3751号メドゥーサ出現

昨年来の懸念が
洗面所の片隅の壁に
ぎゅうと折りたたまれたまま
一年が過ぎた

老猫を見送り
手術した夫も退院し
居間を断捨離→冷蔵庫交換の
タイミングでカーペットも新調
その時、使っていなかった
床暖房の設備も外しました
ストーブから液体で熱を
循環させる管が
耕運機の跡のように
スポンジ状シートに
水平にぐるぐるめぐる

管の素材はやはり札幌市的には
【燃えないごみ】かと
周囲のプラスチック的スポンジ部分と
分ける計画でした
…とりあえず、切り離すか
その固さや加減が判らず
手指の痛みもあって、さて
鋏かカッターか、はたまた特殊器具?
管も堅さ不明で　危険承知で
曲げるか折るか…?

今月ようやく指が痛まなくなり
まず六畳サイズ程の
ばかでかい物の二つ折りをうんこらしょ
必死で浴室内へ移動させた
ボロボロ、ゴミや埃が出たら
後で洗い流すためです
自治体有料ゴミ袋最大の40Lを用意
プラスチックゴミ用袋の透明大型ゴミ袋も!
最後の足拭き用バスタオルも
一番ボロいのを置いた

夫に前説をしたところ
心配して現場を見に来ました
「危ないから、離れてて!」と頼むと
一番大きなカッターを貸してくれた
そして夫曰く「パイプ取れるぞ」
えっ⁉本当でした
埋め込んで軽く接着しただけらしく
角そばの液体入口/出口が並ぶ処から
つかんで引くと、簡単に
長い黒い管がはがれていく
その手応え固さは
太い電気コードぐらい
恐れていたよりはるかに楽に
手でたわめ、黄色ゴミ袋に詰めこんでいく

予想外の量の『こぼし汚れ』が
塵埃(褐色)となって剥がされた溝から
浴室中に飛び散りました
もう眼も鼻もわやくちゃ
マスクやゴーグル着ければよかった
眼が痛い、苦しい
翌朝まで眼がごろごろした

溝のだらけのスポンジ状シートを
適当な大きさにカッターで切り離し
透明ゴミ袋に放り込む
ふた袋になりました
昔、某スーパーの商品部で
商品台帳に原価売価入力してた時　
手が空けば　大量に届く
『試食品サンプル商品』の段ボール箱
発泡スチロールをカッター切断
→業務用ゴミ袋入れ　やってました
懐かしいなあ

終わる頃、頭から全身　粉塵まみれ
やっとこさ浴室内の粉塵をシャワーで流し
自分もシャワー浴、着替え
ああ　こんな時
寝転んで休憩するためだけの
ざっかけない浴衣を着て
髪を無造作に乾かし
アイスでも食べていたい