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《 リアル ラグビー ルポ 》 この惨状に絶句。「サンウルブズ 対 ブランビーズ」。観客、1万5000人足らず。あと1年7か月後に迫った、ワールドカップ日本開幕に、やっぱり暗雲どす黒く漂う

2018-02-24 16:58:16 | ラグビーフットボール

 危惧はしていたし、すでに先日も、もっか開催中の「ピョンチャン 2018冬季五輪」の観客数の少なさ、収支間違いなく赤字決算という、報じられない「厳実」の記事のなかでも触れた。

 そんなさなか、本日、2月24日。日本での「2018 スーパーラグビー」開幕戦、「サンウルブズ 対 ブランビーズ」が、東京の「秩父宮ラグビー場」で行われた。

 晴天の下、気温14度。冬と言うのに、風も無し。雨も雪も、降らず。

 この会場。言わずと知れた、ラグビーの聖地。メッカ。

 絶好の、ラグビー観戦びより・・・・のはず、だった。

 日本代表チームと並列した存在の「サンウルブズ」。

 今日の開幕戦でも、日本人の若手を大胆起用し、且つ、来年は日本にいない確率が大きい外国人選手を多数抜擢という、苦肉の策の末の混合ごった煮日本風味付けチーム。

 とはいうものの、スーパーラグビー参入、3シーズン目に入ったこの「サンウルブズ」。

 長らく、日本ラグビーフットボール協会の幹部たちは気にも掛けていないが、戦う日本人選手たちは、大学、企業に社員として属し、チームの他に、日本代表にも呼ばれれば参加。

 フル活動の、フル稼働。

 が、人間、カラダは、ひとつしか無い。

 結果、確実に客を呼べる日本人ベテラン選手たちが、重傷のケガを抱え、欠場せざるを得ない上に、出場給・手当ては、とても書けないほど安いし、低い。

 日本人選手の殆んどは、固定給の正社員と、シフトで自由に時間を動かし、練習と海外遠征や、合宿に参加出来る工場作業員。

 学生は、学生。

 それら、アルバイトにも似た、時間給で、サンウルブズの出場給と、時間外手当が考慮されている。 

 社員の場合、出場給の交渉は、選手個人とではなく、会社・企業とするという。

 なもんで、時間給の感覚。

 といって、プロ契約で雇い入れる選手は、極めて少ない。

 しても、単年契約。

 ケガをして、プロ選手契約が不可能になったら、さようなら・・・・・。

 カンペキに、ケガと弁当は自分持ちになる現実。

 社員でも、学生でも、ケガと弁当は、なかば自分持ち。

 ちなみに、取材したさなかで聞き込んだ出場給は、各人、違う。

 助っ人プロ外人には手厚く、社員や学生には、もらった時、思わず、めげてしまうほどの薄給。

 まだ、かすかに知名度がある五郎丸歩には、マネージメントを担っているプロダクションを通じて、出場を依頼しているのだが、良い返事はもらえないまま。

 なにより、彼自身がベストの状態に程遠いままだし。

 結局、出たがっていて、安く起用出来る、且つ、選ばれて喜ぶ、まだイキの良い若手に、実力を試させようとするあまり、入れ替わりが激しくなり、固定化、到底あり得ない。

 枠は45人もいるので、厳しく言えば、選手の使い捨て、使い回しが、依然として横行したまま。長期起用計画は、無いに等しい。

 今さえよければ、あとは知~らない、実態方針。 

 その結果、2016年の初参入で、全18チーム中、1勝だけ出来て、最下位。

 昨年の2017年は、2勝して、17位。 

  数字だけ見れば、たったの1勝や2勝。

 しかし、惜しい試合が目立った。ぐんぐん、選手は傷付き、カラダがたがた状態になりながらも、世界を転戦して、奮闘していた。

 出れば、自分の力量も試そうと、本能が、自然にそうさせる。

 この記事では、その論評を書くものではない。

 指摘するのは、観客の少なさだ。

  画像は、ナマ中継した「BS日テレ」の、試合開始前。なぜか、ラグビーには、縁もゆかりも無いはずの歌手・郷ひろみが、国歌「君が代」を斉唱。

 見て欲しいのは、郷の相変わらずの削げ落ちた頬や顔ではない。

 彼の背後に見える、空席だ。

   陽の当たるバックスタンド席の脇の席は、無人、ガラガラ。

  逆の右の方も、ガ~ラガラ。

 郷ひろみのファンと、ラグビーファンは、まったく重ならないため、いくら彼が「試合会場の、秩父宮ラグビー場へ、郷、GO!」と、呼びかけたとしても、来ることは無い。

 ナニを、またも、協会は勘違いしているのであろうか・・・・・・。

  バックスタンド席のグラウンド前の席でも、こんなに空席が目立つ。ブルーのイスの色が、あざやかに冬の陽に、照り映えている。

 サンウルブズの、ファンクラブがあるのだが、公称で、わずか5000人しか加入していない。 

 メインスタンド席こそ、スポンサー各社に配った招待席も含め、ほぼ埋まっていたものの、この会場。

 かつては1万5000弱しか席が無かったのを、2019年の「ワールドカップ日本大会開催」をめざし、大改造。

 現在、車いす用の席も入れて、2万4871席がある

  だが、ざっと見ただけでも、1万5000人がせいぜい。メインスタンドへの招待客の券を除けば、実質1万3000人というところか。

 珍しく、普段はパラパラとしか客がいない、左右のゴールポストの裏側には、客が8割り方、埋まっている。

 珍しいこともあるもんだと想い、調べてみると、この「スーパーラグビー」のチケット代。

 日本企業がチームを持って、日本一を争うリーグ戦「トップリーグ」より、設定料金が、はるかに割高。

 ワールドカップともなると、さらにとんでもなく高い。

 ゴールポスト裏のチケット料金が、普段のトップリーグ並みの、当日、2000円から2500円で収まっているからだった。

 ラグビーは、天候次第で、客の増減が激しく変動する。

 で、バックスタンドの左右の両脇、無人の席は「ファミリーゾーン」と呼ばせた席。

 親子で入ると、割安になる設定、

 だが、この「厳状」。ラグビーは、例え、晴天の休日でも、家族では、まったく来ない、行かない!ということが、実証された。

 郷ひろみ、見たさに、家族は、来ない。絶対に、来ない。

 急きょ、見直しをしなければいけないであろう。

 このサンウルブズも参入している、その名も、「スーパーラグビー」。

 確かに、決して大げさではなく、実力も、スーパー。世界の、トップクラブチームが集結し、世界各地へと転戦し、試合をこなしている。

 だが、その観客動員数は、年々目減りし、空席がどんどん目立つようになってきた。

 実際、中継は全試合、録画して観ているのだが、さんたんたる有り様だ。

 だからか、従来使用したビッグ・スタジアムでは無く、目先をガラリと変えて、来年の「2019年 ワールドカップ 日本大会」を見込み、試金石のつもりで、この後、来週、3月3日の「レベルズ」戦も含め、5試合がこの日本各地でおこなわれる。

 さらに、「日本代表 対 イタリア代表」戦なども、6月に実施される。

 選手は、ガタガタ。会場は、ガラガラ・・・・が、今から透けて見える。

 というのも、あと1年7か月後に開幕される、来年のワールドカップの、主な試合開催会場の、収容人数を列記してみよう。

 「札幌ドーム」、4万1400人。

 増席改造した「熊谷ラグビー場」、2万4000人。

 「味の素スタジアム」、4万9970人。

 「日産スタジアム」、7万2327人。

 「豊田スタジアム」、4万5000人。

 「大分銀行ドーム」、4万2000人。

 どうするんだろう?

 ワールドカップ開催に手を上げた時、赤字になったら、どこがケツ持つのか?という話題になった。

 当時の協会会長の森喜朗は、「政府補償の見込み」と答えたが、ドンが政界を離れた今、その手形は、空手形になりはしないか?

 痛い、正拳突きの、空手、がたがたに・・・・・・。

 新たに、懇願されて、サンウルブズを動かす団体のトップにされてしまった、ビジネスマンは、吐露していた。

 協会の人達と会議を重ねても、ビジネスとしての試合運営興業のことは、まったく考えていないことに、あきれ果てた、と。

 日本開催の試合は、毎試合、2万人は呼び込みたいとの希望をクチにした。

 サッカーのJリーグのチームのように、地域密着型でなければ、大量観客動員は見込めない。なのに、いまだに企業チームの域を脱していない。

 もう、あきれ果てることばかりであろう。

 時に「府中ダービー」なんて、勝手に盛り上げて、東芝とサントリーが、選手が働く工場と、隣接された練習グラウンドが府中市内にあるため、そう言うのだが、来る客は、社員証を呈示すれば、1000円で2人観られる企業社員と、昔からのラグビーファンだけ。

 その域から、半歩も出ていないまま、時が過ぎている。

 今日。

 Jリーグが、開幕した。

 NHKーBSでは、午後2時からの「浦和 対 FC東京」の試合を、ナマ中継していた。

 会場は、「ラグビー ワールドカップ 2019 日本大会」でも使用される、「味の素スタジアム」。

    このように観客が詰め掛け、

   チームカラーでも、客席は埋め尽くされた。

 浦和などは、地域密着の成功代表格であろう。

 勝っても、負けても、会場に来て、応援し続ける。

 この試合の、観客、3万9951人。

 秩父宮ラグビー場の、約2・7倍だ。

 ちなみに、本日行われた他のJリーグの試合。

 広島 対 札幌で、1万7026人。

 G大阪 対 名古屋。2万8681人。

 この、いやおうも無い「厳実」。

 少しは、関係者。考え・・・・・ないんだろうなあ・・・・。

 当事者のはずなのに、他人事なんだろうなあ・・・・・・・・・。

  

 

 

 

 

 

 



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