住職の独り言

~ご縁に触れて~

お茶と煩悩

2017年06月17日 | 独り言

旧三井財閥を支えた実業家で、茶人としても聞こえた人に「鈍翁」益田孝がいる。

好んで色紙に書いた言葉がある。

〈茶煩悩即菩提〉「茶」は煩悩の数「百八」を意味する。

十を二つ並べた草かんむりに八十八を書き足して茶になる。

百八の迷い(煩悩)が悟り(菩提)に至る縁となる、との教えである。

気持ちを静め、心の迷いを解くお茶の効能は多くの人が知るところで、煩悩に何かと縁の深い飲み物だろう。

~産経新聞「編集手帳」より~

定例法話会(じょうれい ほうわかい)

日時 平成29年6月20日(火)

   午後1時30分~

講師 米田順正師

   (広島県廿日市 最禅寺住職)

どなたでもご自由にお参りください。

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