King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

恋を忘れた男も踊り出す香りだぜ

2010年10月05日 03時41分09秒 | 珈琲
メニューに出ていないものを注文される
事が多くあります。

一番多いのはやはりモカです。
何せ情熱のアロマですから。

それとメジャースプーンやドリッパー
などの器具関連もよく聞かれます。

色々と注文されるからと果てしなく
ラインナップを広げるのは問題が
あります。

とはいえ、もともと好きではじめた
コーヒーの店ですから、色々な豆は
持っているのです。

特にモカは、現在6種類あり、イエメン
エチオピアのそれぞれひとつはちゃんと
十分在庫しています。

イルガチェフ、モカ・マタリは言われ
ても大丈夫なのです。

おいしいモカですから、ワインの
香りといわれれば直ぐに取り寄せて
みます。

ピーチの香りと形容されればもう
飲まずにはいられません。

その他、黄金のとかバニラのかおりとか
モカには形容詞が多くあります。

モカには何々農園と言うのはないのですが
集めた業者が勝手にブランドを作っていたり
して、おおむね地域別で呼称されるのですが、
袋にはラクダが居たりなんか特別な感じも
かもしているものがありとにかく目に付く
ものは集めたのです。

ですから、モカ好きの人が来てくれるのは
うれしい限りです。

最近はウォッシュ系のものがほとんどで
きれいにそろっている事も多いのですが、
モカというとやはりくず米のような小さい
のや欠けたのや三割四割捨てるのも未だに
あります。

ネットで出ている値段を見るとこれは生の豆
をそのまま選別もせず煎っただけだろうと
いうような値段設定のものをみかけます。

モカマタリなどイエメンのナチュラルもの
だと、煎り上がりもムラになりやすく、非常に
難しい豆です。

味を揃えるには当然焼いた後もかなり豆を
はじかねばなりません。

これは実験した結果、煎りぞろえで余熱で
焼き上げても豆自体が小さいため、下手に
焼きが進み、見た目は同じ色でも芯焦げの
豆になっていたりします。

ですから、さっと目標釜温度まで来たら
火を止めて後は煎りの不揃いは見た目の
色ではじいてそろえるのがよいと感じて
います。

でも、味見の時に煎りの浅いのも一緒に
して飲んで見るとそんなに味が壊れたり
酸味が崩れたりすることもなく、結構
飲めるのです。

ただ、豆のままで買っていただくお客様に
無様な豆姿をさらすわけには行かず、やはり
徹底した選別はやります。

ですから、メニューには載せてないけど
いつ来てもうちで飲む事もできますよ。

一度情熱のアロマを感じてみてね。
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