魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

寿命について考える

2014年07月23日 | ワイン ~2019年
病院に検査に行ってきました。メタボ検診という無料のものです。

たまに血液検査をするのも良いだろうと思うのですが、あの注射はねえ・・・。

前日にしこたまワインを飲んでいたので、血中にアルコールが入っていたぞー、多分。

γ-GTPはどうだろ? がんばれMY肝臓!


軍艦島にある日本でも屈指に古いコンクリート住宅。
完成後90年ほどだそうです。ボロボロになってきていますが、研究素材として
役に立っています。


近所にあったコンクリートの建物も、私が子供の時に建ったのですが、最近
取り壊されました。たいてい耐久年数は30~50年くらいでしょう。

つまり人間の方が、あの固くて大きなコンクリートビルのより寿命が長かったりする
わけです。人間強いです。



でもね、ワインはもっと強くて、温度管理してやると100年以上保ちます。
1800年代のワインがまだ飲めたりします。すごいぞワイン!




今夜はこれ。





2010 ダンテ・ロビーノ マルベック
  (アルゼンチン、マルベック種、赤、千円台)

香りはプラム、ブラックチェリーなどのベリーに厚みのある花びら、フローラルです。
あとシナモンやカルダモンもちょっと。

味わいはとてもしっかりしています。重さや凝縮感もほどほどあって、この価格と
しては堂々としたボディでしょう。そしてフローラルな風味が添えられている感じです。
メルロに近い感じでしょうか。(ブラインドなら間違えます)

十分もちますし、しっかり熟成能力もあります。まだまだポテンシャルを秘めている
ので、10年間くらいかけて持っていてもいけるでしょう。
でもこんなお手軽なワインを10年間持つというのも考えものです。
もちろんすぐに楽しんでいいでしょう。

このワインの寿命も思ったより長そうですよ。

建物もワインもそして人間も、健康、長寿であることが何よりですね。


コメント
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