乃南アサ『ヴァンサンカンまでに』(幻冬舎文庫)
★★★★☆
わたし、ヴァンサンカンはとうに過ぎていますが、
こんなに必死に生きていません。
「失敗したくない」と〈恋人〉と〈愛人〉を使い分け、
計画的に生きる23歳のOLの姿を描いた物語。
恭一郎のキャラクターが秀逸。
ああ、こういう男の人っているよね・・・と落ち込んでしまいそうな
リアリティ。
主人公に災難が降りかかるのを、今か今かと待ち構えていたのですが、
このラストは災難よりも悲しい。
★★★★☆
わたし、ヴァンサンカンはとうに過ぎていますが、
こんなに必死に生きていません。
「失敗したくない」と〈恋人〉と〈愛人〉を使い分け、
計画的に生きる23歳のOLの姿を描いた物語。
恭一郎のキャラクターが秀逸。
ああ、こういう男の人っているよね・・・と落ち込んでしまいそうな
リアリティ。
主人公に災難が降りかかるのを、今か今かと待ち構えていたのですが、
このラストは災難よりも悲しい。