金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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56:ジャクリーン・ウィルソン 『ガールズ・イン・ティアーズ』

2007-04-30 13:47:14 | 07 本の感想
ジャクリーン・ウィルソン『ガールズ・イン・ティアーズ―涙がとまらない』(理論社)
★★★★★

シリーズ最終巻。
友だち、家族、恋人、周囲の人々のいやなところがむき出し。
嫉妬や優越意識ゆえに各人の意地悪心が炸裂。
ナディーンやマグダとは絶交、
パパとアンナの間はぎくしゃくしてるし、
ラッセルの「小さい男」っぷりも見えてきて、
次々と起こる衝突に涙にくれるエリー。

友だちの本音が見えてショックを受けたり、
恋人のことを「この人、つまんない人だなぁ……」と
思ってしまってもやもやしたり、
話としては中学生ライフなのだけど
あるなぁわかるなぁと思うところがたくさん。
しかしエリー……それでもラッセルが好きなんだ
恋は盲目なり。
そしてあいかわらず懲りないナディーン。

あこがれの君の優しさとお父さんとの語らいに
思わず涙が出てしまいました
このシリーズ、イギリスで連続ドラマ化されていたとのこと。
見たーい!

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