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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

大揺れ

2014年07月02日 | ワイン ~2020年
さあ、世の中は集団的自衛権で国内は揺れに揺れています。


分からないことばっかりです。

報道では論点にしないことを書いておきましょう。


・参戦した場合、万が一でも敗れたらどうなるんでしょう。勝つことしか考えて
 いないですよね?負けることだってあるかもしれません。

・一旦参戦したら、前線でなくとも敵国は日本の国土に直接ミサイルや核爆弾なども
 発射してくることが現代戦では十分考えられます。「国民や自分の家族を守るため
 に戦っている兵士」を差し置いて、守るべきものへの直接の被害が及ぶこともあるでしょう。

・そうなった時に被害を受けた国民、もしくは死亡した国民や、その財産に対して
 どんな補償がなされるのでしょうか?

・参戦すれば当然戦死者は出ます。その自衛隊員の補償はどうなるのでしょうか?

・補償は「金目」でいいんでしょうか?


・・・などなど国民を守ると言いながら、国民を犠牲にするという相矛盾する
こともたくさん起こりうるわけで、よく分からなくなります。

正しいか間違いか、良いか悪いかでなく、もっともっと議論がなされるべきでしょう。

「国の存立にかかわる時」という場合を、時の政府の解釈次第で、判断すると安倍首相
は言いましたが、とても曖昧すぎて「どうにでもなる」と私は解釈してしまいます。

難しいし、予測できないことばかりですし、「これで抑止力になる」とか知ったか
のような口のきき方をすることは浅はかだとも思います。大揺れですね。





閑話休題、先日ちょっと書きましたが、雹(ひょう)が東京のみにあらず、フランスの
ブドウ畑にも降ったようです。ブルゴーニュでは結構被害が出たようです。

さらに、「9月からワインの値上げ発布」が輸入元数社から来ました。

宅配便の値上げも含めて、ますます、頭が痛いです。予測できないことばかり。
当店も揺れに揺れております。



さあ、サッカー見ながら今夜はこれ。





2011 ブルゴーニュ シャルドネ(ドメーヌ・トマ・モレ)
  (仏、ブルゴーニュ、シャルドネ種、白、2千円台後半)


香りはミネラリーで透明感があります。パッションフルーツやパインなどトロピカル
フルーツにレモン、ミントや白い花や石などなど。


味わいは開けたてはクリーンでミネラリー。オークもあるのですがまだ閉じています。
時間が経ち、温度も少しづつ上げると、さわやかさを失わない上での濃密な果実味や
ピュアな酸味、ボディも垣間見ることが出来ます。

これからどんどん良くなってくると思います。若いうちはさわやかさ中心で、
1、2年経つとヴォリューム感も出ることでしょう。ブルゴーニュらしく良い白ワイン
です。造り手はさすがの実力です。こちらは揺るぎないです。

ドメーヌ・トマ・モレだけに「守れ!」なのかな。

コメント
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