住職の独り言

~ご縁に触れて~

信心の月

2008年10月11日 | Weblog
今日は、十五夜と並んで月が美しいとされる十三夜。
  
~月かげの いたらぬ里はなけれども ながむる人のこころにぞすむ~
月を阿弥陀如来のお慈悲に喩えられて詠まれたのは法然上人であります。

弥陀大悲は
水面に映る月のごとし

月はぬれず
水やぶれず

月影は
水の大小を問わず
露草宿る一滴の水滴にも
月の全てを映す

水面に映る月影は月と一文の変わりなし
信心獲得とは
水に月が宿るが如し

~歎異抄~
往生にはかしこきおもひを具せずして、
ただほれぼれと弥陀の御恩の深重なること、
つねはおもひいだしまゐらすべし。
しかれば念仏も申され候ふ。
コメント
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