金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

152-155:最近読んだ漫画

2020-06-29 21:41:00 | 20 本の感想
電子書籍の積読消化中。
ここまで読んだ、の覚え書き。

服部昇大『邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん Season4

今回もおもしろかった。
書きおろしの『恋空』へのツッコミも楽しい。



桜井のりお『僕の心のヤバイやつ 3

今回ももだえる可愛らしさ。
ヒロインの山田より、主人公の市川(男)のほうがヒロインっぽい。



六多いくみ『メイクはただの魔法じゃないの ビギナーズ プチキス(1) ベースメイク編

ストーリー漫画ではなく解説漫画なのね。
そう思って読めば、有用。



重松成美『花コイ少年 分冊版(1)

BLっぽいな……と思いつつも世阿弥が主人公と知って読んでみた。
ストーリーよりも人物の姿勢とか体格比とかが気になって仕方ない。
画力が没入を妨げる……。

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147-151:杉田圭 『超訳百人一首 うた恋い。』1~4巻 +『うた変。』1・2巻

2020-06-29 15:38:43 | 20 本の感想
杉田圭 『超訳百人一首 うた恋い。』1~4巻 +『うた変。』1・2巻 (KADOKAWA)
★★★★☆4.5

【Amazonの内容紹介】

紫式部、在原業平たちの恋歌がコミックと超訳に。
31文字の和歌に込められた究極のラブ・ストーリー。

********************************

1巻は再読、2巻以降は積読解消。
人気があってアニメ化していたのは知っていたのだけど、
1巻は確かに萌えシチュ満載でおもしろかった。
百人一首に関する伝承と創作をミックスしてエンタメとして上手に昇華している。
定家と式子内親王のエピソードに対しては、
「いくらなんでも身の程知らずすぎるだろ、立場をわきまえろよ」
と思ってしまったが、まあ、現代的な味付けなのかな……。
百人一首に興味を持ってもらうにはよい漫画。

1巻の巻末に超訳を全部載せちゃってるのを見た時点で、
「これ、本当は単巻完結の予定だったのに、
 人気が出たから続刊を出すことになったのかな……」
と思ってたんだけど、2巻以降を読んでますますその思いを強くした。
2巻以降にも好きなエピソードはあったんだけど、
なんというのか、出がらしに新しいお茶を混ぜたような感じがする。
ただ、文屋康秀や壬生忠岑などマイナーな人物に
スポットをあててくれてるところが好き。
藤原道隆と高階貴子を取り上げてくれたのもうれしい。

「うた変。」については、伝承を離れて
創作の割合がかなり大きくなっている印象。

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146:米原万里 『米原万里の「愛の法則」』

2020-06-29 15:16:46 | 20 本の感想
米原万里 『米原万里の「愛の法則」』 (集英社新書)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

稀有の語り手でもあった米原万里、最初で最後の爆笑講演集。
世の中に男と女は半々。
相手はたくさんいるはずなのに、なぜ「この人」でなくてはダメなのか―
“愛の法則”では、生物学、遺伝学をふまえ、
「女が本流、男はサンプル」という衝撃の学説!?を縦横無尽に分析・考察する。
また“国際化とグローバリゼーション”では、
この二つの言葉はけっして同義語ではなく、後者は強国の基準を押しつける、
むしろ対義語である実態を鋭く指摘する。
四つの講演は、「人はコミュニケーションを求めてやまない生き物である」
という信念に貫かれている。

********************************

先輩からもらった本。
著者のことは名前しか知らなかったのだけど、通訳だったのね。
男女関係に関する章も軽快で楽しかったし、
「国際化とグローバリゼーション」や同時通訳の仕事に関する章が
知らないことだらけで本当に興味深く、おもしろかった。
同時通訳が話者の言っていることを全部訳したら
聞き手にとっては情報過多になってしまうので、
時間の限られた中で聞き手に必要な情報を届けるために
言葉を取捨選択しなければならないとか、
デフォルトの状態で訳せるわけじゃなく、
本番の前に専門用語を集中的に勉強して詰め込むとか。
Amazonの書影は恋愛の自己啓発本みたいになってて誤解を招きそう。

おもしろかったので、著者の別の本も読んでみたい。
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