富田常雄『武蔵坊弁慶①~⑩』(講談社)
それまでの自分の世界が揺らぐほどの衝撃を受けた本、
というのが三冊あります。
そのうちのひとつがこれ。
よくよく考えると、わたしが今やっている三つの仕事は、
まったく関係ないように見えても、すべてこの本に端を発しているのです。
受けた影響の大きさにびっくりします。
最初に読んだのは、たしか小学校5年生のとき。
図書館で手に取りました。
漢字がいっぱいだったし、意味のわからない言葉ばかり。
「給え」「御許」等々、読み方さえわかりません。
それでも、十巻読みきるあいだに、何度も何度も泣きました。
絶版になっていて図書館で借りることしかできず、
高校を卒業するまでに何度も繰り返し読みました。
年を重ねるごとに知識が追いついてくるので、
読むたびに新鮮。
最近になって古本屋で文庫版を発見し、即購入。
最終巻だけがまだ見つかりません。
個々の登場人物の書き込みが丁寧で、魅力的。
妻子思いで主君思いの主人公弁慶も男前!なのですが、
当時のわたしは子どもながらに男性の好みがはっきりしていて、
主人公そっちのけで佐藤忠信に胸をときめかせていました。
彼が死ぬところなんて、何回読んだかわかりません。
菩提寺と居城跡にも行きました。
オタクっぷりに自信あり!
大河ドラマ「義経」で人気が出て、うれしいようなさびしいような、
複雑な気分なのです。
同じ作者で、義経を主人公にした子供向けの伝記もありました。
こちらもいい話だったのだけれど、出版社もわからないので
いまだに見つけられずにいます。
それまでの自分の世界が揺らぐほどの衝撃を受けた本、
というのが三冊あります。
そのうちのひとつがこれ。
よくよく考えると、わたしが今やっている三つの仕事は、
まったく関係ないように見えても、すべてこの本に端を発しているのです。
受けた影響の大きさにびっくりします。
最初に読んだのは、たしか小学校5年生のとき。
図書館で手に取りました。
漢字がいっぱいだったし、意味のわからない言葉ばかり。
「給え」「御許」等々、読み方さえわかりません。
それでも、十巻読みきるあいだに、何度も何度も泣きました。
絶版になっていて図書館で借りることしかできず、
高校を卒業するまでに何度も繰り返し読みました。
年を重ねるごとに知識が追いついてくるので、
読むたびに新鮮。
最近になって古本屋で文庫版を発見し、即購入。
最終巻だけがまだ見つかりません。
個々の登場人物の書き込みが丁寧で、魅力的。
妻子思いで主君思いの主人公弁慶も男前!なのですが、
当時のわたしは子どもながらに男性の好みがはっきりしていて、
主人公そっちのけで佐藤忠信に胸をときめかせていました。
彼が死ぬところなんて、何回読んだかわかりません。
菩提寺と居城跡にも行きました。
オタクっぷりに自信あり!
大河ドラマ「義経」で人気が出て、うれしいようなさびしいような、
複雑な気分なのです。
同じ作者で、義経を主人公にした子供向けの伝記もありました。
こちらもいい話だったのだけれど、出版社もわからないので
いまだに見つけられずにいます。