが、四辻の大通りだったため、バス停がどこにあるのかわからずにうろうろ。
バス停が闇にまぎれて探しづらくなっているため、慣れない寂しい場所での乗換えは結構大変です。
日が沈むにつれて、寒くなってきました。
日中は暑いくらいでしたが、急に冷え込んできたため、薄着のノブさんが気になります。
あまりに不安そうだったのか、バス停にいた地元の人が、乗り換え方を教えてくれました。
そうして、時間がかかったものの、なんとか目指すバス停に到着しました。

○ ネギかネギでないか

ようやくたどり着いたのは、前々から入ってみたかった智恵光院通りの「めん馬鹿一代」。
お店の前には、寒そうに背中を丸めて待っているカップルがいました。
寒いから、お店の中に入れてもらいたいんだけどな~。
店長が注文を聞きに来ましたが、入れてもらえません。
よっぽど店内が狭いのかと思いましたが、そのわけはあとでわかりました。

注文の取り方が変わっていました。
「ネギラーメン?それ以外?」
ネギか、ネギでないかの二択です。



ネギそばを注文した人だけ、カウンター席になるからだそう。
2人で来て、一人がネギ、もう一人がそれ以外を頼んだら、別々の席に分けられるそう。
厳重なルールがいくつもあるようです。
なんだか独特な店なんだなあと、この辺りから気づき始めます。
私たちの前のカップルはネギ以外にしましたが、私たちは「せっかくだから」と二人ともネギにしました。

○ 人数がそろうまで作りません

カップルが中に通されてからしばらくたちました。
お客さんが店からどんどん出てくるのに、私たちはなかなか呼ばれません。
どうしてかしら~?
ようやく呼ばれて中に入ると、10席あるカウンターはガランとあいていました。

カウンター席に座ってもなお、しばらく待ちます。
ずいぶん待ちます。おなかすいた・・・。
そのうちに、またお客さんがやってきて、カウンターに座りました。
ほぼ全ての席が埋まったところで、麺がゆでられ始めます。
どうやらカウンター席は、10名揃ってから一度に作るシステムのようです。

○ 店内禁止事項

「これを読んでおいてね」と渡された紙には、お店のルールがびっしりと書かれていました。
これはネギラーメン注文者用。
ほかに、すべての注文者向けのNG行為として「おすすめはなんですか?と店長に聞くこと」「このラーメンおいしいですか?と店長に聞くこと」「麺硬めで、と店長に聞くこと」が挙げられていました。



自分のラーメンに具が注がれているときには、カメラ撮影禁止だとのこと。
少し遠くからならOKだとか。
どれだけ危険なんでしょう。

店長は、相当個性的です。
厳しそうですが、なぜか腕組みポーズをとった店長ステッカーが売られています。
店長バッヂまでありました。しかも10種類くらいも。
ニーズはどこにあるの?アイドル路線を狙っているのでしょうか。

○ 紙エプロンと髪ゴム

まずは、紙エプロンが配られました。
油がはねるからでしょう。これはわかります。

そして、テーブルの上のものにタオルが掛けられていきます。どれだけすごいの・・・?



次に、髪ゴムが配られました。
???
すでに髪は後ろに束ねています。
なのになぜ?
「前髪に火が燃え移ると危険だから」と言われました。
!!!
男女関係なく、前髪を垂らしている人は、一つに結わくように言われます。
誰もがイヤそうでしたが、ここではお店のルールに従わなくてはいけません。
しぶしぶまとめて、みんなが「しとしとぴっちゃん」状態になりました。

店長が、カウンターの後ろに「もうちょっと待っててね~。後ろから見てってね~」と声をかけます。
先程のカップルは、もう食べ終わって、テーブル席からショーの開始を待ち構えていました。
振り向くと、カップルの女性とバッチリ目が合ったので、大五郎前髪のデコ状態のままでそばに行き、自分のカメラを渡して「撮ってもらえませんか?」と頼みました。
あやしすぎる顔での突然のお願いでしたが、彼女は動じることなく、ガッツポーズで快諾してくれました。
イケメン!すてき!

○ It's show time!

いよいよ始まります。イッツ・ショータイム!
「さあ、カウンターの皆さんは、手を後ろに組んで!器は熱くなっているから、すぐには触らないで!」と大声を張り上げる店長。
みんな口をつぐんで静か。お店の空気が一変しました。
なんだか黒魔術ミサが目の前で行われるようで、どきどきします。









炎を上げて天井まで燃え盛る鍋から、それぞれの器に具を移しこんでいきます。
バチバチと音を立てて流れこむ火焔。火の熱い空気が顔を覆います。
まさに炎のラーメン。
すごい迫力で、息をのむばかりでした。





誰もが圧倒されて、ただ目の前のショーを眺めることしかできませんでした。
全員の器に炎のラーメンが注がれて、熱すぎるショーが終わってからも、誰もがすぐには動けません。
ビックリしすぎて、呆然と固まっていました。
「もういいよ、どうぞ」と店長に言われてから、のろのろと動き出し、箸に手を伸ばします。

○ 気になるお味は

燃え盛ったネギラーメン。
ごま油を通した九条ネギの香りが鼻をくすぐり、焦げたようなにおいもします。
まあ、あれだけ炎を上げていれば、そうなりますよね。
テーブルもなかなかすごいことになっていました。



食後、ノブさんは「あれはショーありきで、味はいまいちだったなあ」と言っていました。
魂が抜けたままのような状態で食べたので、あんまり覚えていませんが、確かに味は二の次だったような。
それでも九条ネギはおいしかったし、まさかあんなに目の前で火柱を見るなんて思わなかったので、初めて体験に満足しました。

京都駅前に宿をとったノブさんと地下鉄の駅でお別れし、私は宇治に帰りました。
人気通訳ガイドの話は、含蓄が深くて面白かったです。次は東京で会いましょう~。

○ 寝しなの飲み誘い

JR奈良線で宇治駅に向かう途中、電車が途中で止まって動かなくなりました。
「踏切内に車が立ち往生したため」「今撤去中です」と放送が入ります。
車を撤去中って、どういう状態?
一人でドキドキしていますが、乗客は誰ひとり騒がずに、電車が停まっている間、静かにしていました。
都内のように、いらいらした空気が車両内に満ちることもありません。どこかのどかです。

宇治に戻ってきました。宇治橋が描かれたマンホールがすてき。



宿に戻ると、なんだかてんやわんやしていました。
ウメちゃんが、翌日自転車を貸してくれると言ってくれていましたが、その自転車が行方不明になって、ちょっとした騒ぎになったよう。
その後、彼女の知人がふらりと借りていったことが判明し、その日のうちに戻ってきました。

町に貼ってあったポスター。
クリスマスに餅つきって、斬新ですね!
サンタが餅つきをしているなんて、初めて見る絵柄です。



部屋で寝支度をしていると、隣のウメちゃんからメールが届きました。
「オーナーが "一緒にバーに来ない?歓迎会しようよ" って言ってるけど、都合はどう?
 でも外に出るのは寒いし、さっき梅酒を買ってきたから、バーじゃなくても私の部屋に飲みに来ない?」
どちらも嬉しいお誘いです。宇治の人って優しいのね。ウメちゃんは台湾だけど。
ただ、その時にはもうベッドの中で、寝落ちする寸前だったため、「ごめんね」と丁重にお断りしました。

この日がこの宿最後の夜で、明日が旅行最終日。楽しい時間はあっという間です。

4-1に続きます。


京都の紅葉そして宇治 3-(1)

2014-11-23 | 近畿(京都・滋賀)
  ○ 通訳ガイドの休日 ○ 京都の家康ゆかりの場所 ○ 絶景かな、混雑かな
  ○ アメヨコ状態の永観堂 ○ ガイドに語るの巻
  ○ 茶屋で団子休憩 ○ おめんでうどん

2-2からの続きです。

○ 通訳ガイドの休日

両親が帰った翌日、通訳ガイドのノブさんと会いました。
とても物知りで、話を聞いていて楽しい人です。
このいい季節に、仕事で京都に一週間滞在し、ちょうどこの日がオフだとのこと。
東京の人と旅先で会うのも、勝手が違っておもしろいものです。

この時期の京都は冷え込んでいて、長いコートが必要ですが、この年は暖かくて連日ぽかぽか日よりが続いています。
日中はダウンコート姿だと、恥ずかしいくらい。
ノブさんも「昨日暑かったから」と、上着なしのセーター姿で現れました。

○ 京都の家康ゆかりの場所

蹴上で待ち合わせて、南禅寺に向かう途中で、金地院の前を通りかかりました。



いつも通り過ぎるだけでしたが、庭園がきれいなノブさんお気に入りのお寺だと聞いて、興味をひかれて入ってみます。



境内には石の鳥居がありました。
お寺の中に神社があるのは、特に珍しくはありませんが、鳥居が大きく、その先の参道も長く続いていたため、神社も大きいのだろうと思われます。
奥には、重厚な東照宮(重要文化財)がありました。
そういえばここは徳川家康ゆかりのお寺。だから神となった彼が祀られている神社も堂々としているわけですね。



表からではわかりませんでしたが、思ったよりも広い境内でした。
ていねいに整えられた白砂の庭はきれいですが、この日は日差しが反射して、まぶしーい。
庭園は小堀遠州作と言われているそうで、静けさを保った落ち着きのある空間です。



ここは家康の遺言により寛永5年(1628年)に造営した、彼の遺髪と念持仏とを祀るお寺。
私が知らないだけかもしれませんが、京都は、あまり家康色がないところ。
彼ゆかりの場所は、ほかに二条城くらいしか思いつかないため、珍しい感じがしました。

○ 絶景かな、混雑かな



南禅寺に着くと、まず目に入るのが巨大な山門。
ノブさんは、その上に人がいることに驚いています。
上れることを知らなかったんだそう。さっそく階段に並びます。
大勢の人たちと足並みをそろえ、ロープを伝って急な階段を上がっていきました。



紅葉がきれいで見晴らしもよく、いい時期に上がったなあと思いますが、それにしてもすごい人。
たくさんの人が門の上に上って、押すな押すなの大混雑です。
耐震というか免震というか、大丈夫なんでしょうか?



ここはいつでも人気スポットで、下から見ては、今にもこぼれそうなほどに人がのぼっているなあと思っていました。
門の大きさはわかりましたが、外側だけで、内陣には入れてもらえなかったのが残念。
どんな仏像が安置されているのか、見たかったのに~。
人の流れに押し出されるように、下界へと降りました。



○ アメヨコ状態の永観堂

仕事の下準備のために南禅寺から哲学の道へのアクセスを知りたいというノブさんをお連れします。
よくよく通る道なので、プロのガイドさんを案内する現地ガイド気分です。



途中、永観堂の前を通りかかりました。
東福寺と同様に紅葉で有名なこのお寺は、この時期は一年で一番混んでいます。



今回も、麗しい紅葉が見ごろを迎えていますが、それだけに大混雑。
近づけば近づくほど、人の波におぼれそうです。



この人ごみは、どこかを思い出します・・・そう、年末のアメヨコ!
アメヨコでは、みんな買い物に必死、ここでは、みんな紅葉に夢中。
どちらも周りが見えていません!



じっくり拝観するのなら、混雑もなんのそのですが、まだ一日長いんですから、ここで遭難しているわけにはいきません。



門から見える紅葉をちょっとだけ楽しんでから、人の波をかき分けるようにして喧騒から離れ、どんどん先に進んで哲学の道にたどりつきました。

○ ガイドに語るの巻

まず、道の一番端にある若王子神社をお参りします。
新島襄と八重のお墓があるとの表示を見て、ノブさんが興味を示しましたが、彼らの眠る同志社墓地の場所は目の前にそびえる山のてっぺんだと知って、あっさりあきらめました。
今日は登山仕様の服じゃないの~。それに暑い日なの~。



若王子神社の狛犬に注目します。
お寺続きだったので、この日初めての狛犬。
角つきだったので、テンションがぐぐっと上がったところに、ノブさんに質問されたので、つい熱く狛犬語りをしてしまいました。
前の日にも狛犬を一対も見なかったから、喜びもひとしおだったんですよねー。

○ 茶屋で団子休憩

この辺でお茶にしようかということになり、下の画像の橋を渡ったところにある叶匠寿庵に行きました。
和菓子の老舗ですが、お昼近かったためか、入り口のお品書きには食事しか出ておらず、「ここは料亭なのかしら」「まだ食事の気分じゃないよね」と、やめました。
後で調べたら、甘味ものもあったようでした。



哲学の道の途中にある茶房 小径で休憩をしました。
ノブさんはわらびもち、私は茶団子とお茶のセット。
茶団子ってどんなものだろう?と思って注文し、てっきり茶色いお団子が来るのかと思ったら、緑色。京都がお抹茶処だからでしょうか。
「別に茶色い団子ってわけじゃないからね」と笑うノブさん。



「ここは春に来ると、桜がきれいなんだよね」とノブさん。
たしかに哲学の道は桜の木が多く、葉っぱが紅葉していて、きれいです。



春も秋も楽しめる道って、いいですね。
いつ通ってもきれいな道では、周りに目が行って、難しい哲学なんて考えていられなさそうですけどね。



途中、道をそれて法然院に寄りましたが、ここもすごい人でした。





行きついたゴールにあるのは銀閣寺。
哲学の道を端から端まで歩いたことになります。



銀閣寺垣を見て、ノブさんが銀閣寺を参拝している間、私は隣の行ったことがない浄土院を見学。





それから、八神社の狛犬をチェックしました。
銀閣寺のそばにあるのに、少し道をそれたところにあるこの神社には、参拝者は誰もいませんでした。



東山の美しい自然。メインの道以外は人もおらずに静かです。







○ おめんでうどん

銀閣寺の参道には、お土産屋と茶店が並んでいますが、食事ができるお店は少なく、あっても混んでいます。
混んでいる界隈なので、移動しようかと銀閣寺道バス停まで行きましたが、すぐそばのうどんや「おめん」が気になり、少し並んでカレー肉うどんを食べました。

おいしくてリーズナブル。当たりのお店でよかったわー。
でも、できたてはあつあつすぎてアッチッチ状態。
カレーうどんって、なかなか冷めないんですよね。
一口ずつさじにのせ、フーフー息を吹きかけながら食べていきます。



ふと気が付くと、あっという間にぺろりと平らげているノブさん。
そういえば、ガイドの人は食べるのが早いんでした。
私もあわててピッチを上げようとしましたが、熱さには勝てず、さらにカレーの飛び散りも避けたくて、やっぱりお待たせしちゃいました。
ノブさんは、昼からビールをジョッキで頼んで、ご満悦でした。



銀閣寺道でいつもバスの中から気になっていた、私設図書館です。
江戸川乱歩シリーズが揃っていそうな感じ。
京大生が利用しているのでしょうか。
いつか入ってみたいなあ。

3-2に続きます。