住職の独り言

~ご縁に触れて~

はかなさ…

2008年10月15日 | Weblog
先日52歳の独身男性の葬儀を勤めた。
90歳近くなる母親は泣き崩れておられた。
荼毘に付す時、
隣の釜の前では、
1歳に満たない子供との別離に泣き崩れす親族。
そんな姿を見ていて、

人間とは何とはかなく、
弱いものであろうか。
無常なる大きなうねりの中に
それを受け入れて行かなければならない…。

そんな人生に光を与えて下さるのがお念仏のみ教え

 ~正像末和讃~
 如来の作願をたづぬれば
 苦悩の有情をすてずして
 回向を首としたまひて
 大悲心をば成就せり
コメント
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