絲山秋子『逃亡くそたわけ』(中央公論新社)
★★★☆☆
気弱な「なごやん」を巻き込んで、精神病院から脱走、
幻聴と幻覚に悩まされながら、逃亡の旅に出た「あたし」。
あらすじを説明しようとしたらそれだけで終わってしまい、
あとは九州の名所と九州名物が次々に出てくる観光案内?
……という感じなのだけれど、退屈させずに読ませる。
地元を愛する「あたし」と、出身地名古屋を嫌う
東京至上主義のなごやんの会話が楽しい。
パスコだとか、名東区極楽だとか、名古屋文化圏の人間なら
思わずにやりと笑ってしまうことうけあい。
★★★☆☆
気弱な「なごやん」を巻き込んで、精神病院から脱走、
幻聴と幻覚に悩まされながら、逃亡の旅に出た「あたし」。
あらすじを説明しようとしたらそれだけで終わってしまい、
あとは九州の名所と九州名物が次々に出てくる観光案内?
……という感じなのだけれど、退屈させずに読ませる。
地元を愛する「あたし」と、出身地名古屋を嫌う
東京至上主義のなごやんの会話が楽しい。
パスコだとか、名東区極楽だとか、名古屋文化圏の人間なら
思わずにやりと笑ってしまうことうけあい。
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