住職の独り言

~ご縁に触れて~

田舎の風習

2008年10月23日 | Weblog
浄土真宗では位牌を用いず
過去帳に記入するのが本来の姿である。

ご門徒宅で、
…過去帳があるから、位牌は処分しましょう。
と言ったら、田舎ではみんな位牌です。

ひとりの人が自分の判断で位牌を作ってしまうと、
子孫はこれに習って位牌を作る…。
或いは嫁さんが他宗から嫁ぎ、
生家の実家で位牌があるからと作ってしまうと、
子孫はこれに習う…

故人様はご本尊である阿弥陀如来のお姿に成られ…、
…位牌の中に魂は居ません!…等々説明しても
なかなか田舎の風習は改まらない。

一人の判断で子々孫々まで不作法なお荘厳となってしまう。
「始めよければ終わりよし」で、
始めの人は正しいお荘厳をお願いします。
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