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《 リアル 芸能 ルポ 》 ん? 安室奈美恵の「オフィシャル ライター」、早川加奈子? ああ、アレかあ・・・。そのアレの仕組み。そして、非公開の顔の裏側に隠された「内幕」を、一気にばらそう

2022-05-18 08:51:14 | 報道現場の、実態

 【 2018・9・19 掲載記事 】

 番組表では、「らじるらじる」で、見かけた。

  9月16日の午後から、NHKラジオで、安室奈美恵の、この特番をやることは、当日の朝、知った、

 リクエスト曲を、全国から募りまくり、はなむけの、送別メッセージも募集。

 もっとも、すでに1か月前から告知していた・・・らしい。

 そりゃあ、0から声掛けたら、番組構成、てんやわんやだもんなあ。

 さらに、これまで、表舞台にあまり出ることが無かった、安室付きの、さまざまな男女スタッフに音声コメントを取り、ソレをはさんで、曲と、彼女の人柄を誉め倒し、流しまくる。

 例えば、スタイリスト、ヘアメイク、ダンサー、プロデューサー、などなど、カタカナ稼業の方々。

 んでもって、盛って、見事なまでに、「輝かしい軌跡をつづった末の、涙の引退に華を添えて、どころか、花飾り付けまくる、ヨイショヨイショの、太鼓持ち番組」になるであろうことは、数行の番組案内を読んだだけで、想像がついた。

 スタジオにいて、しゃべるのは、島崎奈津美と、早川加奈子なる、女性名、2人。

 んでも・・・知らねえ・・・・・・。

  安室には、さほど興味がないので、在宅していても、全篇、ちゃんと聴く気はなかった。

 しかし、「引退」を発表してから、本日までの、巧妙な作戦と策略には関心をもち、早々に1本、記事化した。

 おそらく、荒稼ぎした巨額で、死ぬまで、桁外れなぜいたくさえしなければ、充分過ぎるほどに、喰っていけるはずだ。

 3年前にはすでに、引退までの契約をしていたエイベックス・レコードのなかにあったマネージメント事務所とは、まったく別に、「個人事務所」も設立。

 第2の人生も、明日9月20日で40歳になるのを皮切りに、やがて、落ち着いたら、やりたいことを、やっていくのであろう。

 なにしろ、一連のビッグ・コンサートの収入の一定収益を得ることも、ツアー開催前に契約締結。 

 また、続々と発売された、そして、今後も発売される、ライブDⅤD&ブルーレイ・ディスクの売り上げの一定割合の確定収益も、契約を交わし、手にした。

 さらに、今後も得られるであろう、自分の曲の歌唱印税分を、死去するまで、すべて手に出来るという、一介の歌手に過ぎないにもかかわらず、「破格」といって良い「特約事項」を結んだ。

  「引退」ということを、クチにして、この1年、莫大な稼ぎ高を手にしていった彼女。

 消える、無くなる、去る・・・・・となると、急に騒ぎ出し、それに、ひょいと我も我もと、流れに乗りたがる、愚かな日本人気質。

 ソコをみてとった、したたかで、巧妙な、メディアを通じての戦略だった。、

  最低、見積もっても、総額200億円は堅い、とみられる。

 25年。紆余曲折あれど、曲がりなりにも芸能界に浸かり切った、40歳間近の女独りで考えた策略ではない。

 金銭がからむ、契約事項に強い、優秀なスタッフが付き、すでに、エイベックス・レコードから完全独立後の個人事務所では、新たな、スターの育成などを軸とした、事業展開を、視野に入れている、

 それでいて、私、もう、公人じゃないの。わたしさあ、一介の私人。詩人では、ないけどさあ。

 ンだもんで、取材、止めてチョ~ダイな。自粛してくださるかしら・・・・。

 マスコミからみると、ちょいと、身勝手過ぎやしないかい?

 あまりにも、自己都合良すぎる「怪釈」の「私人」に・・・・

  で、だ。

 で、なにげなく、放送されてた時間帯に、スイッチ、を入れた。

 2人が、何者であるかが、分かった。

  島崎奈津美なる女は、フリー・アナウンサー。

  顔出し、もちろんオッケーのようで、午後7時からの、NHK定時テレビニュースのなかでも、撮られて、嬉しそうな放送中のスタジオでの満面笑顔が流れた。

 この時点で、特番終えて、すでに3時間以上経過。

 「リクエストと、寄せられたメッセージは、総数8000通を超えたそうです」と、男性アナが、番組大成功宣伝お手盛り内輪ニュースを、嬉しそうに読み上げた。

 ところが、ぎっちょん!

 先程、特番ページを改めて見たら、9592通に、急増。ちょいと盛り過ぎ、あざとく盛っていたのには、あきれ果てた。

 この島崎奈津美。NHKの21時台のニュース番組に、自ら、安室の引退企画を持ち込んだ女だという。

 彼女の特番における自己宣伝によれば、元々、安室奈美恵のファンであったそうな。

 ところが、もう一人の「早川加奈子」なる名前を名乗る女は、撮影NG.

  声はすれども、姿現さず。ラジオなら、正体、ばれない。

 このラジオ特番の宣伝ページを検索してみると、

  この有り様。ブスなのか、美人なのか、ど~かすらも、分からない。太目、細身?

 年齢すらも、不明。

 この、早川加奈子が、安室奈美恵の、「オフィシャル・ライター」だった女。

 オフィシャル?

 一般の読者には、聞き慣れない職名。

 ライターは、ライター、記者だ。

 ははあ・・・・そ~ゆ~コトか。そ~ゆ~女か。

 この、類いにぶつかったのは、実は、9年ほど前。

 安室ではないが、当時、人気があった歌手に、インタビューを申し込んだ。

 そうしたら、レコード会社の宣伝&広報担当者が、今まで聞いたことも無い、おかしなことを言い出した。

 ≪ そちらだけでなく、他の雑誌や新聞などにも、直接のインタビュー取材は、一切、させておりません。撮影だけも、同様に、させてません。

 しかし、わが社のシステムとして、お望みのインタビュー記事になるか、どうか?は、別として、こちらから、ご提供は可能です ≫

 はあ? ど~ゆ~ことなんですか?

 ≪ こちらで、ご用意した、当人を良く知る、いわば専属のライターが書いた、インタビュー記事であれば、発注をこちらから致しまして、そちら様向きに書いてもらって、ご提供可能ということで、ございます ≫

 んんん?

 細目を聞くと、支払う原稿料と、掲載写真料。決して安くはないが、とりたてて高くも無い。まあ、妥当な金額提示だった。

 写真、1点で済ませれば、良いかあ・・・・。

 とはいえ、問題は、原稿の中身だ。

 データ原稿じゃないので、赤入れて、直しは不可能。 ライターの名前を聞いたが、聞いたことも無い名前。

 では、と。そのライターなる者が、その歌手についてインタビューなり、評論めいた記事を読みたいので、今、書店に置いてある雑誌を聞いた。

 さっそく、メモし、最寄りの大型書店に急いだ。

 手にして、目当てのページを開いて読んだ。

 ええっ!・・・・・・・・・・・

 つたない文章力。作文に近い。

 まあ、それは良いとして、全篇、創られたイメージ戦略に乗っかったとしか思えない、プロモーション文、ヨイショ文、美辞麗句あふれる、神輿担ぎ文。

 読んでて、吐きそうになった。

 これ~? これかよ・・・・・。

 そこに、素顔、ホンネ、苦悩、苦闘、反発、性格、あらゆる事実の一片も、まったく見えてこない。

 こちらが、質問したいことと、まったく重なっていない。

 こちとら、事実と素顔を調べて、聞いて、精神的に、身ぐるみはがして、つたない文章ながら、相手をまな板に載せて、切り刻み、料理してゆくタイプ。

 むろん、それなりに、読ませるために、味付けはするけれど、基本は、ソレ。

 んなもんで、こんなシロモノが、世に大手振って、横行しているのに、腰抜かした。

 素顔の「素」無し。素っ気無い。

 CDの売れ行き表示にしても、書かれているいる数字は、発売棚卸し枚数、 間違っても、実売数では、無い。

 コンサート観客動員数も、「実券」と言う業界用語の、実際に入場券を購入して、会場に入った観客数と大差あるし。

 誌面に載せはしたいが、なにも、おカネ払ってまで、宣伝に協力するこたあねえや、と。

 しかし・・・・・

 気になって、音楽業界の人間やライターらに、こんなハナシがあったんだけどさあ・・・・と、振って、聞いてみた。

 なんと、ソレ、フツ~の手法になってきているんだ、と言う。

 もちろん、売れている歌手、シンガー&ソングライター、バンド、に限っての戦略とのこと。

 売れている間は、通用させざるを得ないよなあ。おかしなハナシだけどさあと、仕事仲間。、

 座頭市の、名文句じゃあねえけれど、「嫌な渡世だなあ・・・」。

 なお且つ、その条件呑んで、申し込んだところで、それで、即、載るわけでは、ない。

 向こうも、コチラ以上に、選ぶ権利がある。

 載せてもらって、というより、載せてやって、メリットがあるのか?

 創り上げたイメージに、ほんの少しでも、傷は付かないか?

 出して、損は、しないか?

 CDの発売時期や、コンサート・ツアー時期の宣伝に、合うかどうか? 沿えるか、どうか?

 この手合い。演歌&艶歌歌手と違い、忘れ去られないように、日々、テレビに出まくる慣習は、ハナっから無い。

 むしろ、逆。

 飽きられないように、出ないで、出さないで、貴重さを漂わせて、たまに冠番組に出て、ファンの待ち焦がれた飢餓感をぬぐい、したたかに計算をはたらかせる。

 アイドル的であって、決して、アイドルでは無い。

  安室。19歳で、母になったヤンママ、中年女であるはずなのに・・・・・。

 狙いを絞り、主に選んだ軸は、若い女性向けのファッション雑誌。

 少しの「 」を入れての、美しい、創られた美辞麗句インタビューを挿入して、先のヘアメイク、スタイリスト達に駆使してもらったファツションを、これまた、周知のカメラマンに撮影してもらい、記事と写真、口座振り込み金銭と引き換えに、ご提供。 

 週刊誌にも、総合月刊誌にも、なかなか応じず、スキャンダルや私生活を、絶対に報じない、ファッション誌を中心に、狙いを定めた。

  今、振り返ってみても、したたな戦略。

 見事に、正解。見事に、当たった。

 「アムラー」なる新造語まで編み出し、生き残り、好イメージ戦略。

 さらに、コンサートのステージでは、自分を一切語らず。いわゆる、MC無し。

 「大音響のスピーカーを通した、音声」を流して、1ステージ、有無を言わさず、突っ走ってきた。

 先の、早川加奈子なる、ライターが、本格的に「専属」ライターになったのは、2008年から。

 それから 一昨年まで、丸8年弱。 

 インタビューは、掲載のたびではないにしろ、少なくとも、してはいたと推測される。

 だが、あくまで、早川の指先を通した、安室奈美恵の「 」という、しゃべり言葉が、問いに答えてくれた、言葉として、「 」のなかに封じ込められ、

 大手を振って、安室の話したままの言葉として、流布され、引用されてもきた。

 ソレ、以外の肉声は・・・・・無い。引退間際まで、殆んど、皆無。

 早川加奈子のインタビュー活字以外は、安室の御言葉に関しては、この世に無いのだから。 

 この「オフィシャルライター」という、「専属ライター」システムの、怖さに、書き手の1人として、身震いする。

 その戦略、策略イメージが、安室のファンを引きつけ、机の上で編み出された「言葉」が、1人歩きし、事実、ないし、真実として、ごく自然に受け取られていく・・・・・

 顔を出さない、出したくない、撮られたくない、「早川加奈子」。

 いまさらと想い、調べてはいないが、元々は、エイベックスのスタッフの1員か、小説家志望のアンカーマンや、ゴーストライターあたりか。

 むろん、実名では無く、完全なるペンネーム。

 一番可能性があるのが、出版社の、社員編集者兼記者。

 ひそかにこなしていた「副業」がばれて、クビ寸前になり、一昨年ケジメをつけたか。

 ともかく、正体が明かされたら、まずい身。知られたくない身。

 引退発表前に降ろされたのは、文章表現にあきられたか、ワンパターンが鼻についてきたか、女王様の気に入らない言動があったのか、逆鱗に触れたのか。さまざまな要因が考察出来る。

 かつて、エイベックスの戦略について、関心があり、電話ではラチがあかないので、何度も通い、聞きまくり、使える曲の集め方、歌手候補の集め方など、そのしたたかな戦略が、調査取材の結果、様々、分かった。

 そんななか、安室が、エイベックスのビルを出てきた時には、お付きの者ども、なんと20人近く引き連れての、北青山の舗道を大名行列。

 カメラを向けたとたん、「やめてください」と制止され、数歩、歩み寄っただけで、これまた制止された。

 テレビ局の歌番組にも、その大量人数が、ゾロゾロ、ゾロゾロ、砂糖に群がるアリの群れのように付いてきて、周囲を、毎回驚かせ、あきれられたのは、有名なオハナシ。

 なもんで、良くも悪くも、女王様化。

 最近の記事キャツチフレーズも、美辞麗句が、最後まで、目に付いた。

 素顔、実像と、専属ライターが増幅させたギャップは、さらにさらに、開くばかりだ。

 昨夜の9月18日、日本テレビ系での、地方にまでネット放送に及んだ特番、「これで見納め! 安室奈美恵 引退スペシャル」。

 視聴率、13~15パーセントを獲った。

 まあ、ほどほどながら、良い数字であろう。

 過去に撮りだめていた映像に加え、レコーディング光景や、プロモーションビデオ撮影現場光景。

 5大ドームツアーに、ラストコンサートの模様。イモトアヤコとの、おちゃらけ撮影を盛り込んだもの。

 かなり、撮影制限、取材制限が有ったと聞いている。 

 それもまた、安室奈美恵プロジェクト戦略の一端。

 んんんん・・・・・

 背筋が凍る。

 長い物には、巻かれろ。

 嫌なら、依頼しなければ良い。

 確かに、それはそうなのだが・・・・。

 最期のコンサートにおいても、撮影は禁止。

   その代わり、「ご提供写真」と銘打って、この2枚が選別され、公表させてくださった。

 最期の最後まで、戦略は成功した。

 オフィシャルライター、専属ライターによる、「インタビュー」記事作成。

 それ以外、目に出来ないシステム。

 目に付くソレを「事実」と信じて、疑わないファン。

 あのシンガーも、あの有名バンドも・・・・・

 たかが、一歌手。されど、いつのまにか・・・・「一大歌手」

 たかが、芸能マスコミ。されど・・・・・あるべき芸能報道。

 正しさ、事実とは、かけ離れてゆく・・・・・・・

 ひそかに、静かに、秋風が、この世に、びゅーびゅー吹きまくっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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