金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

映画:『藍色夏恋』

2010-11-12 17:43:49 | 映画の感想
映画:『藍色夏恋』(イー・ツーイェン監督)
★★★★☆

17歳の女子高生・モンは、親友のユエチャンに頼まれ、
夜のプールで泳いでいたユエチャンの片思いの相手・チャンに
声をかける。
ユエチャンが架空の友達で、モン自身が自分を好きなのだろうと
言うチャン。
しかも、ユエチャンに頼まれて渡したラブレターの差出人が
モンになっていたため、チャンはモンに好意を抱いてしまう。

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また台湾映画。
原題は「藍色大門」。
邦題は意味が変わっちゃっていまいちだなあ。
ケータイ小説みたいなタイトルになっちゃった。

最初は主人公の考えていることが読めず、
その行動にイラッと来たし、
観ている最中はとくに感慨もなかったのだけど、
観終わってから、なんだかキラキラした、切ない余韻が残った。
少女漫画の世界なんだけど、今の少女漫画にはない世界。
うわああと悶絶したくなるような。

好きな相手の名前を100回書くっておまじない、
小学校のときにあったなあ。
まさかの「木村拓哉」に吹き出してしまった。
台湾でもメジャーだったのね。

主人公を演じた女の子、作中では張りつめたような透明感があって
ムードのある女の子だったんだけど、
特典のインタビュー映像を見ていたら、
「この子、女の子にきらわれるんじゃなかろうか……」
とおせっかいな心配をしてしまった。
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183:高橋順子・佐藤秀明 『雨の名前』

2010-11-12 17:33:11 | 10 本の感想
高橋順子(文)・佐藤秀明(写真)『雨の名前』(小学館)
★★★☆☆

短歌・俳句や詩を引用しつつ、方言も交えた
「雨に関する言葉」を集めた辞典&写真集。

一時期、この手の本がはやりましたね。
よく読んでいました。
再読だし、今回は写真の部分を目的にして手に取ったので、
文字情報についてはとりたてて言及することがないのだけど、
この本は「辞典」「歳時記」「写真集」の要素に加えて
「エッセイ」も入っているのが特徴。
「あじさいの花は嫌いだったけれど」
というエッセイのタイトルが、なぜだか好き。
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182:白尾元理 『月のきほん』

2010-11-12 17:19:28 | 10 本の感想
白尾元理『月のきほん』(誠文堂新光社)
★★★☆☆

「○○のきほん」シリーズの一冊。
月の満ち欠けが起こる理由や、月齢とその動き、
月の誕生に関する説、これからの月探査計画など、
月に関する基本的な知識65項目を、
見開き1ページ完結で図解を用いてやさしく解説する。
基本的な内容でありながらも、曖昧だった知識を
確かなものにしてくれる。
月形成論に関しては、古典的な説として

①分離説
②捕獲説
③兄弟説

の三説を紹介、それらの欠点を補完する新説として

④ジャイアント・インパクト説

を紹介している。
小学生のときに読んだ学習図鑑では、
④が載ってなかった気がするんだけど、
当時はまだ定着していなかったのかな?
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