*6/1追加 残念ですが公演キャンセルとなったようです。 → (公演中止)編
*4/1追加情報 大阪堺市のフェニーチェ堺が、バーリ歌劇場のアイーダを告知しました。ラダメスにホセ・クーラの名前が!そしてアイーダは、チェドリンスです。チケットの一般発売は5月末からとのことです。これでクーラ出演は、名古屋(11/15)と堺(11/13)が明らかになりました。あとは、東京でしょうか。情報が待たれます。
*2/25 (名古屋クラシックフェスティバル告知編)
*再補足(2020/2/24) なんと! びわ湖のプログラムからは消えましたが、名古屋でアイーダに出演するという情報が流れてきました。ただしクーラの公式カレンダーはまだ更新されていません。 → 最新情報を加えたブログ記事
*緊急の補足(2020/2/18) たいへん残念なことですが、びわ湖ホールの年間プログラムから、ホセ・クーラの名前が消えました。出演はなくなったということでしょうか?いずれにしても、クーラのカレンダー更新を待ちたいと思います。
12月5日発表された、滋賀県立びわ湖ホールの2020年度プログラムに、来年11月にホセ・クーラがアイーダのラダメス出演が明記されていたことは、前回の記事でご紹介しました。
その後も、2019年12月17日現在、クーラの公式カレンダーは更新されていません。昨年は11月くらいに今年の分が発表されたのですが、なぜか12月も後半に入っているのに未公表です。クリスマスに向けて、クーラ作曲のオラトリオが録音・リリース予定であり、また来年1月にはクーラ脚本・作曲のオペラが世界初演を迎えるなど、クーラ自身が多忙をきわめているため、更新がままならないのかもしれません。
ということで、今回は、クーラの出演については追加情報はありませんが、イタリアのバーリ歌劇場の日本ツアーについて、現地の報道から若干わかったことについて紹介したいと思います。イタリア語がわからないので、誤訳があるかもしれませんがご容赦ください。元の記事にリンクをはってあります。
それらの報道によると、来年11月のバーリ歌劇場ツアーは、12公演(!)、しかも、いろんな地方都市を回るようです。
≪現地イタリアの報道より その1≫
ーー日本ツアーは、9都市12公演!?
9月13日付の「ciranopost」の報道です。
バーリ歌劇場の2020年のシーズン発表を紹介した記事のようです。そこでは、日本ツアーでは、9都市、12公演が行われると書かれています。
「6月24日、ジュゼッペ・ヴェルディのアイーダが上演される。マリアーノ・ボデュインによる新しい舞台セットで、レナート・パルンボが指揮する。
その後、2020年11月、ペトルッツェリ劇場財団の新しい国際ツアーの際に日本で再演され、東京、津、堺、大津、名古屋、浜松、松戸、高崎、水戸の各都市において12回の日程で開催される。」
これによれば、東京、三重・津、大阪・堺、滋賀・大津、愛知・名古屋、静岡・浜松、千葉・松戸、群馬・高崎、茨城・水戸と、関東、東海、近畿の各都府県を回る、全12公演のなかなかの大掛かりなツアーになるようです。
ただし、キャストまでは発表されていませんのでご注意ください。現時点(12/17)で発表されているのは、びわ湖ホールでの公演で、アイーダがマリア・グレギーナ、ラダメスがホセ・クーラということだけです。
≪現地イタリアの報道より その2≫
ーー招聘元はコンサート・ドアーズ株式会社?
2月5日付の「affaritaliani.it」の報道です。
「ペトルゼッリ財団(バーリ歌劇場)が2020年に『アイーダ』で日本に戻る」という題名です。
「2020年、ペトルッツェリ劇場は、東京のコンサート・ドアーズ株式会社の社長である小林雅行氏に感謝し、日本でG.ヴェルディによる『アイーダ』を上演する。
トゥーランドットとイル・トロヴァトーレに捧げられた最初の日本ツアーの成功と多数のソールドアウトの後、ペトルッツェリ劇場は日本に戻る準備をしている。
ツアー費用は、再び日本企業のコンサート・ドアーズ株式会社東京によってまかなわれ、小林社長によるペトルッツェリ劇場への新たな敬意に感謝する。・・・」
以上、2つの記事からわかるのは、びわ湖ホールでのアイーダ公演が先行して発表されましたが、その前後で、あわせて9都市12公演が予定されているらしいということです。
そして招聘元は、昨年のバーリ歌劇場の初来日公演をはじめ、近年、イタリアの歌劇場の来日公演を多く手掛けている、コンサート・ドアーズ株式会社らしいということです。同社のHPには、まだ公表されていませんので、これは正式な発表と、チケット発売開始情報を待つしかありません。
いずれにしても、今回ご紹介したのは、あくまでもイタリアのネットニュースの報道です。実際の公演数や場所、そしてキャストがどうなるのか、とても興味深いです。
またクーラがこの9都市12公演すべてに出演するということは、まず考えられません。ダブルキャストで誰が歌うのか、クーラが歌うのは、びわ湖以外では、いつ、どのかのか。そしてそれは本当に実現するのか・・。招聘元による正式発表、そしてクーラの公式カレンダーの更新が待ち遠しいです。
最後に、こちらは2001年アテネでの、クーラのラダメス「清きアイーダ」です。ちょっと全身金色なのがびっくり(!)ですが、なかなかの伸びやかな歌声です。トップの画像もこちらから。