梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

やる気なんかない人達・一部中国語学習者の実態

2017-11-01 14:40:31 | 日記
   私は東亜学院という、昼は中国人に日本語を教え、早朝と夜間は日本人に中国語を教える学院に週二回通っています。もう6年半になり、当初から続いている人は5人だけとなりました。最初は150人位いたそうなので、こうした場所には付き物の減少とは言え、随分と脱落してしまったものです。

  私のように趣味が高じて通い続けている人間もいるわけですが、警察庁とか総務省とか、お役所から派遣されて来ている人もいます。しかし中には会社から命じられて登録はしたものの、いっこうにやる気が無く、出席したという証明だけを稼ぐために、授業時間10分前にならないと登校しないという女性もいました。

  私はまた東亜学院の傍ら、Lilianという個人レッスンを主とする会社で個人レッスンも受けています。個人レッスンを始めたのは、自分が中国語を話す時間が多く取れないと、結局は受け身の授業となり、発話能力は伸びないと判断したからです。昨日も行って来ましたが、100分のレッスンの内最初の1時間はテキストとは無関係な、正真正銘の雑談、途中にも雑談タイムが入ってしまいましたから、テキストを使用した時間は30分程度でしょうか。

  私のような要求を出す受講生はおそらく稀であろうと思います。そもそも講師自体、毎回本物の雑談をきちんとこなせる性格(恐らく能力と言うよりは性格の問題)の人は、まずいません。それがこなせる講師についていたのですが、Lilianと契約更新したところでその方が突如退職してしまい、私は一時途方に暮れてしまいました。

  幸い最後の最後になって、とっかえひっかえ交代でやって来た講師の中に、ずばり雑談どんと来いという方を見つけて(単に私の眼力で、この人ならいけると感じただけではあるのですが)、その講師を単独指名し、その後も雑談中心のレッスンを継続中です。

  雑談していると、講師の口からいろいろと情けない話を聞くことができます。Lilian とは、雑居ビルの狭い一室を各所に借りて、マンツーマン・レッスンを専門に行う株式会社なのですが、通って来る生徒さん達は、必ずしもやる気がある人ばかりではないという話が時々出ます。

  私が契約しているのは、50分×64回のコースで、全部で28万円強の支払いとなります。私はこれを100分×34回という形式で活用しているのですが、皆さんも概ねこの契約でレッスンに入るようです。私の場合雑談が多いので、100分でも長くは感じないのですが、中にはとても生真面目な講師の方もいらっしゃるので、そういう講師に当たった方にとっては少し長く感じるかもしれません。

  生徒さんの中にはちょっとした芸能人もいて、その人たちは絶対匿名なようですが、多くは会社員で、所属する会社から派遣されて通っているとのことです。まあ、それはそうでしょう。50分=4,000円というのはサラリーマンが自費で通うには少々負担が大きいはずだからです。

  東亜学院に通う国家公務員の方々はさすがに自覚が違うのか、それなりにきちんと勉強に取り組む姿勢がみられるのですが、Lilianに来られる会社員の方々の多くは、ノー予習・ノー復習という人なのだそうです。それでは能率が悪すぎるのですが、内心では好きでやってるわけではない、会社に強制されているのだ!という意識が強いのでしょう、そういう方は講師がせっせと板書してもノートに書き写すことも無く、漫然と時間を過ごして帰るのだそうです。

  恐らくは中国に派遣する人材として会社から指名されて通っているのでしょうに、ちょっぴり悲哀を感じますね。帰宅してからの学習時間が取れないというのであれば、通勤電車の中で予習・復習をする覚悟が無ければ、外国語など到底身に着くものではありません。講師の方もそんな話はするのですが、あっさり聞き流されるのが常だという事です。

  中国語ではありませんが、今や小学校で英語を必修とする時代です。しかし、その一方で既に必要に迫られ、時間的なリミットさえあるサラリーマンの皆さんが予習せず、復習せず、板書メモせず、という実態を耳にすると、もはや支離滅裂という気さえして来ます。ラッキー!会社の金で中国語が勉強できる!という意識を持つ人が一人でも増えると良いと思います。