住職の独り言

~ご縁に触れて~

つつしみの姿

2008年10月17日 | Weblog
浄土真実のお念仏を歓んだ方(妙好人)に
浅原才市さん(島根県)がおられます。

才市さんが肖像画を描いてもらいました。
出来上がった画を見て、これは才市ではない!
と言って、自ら頭に角を書き加えられたそうです。
http://www.iwami.or.jp/umd/saichi/sdlg/s002.htm

角は自身の姿(煩悩成就の凡夫)を表しています。
み教えをお聴聞させて頂いた所に、
如来様より知らされた姿でありましょう。

婚礼の花嫁の角隠しもこうしたつつしみの姿…。
「角隠し」(広辞苑)
~浄土真宗の門徒の女性が寺参りの時に用いたかぶりもの…
現在では、婚礼の時花嫁がかぶる頭飾り。~

親鸞聖人の教行信証の書き出しを拝見しますと、
 ひそかにおもんみれば…
 つつしんで浄土真宗を案ずるに…等々

阿弥陀如来お慈悲に対してつつしみとお敬いの心を拝見出来ます。
私たちの生活の場においても「つつしみの心」を持ちたいものであります。
コメント
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