金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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107:小谷野敦 『恋愛の超克』

2008-11-12 14:44:00 | 08 本の感想
小谷野敦『恋愛の超克』(角川書店)
★★★☆☆

風邪で扁桃腺が腫れまくり、ダウンしてます

さて、「もてない男」がおもしろかったので
借りてきた小谷野敦。
中身はなかなかに堅い内容であるにもかかわらず、
表紙が女性向け恋愛How to本のようで、
家の外でカバーをかけずに読むのが恥ずかしい
タイトルも、「超克」の意味がわからない相手には、
How to本だと思われてしまう!
……と自意識過剰なわたくしはベッドの中でちょこちょこ読み進めました。

内容は「近代の恋愛観」へのアンチテーゼと
売買春論の二本立て。
本文自体は真面目で読み応えあり。
先輩いわく、新書で出ている著作以外はわりと堅いそうだ。
ページの端に入っている学者にまつわる注には
筆者のつぶやきが入っていて笑える。

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