金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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大河ドラマ「光る君へ」♯28

2024-07-21 21:09:07 | 大河ドラマ「光る君へ」

倒れて寝込んでる道長の傍らで、

お上品ながらも露骨にバチバチする倫子さまと明子さま。

修羅場、面白すぎ!! と思っていたら、

あっさり淡々と、定子さまが亡くなってしまった……

ずっと定子さまへの愛を愚かなことだと描かれ続け、

史実にない「政をおろそかにした」エピまで加えられるし、

今日は追い詰められた行成くんからも

「下々と同じ心で妻を愛しちゃだめ」

とたしなめられた一条天皇だったが、

幼いころから身近にいた年上の女性を

ただ一人心の拠りどころとして一途に思うのは、

現代だったら美しい純愛なのよね

 

一条天皇や中関白家の描きかたには思うところあるが、

最後まで定子さまが聡明で、

きちんと自分の置かれた立場を客観視したうえで

帝や彰子さまの立場を思いやる女性であったのは

嬉しかったよ。

 

【その他いろいろ】

・一条天皇の手が美しい……

 演じている塩野くん、ハイローでしか見たことなかったので

 ギャップがすごい。

 一条天皇役、とても合ってる。

 

・定子さまの死に対し、伊周は左大臣のせいだと恨んでいるが、

 そもそも定子さまの立場を悪くしたのはお前だからな!?

 

・倫子さまから天皇の好きなものを訊かれて

 答えられない詮子さま。

 またもや母と子の絆の薄さを思い知らされる。

 「入内は不幸」を体現する存在として描かれ続けるのね。

 

・まひろは自分が楽しいから英才教育しているが、

 明子さまは倫子さまへの対抗意識から

 教育ママやってるんだな。

 

・一条天皇と彰子さまの笛に関するやりとりに、

 道長の日記の墨塗り。

 エピソードちょこちょこ入れてくれてて楽しい。

 

 

 

コメント
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