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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

またばらまきか

2025年04月11日 00時02分54秒 | 珈琲
今日走りに出ると雨でした。
下の公園のしだれ桜も咲き出して春本番の暖かさなのですが、私はなかなかまだこの暖かさを実感できなくて相変わらず冬の装備で走っています。
手が悴んで風呂に入ってやっと手の感覚が戻る感じで冬の装備から切り替えられないのです。
それでも走っていると汗はかき額から流れ出るようになっているのです。
ニュースでは連日株価の乱高下を取り上げトランプ関税の実施と中止に世界が激しく反応しています。日本では景気後退と物価高対策に早くも現金給付を言い出す議員が現れ、経済の壊滅は確実といった慌てようです。
国民一人に数万円とかばらまくのなら消費税を一定期間廃止するか税率を下げる方が遥かに効果もあり経費もかかりません。
アホな議員はばらまいて直ぐ手柄にして目先の選挙を乗りきりたいと国民もわかってますから効果はないでしょう。
今商社や問屋からの引き合いは1400円ほどが格安品の相場で一番安いブラジルサントスNO2は1700円ほどです。
当店はイルガチェフハルスケが1200円とかめちゃくちゃ安いのですが昨年のうちにもう一年分の仕入れを済ませていますから年内この値段でやっていけそうです。
ただ今年の相場を見るに一番安いのが1400円台ですから来年はそうなってしまうのかこれはやはりトランプ関税で貿易戦争になりアメリカから入ってくる豆はないものの安くなるシナリオは見当たりません。
昨年の台湾、今年のミャンマーと地震や山火事といった災害は増しており農産物に影響が増えるのは間違いなく、環境や経済と明るいものはないのです。
益々仕入れの困難な状況にかわりなく高級品やスペシャルティで勝負するのか豆屋のスタイルもどんなポリシーというのが味に出てくるのではないでしょうか。
当店は今まで通り自分て味をみて納得したものを買うスタイルに変わりなく、レギュラー品も大手並に大口取引のわくに参加させてもらってますので値段で負けることはありません。
そういった価格面の努力をしても珈琲を飲む人がそもそも200g2000円程度だろうが3000円しようが気にしない人が飲むものになってきており私が安くしようが影響のある人は少なく何のためかと思うことも度々あります。
しかし、私は始めた当初。スぺシャルティとレギュラーの味の違いとはという疑問から二つを同列に扱い販売してきました。毎日日常品として飲むものだから安いに越したことはないと安くて味のいいものを探すのが身に染みていて希少品とかコンテスト入賞とかにこだわったりブランドに騙されることなく自分の舌に反応したものを集めてきました。
ですから安くてもSCAA85点程度の豆はごろごろあります。
エチオピアとかインドネシアの豆は高得点で最近値上がりが激しいのですが仕入れ方により味はいいけど何のマークも取得してない豆とか農協とか同じ農園や認証なしで格安な豆とかやり方は色々あります。
まあ、レギュラーでも焼き方により味、薫りは変わりますし、季節により焼き方を変えると味わいが変わることもあります。
見てくれも小さなピーベリーばかりのブラジルとか普通サイズに膨らまして焼くこともできますが、味がいいのはどこか知っていてそこに寄せられる人はなかなかいません。
熱風で膨らませて焼くのは簡単ですがこういうのは概ね味が抜けてすかすかなのが相場です。
そこで炭火だとか遠赤外線が使われますが一般に炭火焙煎というとみたらし団子と同じで正しくその意味を知る消費者が少なく提供する側が誤った消費者に寄せているケースが多く見られます。
最近は情報が多く焼き方も世界で共有するケースも出ていてIHの器具やネットでデーター共有が進んでおりパソコンでデーターをとることも当たり前になってきました。なのに豆の正しい焼き方をしている店は少ないという消費者側の見極めが甘い現状がみてとれます。これはオンデマンド型の豆屋がなかなかつぶれないでやっていけていたり薪焙煎とか炭火焼きを売りにしている豆屋とかが商売になっていたりするのをみて感じます。最近ネットの口コミ情報がいかにあてにならないか身に沁みて感じる人が増え自身の感覚とか信用できる情報のありかも徐々に広がりを見せているのかもしれません。そもそも3000円以下の豆を選択肢にしない人には当店なんかはなから目にかからないわけですから私の努力も時に何のためのものかと思うことがあります。それでもあしを運んでいただくお客様のためにまだまだこの努力は続けます。

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