金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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53:奥田英朗 『ガール』

2009-11-07 10:34:00 | 09 本の感想
奥田英朗『ガール』(講談社)
★★★☆☆

課長に昇進し、年上の男性部下の扱いに悩む。
マンション購入を決意し、働いているときの意識が変わる。
年齢と「ガール」意識のギャップに悩む。
シングル・マザーとして、子育てと仕事の両立に励む。
ハンサムな新入社員に胸をときめかせる。

そんな30代OLたちの日常を描く短編集。
帯に抜粋されていた
「きっとみんな焦ってるし、人生の半分はブルーだよ。
 既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても」
という文句がこの短編集のテーマをよく表している。

見破られてるなあ、というこの感じ。
表題作「ガール」と「ひと回り」には
横っ面を張り飛ばされたような気が……
コメント
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