橋本治『勉強ができなくても恥ずかしくない〈3〉それからの巻 』(ちくまプリマー新書)
★★★☆☆
お母さんの陰謀で家庭教師をつけられた小学六年生。
中学受験に失敗し、公立中学で楽しい生活を送る中学時代。
大学受験に向けて盛り上がるクラスメイトについていけず、
徐々に孤立し学校嫌いになっていく高校時代。
大人になり、「学ぶ」ことを見つめなおす完結編。
*****************************************************
高校生にしては幼すぎるんじゃないか……と思われるケンタくん、
大学受験に興味を持てず、クラスから浮いていく。
幸福で楽しくやっていた学校生活の最後にこの展開は悲しいのだけど、
いつまでも子ども時代と同じようにはやっていけないし、
まあ、これは浮くよね……。
このシリーズは著者の自伝的小説になっているのだけど、
ラストと現在の著者のポジションを考えると、
これまでのケンタくんの歩みをふり返って
涙ぐみたいような気持ちになる。
★★★☆☆
お母さんの陰謀で家庭教師をつけられた小学六年生。
中学受験に失敗し、公立中学で楽しい生活を送る中学時代。
大学受験に向けて盛り上がるクラスメイトについていけず、
徐々に孤立し学校嫌いになっていく高校時代。
大人になり、「学ぶ」ことを見つめなおす完結編。
*****************************************************
高校生にしては幼すぎるんじゃないか……と思われるケンタくん、
大学受験に興味を持てず、クラスから浮いていく。
幸福で楽しくやっていた学校生活の最後にこの展開は悲しいのだけど、
いつまでも子ども時代と同じようにはやっていけないし、
まあ、これは浮くよね……。
このシリーズは著者の自伝的小説になっているのだけど、
ラストと現在の著者のポジションを考えると、
これまでのケンタくんの歩みをふり返って
涙ぐみたいような気持ちになる。