風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

昔にならって徒歩参拝 index

2014-05-19 | 神奈川


◆ その1(往路) ←日記へ
一度くらいは、徒歩巡礼をしてみようと思いついた5月。
家から一番近い霊場、横浜の弘明寺に、歩いて参拝することにしました。
電車の距離にして往復31キロ。なぜかやれそうな気がして、出発しました。
  ○ プロローグ  ○ 私と弘明寺 ○ 横浜駅越えウォーキング
  ○ 時間短縮、京急ワープ ○ 弘明寺駅は山の上 ○ 坂東33箇所観音霊場14番札所 弘明寺観音



◆ その2(復路)
目的地からの帰り道。行きに電車に乗った分、多めに歩くことにしました。
寄り道をしたら、なんだか巡礼とはどんどん関係ない感じに・・・
ともあれ無事に、家までたどり着きました。
  ○ 弘明寺商店街 ○ 新緑の大岡川沿い ○ 京急イエローハッピートレイン
  ○ お三の宮 ○ アートな黄金町河岸 ○ 中華街
  ○ 象の鼻パークに象の鼻 ○ きかんしゃトーマス展 ○ エピローグ



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昔にならって徒歩参拝-2

2014-05-18 | 神奈川
その1からの続きです。

○ 弘明寺商店街

この日の目的地、弘明寺に到着して、ほっとしました。
あとは帰り道をたどるだけです。

久しぶりの弘明寺商店街には変わらず元気な声が飛び交っています。
驚きの安さも変わりません!
わー、大根が安い!卵も激安!
買い込みたかったんですが、帰りも徒歩。重い生ものは避けたほうが賢明です。
世に門前町はいろいろあれど、私はここが一番お気に入り。
近くに住んでいる人がうらやましいわ~。

○ 新緑の大岡川沿い

商店街を散策していたら、いちばん端の地下鉄駅の方まで出ました。
ついでに、以前南区住民だったときに免許の更新に出かけていた警察署や、その隣の横浜国大付属中学校の前を通って、再び川に戻ります。
もう時間を気にする必要がない帰り道。急ぐ必要がないため、のんびり川沿いを歩いていくことにします。



本当は、行きもこの川沿いを歩く予定でした。
大岡川は桜の名所。もう葉っぱのみですが、青々と茂って、目にさわやか。
川沿いは遊歩道になっており、快適に散策ができます。
川にかかる橋を見るのが好きな私。
多摩川は、大きすぎて橋の数が少ないのですが、大岡川沿いだったら、橋を求めていくらでも歩けそう。

ちなみに、今年の桜はこんな感じだったようです。友人が送ってくれました。う~ん、見たかったわー。



○ 京急イエローハッピートレイン

大岡川は、横浜まで京急路線とおおよそ平行に流れています。
途中、黄色い京急が通るのが見えました。
まだ走り始めて一ヶ月もたっていないもの。初めて見たわー。ドクターイエローみたい。



「イエローハッピートレイン」と名づけられていますが、「京急は赤!」と思っている私は、モヤモヤしました。
青い京急を見たときも衝撃だったのに、今度は黄色なんて~。
阪急電車のように、一色を貫いてほしいわ~。
まあでも、ハッピーになれるんなら見られてラッキーです!

○ お三の宮

てくてく歩いて、蒔田の方にやってきました。
かつて、京急の南太田駅そばの三春台というところに住んでいた私。
当時住んでいた辺りに近づいてきています。

時間は16:30。ここでお三の宮に行ってみることにしました。
住んでいたころ、よくよく聞いていたお三の宮という名前。
商店街もあり、バスに乗っていてもアナウンスが入ります。
近いとはいっても、京急沿いからは少し離れているため、参拝したことはありません。正式名称は日枝神社です。



なぜお三の宮というのか、不思議ですね。
山王社なので「さんのうのみや」から「おさんのみや」に転訛したものというのが、神社の公式見解のようです。
「一ノ宮」「二ノ宮」があったんだろうという意見もありますが、私は高校生の頃読んでいた『源氏物語』に女三の宮が出てきたため、お姫様の名前を連想していました。
あの頃は『あさきゆめみし』を読みふけっていたものだわ~(あれっ、原文は?)



入り口には、新しいながら堂々とした山王鳥居があります。
やっぱり画像がまぶしすぎますね。カメラの買い替え期かしらー。
境内には、岩を台座にした、玉眼のいかつい黒い狛犬がいました。



境内には、「苦難除けの石燈籠」と書かれた割れた灯篭がありました。
これは、東日本大震災の時に壊れたものだそうです。
神社の隣には幼稚園があり、当時は大勢の園児が境内で遊んでいたとか。
この辺りでもこんな大きな被害を受けたんだ、とひやりとしました。
子供たちが被害を受けずに、よかったです。



○ アートな黄金町河岸

川は黄金町の辺りにさしかかりました。
かつては、かなり危険な雰囲気が漂うディープゾーンで、昼でもなるべく近寄らないようにしていましたが、今では川沿いがきれいに整備され、こじゃれたカフェやモダンな事務所が並ぶ、明るい地域に変わっていました。



日の出町駅に着いたところで、大岡川からそれました。
帰途ルートを外れて、伊勢佐木町モールを歩いていきます。
時間は17:30になっていました。



久しぶりの伊勢佐木町は、かなりお店が変わっていました。
かつてゆずの二人が路上ライブをやった松坂屋は、今はカトレヤプラザに変わっています。
アールデコ調の外観が、以前の松坂屋の建物に似ており、浜っ子としては嬉しいところです。

○ 中華街

伊勢佐木町を抜けて関内に出て、さらに海の方へと向かいます。
たどり着いたのは中華街。時間は18:00。



中華街まで足を伸ばすことで、行きに電車に乗った分を歩いたことにして、差し引きトントンにしようと思ったのです。
関帝廟ちかくの茶葉屋で、中国茶を1キロ買い求めました。ずっしりとした重さが肩にかかります。



そういえば今回は乗り物に乗らず、歩いて帰るんだったじゃなーい!と、買った後で思い出しました。
でもまあ、生ものじゃないからいっか。
途中、疲れたら沸かして飲めばいっか。

○ 象の鼻パークに象の鼻



そうして、家の方向に向かいます。
山下公園を通り、海沿いを歩いていくと、象の鼻パークに、巨大な象の鼻がにゅっと突き出ていました。
鼻の上には赤いりんごがフワフワ浮いています。
かわいーい、でも大きーい。
いつの間に、こんな大きなオブジェができていたのかしら~?



赤レンガ倉庫の前を通り、みなとみらい地区を抜けて、19:30に横浜駅にたどり着きました。

○ きかんしゃトーマス展

歩くのにもちょっと飽きてきたので、横浜そごうに立ち寄ります。
そごう美術館で開催中の「きかんしゃトーマス展」を見ました。
この日が最終日。もう夜だったので観客も少なく、会場に流れるビデオから「シュッポッシュッポッ!」という蒸気機関車の音が聞こえる以外は、館内は静かでした。



トーマスの目線、ちょっとコワい・・・


そうして、行きと同じ道をたどって帰ります。
家に着いたのは、21:30でした。
一人だったため、休憩をせず、実に8時間、歩くか立ち止まるかしていたことになります。
家に近くなるにつれ、足が動かなくなりました。
よく歩いた日でした~。

○ エピローグ

「できるかな?たぶんできるんじゃないかな」という根拠のない自信で実行に移した今回の徒歩巡礼。
時間の都合で戸部-弘明寺間は電車に乗りましたが、経路上にない元町・中華街-横浜間を加えたため、だいたい往復徒歩巡礼をしたのと同じ距離を歩いたことになりました。
我ながら無謀なチャレンジだと、あまり考えないようにして歩き出してみたら、意外にできました!

川沿いの遊歩道や、横浜の湾岸散策路といった気持ちのよいルートだったので、なんとかなったのでしょう。
帰り道では、中華街でお茶を買ったり、横浜で展覧会を観たり、もはや巡礼帰りとはいえないような行程になりましたが、そんな風にあれこれ別の用事をこなしたからこそ、なんとか最後まで歩ききれたようにも思います。

今回は、知っている土地なので不安もなく実行に移せたものの、やっぱり脚がくたくた、だるだる。
この日のお風呂タイムは、しばらく湯船から出られませんでした。

昔の人は、すべての道を歩いて巡礼したのですから、本当にすごいなあと思います。
情報が少ない見知らぬ土地に向かい、険しい山を登り、時には盗賊や追いはぎに遭ったりもしたことでしょう。
いや~、おみそれします。

もともと、神様仏様に祈ることよりも、時代を経て大勢の人々が巡礼に繰り出したことの方に興味がある私。
大変な場所にある寺社で色あせた千社札などを見ると、神仏ではなく、それを貼った人の信念と根性に、ひれ伏したくなります。
今回は、そうした昔の巡礼者の気分を、少しだけながらも味わえました。

今回のことで、弘明寺で終電を逃しても、なんとか歩いて帰れることもわかりました。
でもそういう時は、簡単に「ヘイ、タクシー!」しそう。
大災害に遭った時なら、タクシーも無理ですね。でも帰れると思います。
ピンヒールを履いていなければ。

巡礼は、楽してするものではない、修行の一つのようなもの。
時々巡礼をして自分を試してみるのは、断食することに似ていて、いいことかもしれないな~と思いました。
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昔にならって徒歩参拝-1

2014-05-18 | 神奈川

○ プロローグ 

巡礼といったら、どんなイメージが湧きますか?
私が巡礼者となる前は、とても遠い言葉に聞こえていました。
どちらかといえば海外の話という感覚で、バチカンを訪れるキリスト教徒や、メッカを訪ねるイスラム教徒を連想していました。
そのうち、スペインにはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路があると知りました。
それから、日本の四国のお遍路さんも同じような巡礼者なのだと、つながりました。

どれも、簡単な道行きではありません。
みんな死を覚悟して、本気で聖地巡礼に臨んでいます。
イスラム圏のメッカ巡礼にいたっては、一生に一度すべき義務のようなものとなっています。

日本には四国遍路のほかにも、さまざまな巡礼があり、私はそのいくつかを巡っています。
普通に生活をしながらでは、昔の巡礼者のようにひたすら歩き続ける行程は、とても無理。
今では休日に車や電車で参拝できる、便利な世の中になりました。
専用のツアーバスも出ているくらいですからね。

ただ、楽にお寺を巡っても、張り合いがないというか、達成感がいまひとつ感じられられません。
やっぱり「ファイトー!いっぱーつ!」的に苦労した後の方が、リポビタンDはおいしく飲めるもの。
白装束も着ず、菅笠もかぶらず、普通の格好で札所巡りをする私ですが、せっかくですから少しは巡礼者っぽい参拝をしてみたいとも思います。

目下、トライしているのは、百観音巡礼。
100ある観音様の中で、うちから一番近いのは、坂東三十三箇所観音霊場の十四番札所、弘明寺観音です。
横浜にあるのはこのお寺だけ。せめてここくらいは、歩いてお詣りしてみようと思いました。

最寄の駅から弘明寺駅まで、電車を使うと横浜経由で30分弱。
電車の直線距離では、15.5キロくらいです。
つまり、往復すると31キロ。
普段、10キロ歩くこともそうそうありませんが、まあゆっくり歩いていけば往復できるかな・・・とのんきに考えます。

宮部みゆきの『平成お徒歩(かち)日記』を読んで、ちょっと影響されたのかもしれません。
5月の晴れの日を待って、出発しました。

○ 私と弘明寺

弘明寺は百観音の中で一番身近なお寺です。
学生時代は電車通学で、毎日弘明寺駅を通っていました。
高校3年間ずっと一緒にいた親友も、そのとき憧れていた人も、弘明寺に住んでいました。
定期圏内だったので、友達としゃべり足りなくて、よく途中下車しました。
ここの弘明寺商店街は、活気があっていつも賑やか。
お寺へと続く商店街をおしゃべりしながら往復したり、川沿いを歩いたりしたものです。

弘明寺・上大岡の人たちは、みんなここに初詣に行くそうです。
ただ、私は肝心の弘明寺参拝をしたことがありません!
門前の弘明寺観音せんべいなら食べたことがあるのにー。
知っているのは商店街ばかり。あと「珈琲パーラー泉」という喫茶店のサラスパが好きだったわ~。
高校生の頃は、友人ともども、お寺や仏像といった日本的なものに全く興味がなかったから、仕方がありませんね。

そんな風に、昔からよく知っている駅前界隈。
当時住んでいた家から数駅のところにあった身近な場所なので、(これなら歩いていけそう)と思ったわけです。

○ 横浜駅越えウォーキング

といっても、朝一で出かけたわけではありません。
洗濯や掃除をして、昼食を食べて、家を出たのは13:30でした。
天気はいいけれど、ちょっと暑さを感じます。

家から横浜駅までは、8.5キロほど。
時々歩いているので、よく知った道を歩いていきます。
でも普段は、往復はめったに歩きません。クタクタになってしまうので。



これは、旧綱島街道沿いにある白幡身代わり地蔵尊。
旅の途中に辻強盗に襲われた兄妹が、この像の影に隠れたところ、振り下ろされた刃がはね返って強盗にささり、二人は難を逃れたのだとか。
幼い兄妹の命を救ったお地蔵さまです。



東白楽駅-横浜駅間の線路跡にできた東横フラワー緑道を通ります。
以前は大回りをして車通りに出ていたため、この遊歩道ができてから、歩くのがとっても快適になりました。
これは白楽から横浜に抜ける高島山トンネル。トンネルの向こうは、もう横浜駅辺りです。



横浜駅には15:15に到着しました。
(あれ、けっこうかかっちゃった)と時計を見て思います。
一日で一番暑い時間帯のため、あまり負荷がかからないよう、急がず歩いてきたからでしょう。

○ 時間短縮、京急ワープ

それから京急沿いに歩いていくことにします。
ここから先は道が不慣れなため、線路を追いながら。
横浜駅の中心から、京急の線路が伸びていく方面に出るまで、少し時間がかかりました。

長丁場になるため、ペースを調整しながら歩いてきましたが、だんだん心配になってきます。
目指す弘明寺の御祓い・祈祷の受付は16時まで。
となると拝観は16時半までくらいでしょうか。
門が閉まるギリギリに駆け込みたくはなく、お寺の開いている時間内に、余裕を持って行きたいところです。

ただ、横浜駅を抜けた段階で、もう15:30を過ぎていました。
あと1時間で、京急6駅分を歩けるかしら?
歩いたことがないので、わかりません。
汗だくになって、ハーハーいいながら参拝するのは避けたいので、時間短縮をすることにしました。



つまり、横浜駅となりの戸部駅から京急に乗ることに決めたのです。
徒歩巡礼のはずが、サクッと主旨変更ー!
まあ、その辺は柔軟にいきましょう。
一人なので、自分が納得すればいいことです、ええ。

15:50の普通電車に乗り、途中で快速通過待ちをして、弘明寺駅に着いたのは16:05でした。

○ 弘明寺駅は山の上

さあ、弘明寺駅到着です。
でも、案内板がないため、どちらの口に降りればいいかわかりません。
駅名にもなっているお寺なので、駅をあげてお知らせしているのかと思ったのにー。
地図を見て場所を確認してから、駅の外に出ます。
私の知らない出口の方にありました。
駅前にドドーンとお寺があるのかと思いましたが、きょろきょろ見渡してもありません。
あれー?

先ほどの地図に書かれていた方向に向かうと、急な下り坂になりました。
その坂の奥に、お寺らしき中国風の屋根が見えたので(あれかな)と降りていくことにしました。
けっこうな急坂で、自転車の人はみんな乗っていられません。
ふうふう言いながら引いて上がってきます。
駅前なのに車はエンジンをふかさないといけなさそう。
京急弘明寺の駅が、こんな山の上にあるとは知りませんでした。

○ 坂東33箇所観音霊場14番札所 弘明寺観音

降りていくと、果たしてそこが弘明寺でした。
古めかしいお寺。横浜市内最古の寺院です。
境内はそう広くはありませんが、きちんと整備されています。
結界の中には霊石とされる七つ石があり、その上には、小さな願い石が載っていました。



高野山でよく見かける、「こうやくん」のパネルを見かけて(あれっ)と思いました。
こうやくん、これまで高野山か高野山カフェでしか見たことがなかったので。
ここが高野山真言宗の寺院だからですね。
このお寺オリジナルの「ぐみょうくん」とかがいてもよさそうです。



修行中といった風の若い僧侶が数名、境内で何か作業をしていました。
作務衣姿でてきぱきと動いており、活気を感じます。

ようやく弘明寺観音に会えました~。
ここから数駅のところに住んでいた10年間、一度も参拝せずにごめんなさい~。
今回がいい機会でした。坂東の札所になっていてよかったです。



お堂には、木造の閻魔大王がおいででした。
目を見開いて咆哮しています。
ギャー、コワいー!でもえんま様、好きー!
ほかにも弘法大師像や弁才天像がありました。



古刹を訪れると、歴史の重みを感じて胸がいっぱいになります。
このお寺も、時代の流れをまとうすばらしい場所でした。
さっそく「弘明寺観音友の会」に入会しました!

行きは横の山門から入ったため、帰りは正門から出ようと、お寺の石段を降りて行きました。
かなり下っていきます。これ、地下鉄の駅や商店街方面から来たら、ウンウンいいながら石段を登ることになったんだわ。



仁王門の横には「さあ、一緒に祈りましょう!」と明るく勧めるメッセージ。
レッツ・プレイ♪ってことですね。
石段の上にあって、古めかしい仁王門からは見えないお寺は、敷居が高くて初めての人は入りづらそう。
こんな風に背中を押してもらえると、行きやすくなります。



門の中には、表情豊かで今にも動き出しそうな赤い仁王様がいました。
「ここ、ひと押ししたら簡単に出れるな!」「確かに、ひと叩きしたら壊せるな!」みたいな力自慢の会話が聞こえてきそうです。




仁王門の先には、アーケード商店街となった参道がまっすぐ奥まで続いていました。
その2に続きます。
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鎌倉・元のお宮さがし index

2014-05-17 | 神奈川



◆ 鎌倉散策記-1
  鶴岡八幡宮の前身となるお宮の話を聞いて、探しにでかけました。
  途中、流鏑馬で命中した的守りや、小さな力士像を見かけます。
  あちこち寄り道をしながら、元宮にたどり着きました。
   ○ prologue ○ スタバ鎌倉御成町店 ○ ホテルニューカマクラ
   ○ 流鏑馬当たり的 ○ おんめさま ○ 足元の力士
   ○ 元宮さがし ○ 鎌倉初の八幡宮

◆ 鎌倉散策記-2
  大通りからそれると。鎌倉の町は細道がいっぱい。
  曲がりくねった道に迷い込みながら歩きます。
  海岸にはテントが張られ、フェスの準備が整っていました。
   ○ 裏道を通って ○ ビッグな光明寺 ○ 涼しいハワイ、クア・アイナ
   ○ 砂のろくでなし猫 ○ 由比ヶ浜ビーチと魚藍観世音
   ○ インタビューウィズヴァンパイアの少女 ○ epilogue



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鎌倉・元のお宮さがし-2

2014-05-17 | 神奈川
その1からの続きです。

○ 裏道を通って

GWを過ぎると、すっかり日射がきつくなってきます。この日も初夏のように暑い日。
外を歩く時には、ゆるゆるローモードです。

「光明寺に行ってみたいな、まだ行ったことがないから」とサユが言いました。
私は何度か訪れている、外れたところにあるお寺です。
「いいけど、ここからだとちょっと歩くよ~」とことわって、向かいました。

私が案内すればいいのですが、元八幡からの行き方がわかりません。
鎌倉を歩き慣れているサユは、地図にないような細道を選んで分け入っていくため、私はどこを歩いているのか、現在地を把握できません。
住宅街をくねくねとねって謎の道を歩いて行くうちに、光明寺の裏手にたどり着きました。
たどり着いちゃった。うーん、鎌倉マニア。
大通りは混んでいますが、裏道はほとんど人も通らず、すいていました。

○ ビッグな光明寺

そうしてやってきた光明寺。



いつ見てもビッグで、かなり後ろに下がらないと、山門が撮りきれません。
風通しのいい、好きなお寺です。



本堂に上がって、法然上人・如意輪観音・弁財天の像を拝みました。
庭園も美しく、浄土宗だけに浄土世界にいるような光景でした。



木張りの渡り廊下の日陰から眺める景色は、まぶしくも涼しげ。





堂内はひんやりとしていますが、外は暑く、お寺の猫がだれていました。
このお寺に来るたびに、何匹もの幸せそうな猫に会いますが、この猫たち、お堂には決して上がりません。いけないことだとわかっているんでしょうか。



○ 涼しいハワイ、クア・アイナ

一休みしてから、再び鎌倉駅方面に歩き出しました。
今度は材木座海岸沿いに、海を見ながら歩いて行きます。
まぶしく光る海と波。大勢のサーファーたちの黒い影。
すっかり夏気分です。

強い日差しを浴びながら外を歩いているうちに、暑さにすっかり参ってしまいました。
「もうだめ~、あつい~」
若宮大路まで戻って、逃げ込むように入ったのは、KUA`AINA鎌倉店。
店内はハワイ一色ですが、冷房が効いていてすずしーい。



ここでお茶をしながらポテトをつまんで、クールダウン。
サーファーたちがやってきては、テイクアウトの注文をしていきました。



○ 砂のろくでなし猫

しばし涼んでから、再び外に出ました。
若宮大路を海に向かうと、そこは由比ヶ浜。
こちらもサーファー天国でした。







目の前のビーチには青と白のテントが張られ、砂でできた巨大な猫がででーんと足を投げ出していました。
「あれ、なんだろうね?」「いまいちかわいくないけど…」
小町通りの像「ろくでなし猫」の砂像だそうです。いつの間にそんなキャラができていたんでしょう!



砂浜では、きたる「鎌倉ビーチフェスタ2014、由比ヶ浜!」に向けて、着々と準備中のようでした。

○ 由比ヶ浜ビーチと魚藍観世音

しばらく海岸でのんびりして、海風を存分に吸ってから、戻ることにしました。
若宮大路の起点となる滑川交差点で信号待ちをしていたら、ふと林立する石碑に目が留まります。
一見、特に何の変哲もなさそうですが、いったいなんて書かれてあるんだろう?

こんなことが気になるのは、寺社をつぶさに見るようになってから。
石碑の裏側に周ってみると、三つの石碑に「観」「世」「音」と一字ずつ、そして細長い石碑に「魚藍観世音」と彫られていました。



人間が食べる魚介の供養塔のようです。
道路から見て裏側に、観音様の文字が書かれていたなんて!
辺りを見回しますが、由比ヶ浜ビーチでこのネタに反応してくれそうな人はいなさそうでした。
数限りないサーファーがこの交差点を行き来していても、この石碑に反応した人は、いったい何人いるでしょうか。

この字を書いた人たちが、そうそうたる面々でした。

  「観」 内閣総理大臣 佐藤栄作 書
  「世」 神奈川県知事 内山岩太郎 書
  「音」 鎌倉市長 山本正一 書

石碑が建てられた昭和41年当時の現職の方々でしょう。
時の総理大臣にまで書いてもらっちゃっていますよ!すごいですね~。
「これ、字が下手だったら目立っちゃうね」と話します。
建立名として、鎌倉市立図書館長と鎌倉市仏教会々長の名が刻まれていました。

○ インタビューウィズヴァンパイアの少女?

御成通りを通って駅に向かいます。
ブティックの入り口に、外国人の女の子がいました。
かわいい。



近くまで行ってみて、それが人形だと分かりました。
うわ、生きてるみたい!
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の少女かと思いました。

サユに「このマンションに引っ越そうかと思ってたんだ」という駅前のマンションを教えてもらって、鎌倉駅に到着。
物件探しまでしていたなんて、あとちょっとで鎌倉住民になるところだったのね~。

夜はお互い別の用事があったため、夕方前に横浜に戻りました。

○ epilogue

この日は暑くて、時々ポーッとしながら歩いていましたが、海とカフェのある鎌倉は、あてのない散策にも向いている町。
気軽に行ける距離に古都があるのが、嬉しいです。
数え切れないほど行っているのに、行くたびに新たな発見があるところ。
魅力は尽きません。神奈川県民で、ハッピー!

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