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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

朝と珈琲の後味に

2019年09月25日 23時54分45秒 | 珈琲

毎日夜に10Kのランニングをしていますが、最近昼間の仕事で疲れ果て

半分の6K程度で切り上げてしまう事もあります。

しかし、この軽めのランニングというのがその日のせい一杯だとしても

夜の睡眠ではいつもの10Kをこなした日と6Kでは訪れるその深さが違い

何とも言えない屈辱感を味わうことになります。

 

そもそもなんで最後まで走らなかったのかという事で自分を攻めたりして

いつまでも考えて寝付かれなかったりとそしてそれしか走れなかったことに

納得して走りを中断しているのに体の中の疲れとか体力を吐き出しきった

感じとか温存した時のすっきりしない気持ち悪さなど色々な残滓が処理

仕切れない気持ちに寝付きを極端に悪くします。

 

一方いつもの距離と過酷なコースをこなした日には深い眠りとスイッチを切ったように

簡単に眠りに落ちる心地よさと色々な特典があるのです。ただ、走れば走ったなりに

筋肉痛になったり足や腰に痛みが出たりと困難はあります。

 

今涼しくなり、かつてのようにヘロヘロとなりようやく走っている状態からランニングの

ペースに突入できる時間帯も現れ、タイムを気にする色気も出てきてかつてのタイムにまた

挑む意欲にもつながるかという感じです。

 

要は唯の義務感でだらだら走るのでなくて常に自分の限界を意識してこそだと感じるこの

ランニングのタイムコードです。

 

昨日の価格の件では所謂職人の仕事が価格破壊により減り、より良い仕事とかそれを尊ぶ

意識とかがなくなり、それによりさらに良い物や職人そのものがいなくなるという危機的状況を

思うとこれがグローバル社会だとか国際格差から今の中国のような国が経済成長で豊かになってもまた次の国が

やがて現れ、世界の工場はなくならないことは予測できます。

 

そんな中、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀の包丁研ぎ師の放送は色々と疑問を残しました。

 

年間200本の依頼があり、今申し込んでも一年待ちということなのですが、それも持ち込まれたり

送られてくるのは全国のプロの料理人だということで、私の理解では料理人とは自分の包丁は自分で

毎日研ぐというのがプロの仕事の一部で、良い包丁は作られてプロの研ぎ師に一度研がれて売り物と

なり、その付けられた研ぎ方で料理人はそれを踏襲して自分で研いで使っていくというものです。

 

ところが、番組で持ち込まれた包丁はかなり歯が欠けたり日々研いではいないさびが見えたりと

どうも一流の料理人の物には見えないものばかりです。そして、その料金ですが、それはNHKです

のでいくらで研ぐとかは出てこないのでネットで調べてみると1000円から2000円程度となって

います。つまり年収40万にしかなりません。つまりこれで職としていくには不十分な収入と思え

どこがプロフェッショナルなのかと思ってしまいます。

番組では高級車に今でも自ら運転していて店舗は自宅とは別にある様子が見て取れネットでは年収

2000万などとまとめられていましたが、研ぎ師としての収入とは果たして成り立ち存続していく

物かというのは疑問に思いました。画面からはひとりで仕事をしており社員も弟子もいないようで

これも失われる職種なのかと思ってしまいます。視聴者としては研ぎ師としてはこの人が第一人者で

一流の料理人の支持があるプロという造りにただ納得してみてしまうのでしょうが、私はかつての

天ぷら職人以来あまりこの番組での登場人物を信用できません。

 

今回の料理人の人達の包丁さばきなどもあまりにたどたどしいものでそんなんだから人に包丁を研がせる

のだろうと思ってしまいます。

 

私も料理に凝って包丁を買い込みかつら剥きから習った時など毎日包丁を研いでいましたが、その時間の

かかることといったらきちんと仕事をしようとすれば寝る時間が無くなり流行っている店で仕入れから仕込み

全てをこなしているととても時間がないことも予測できます。そうなってくると予約でしかお客を受けなかったり

一日何組限定となってきて値段も高いという事になるのです。

 

包丁研ぎ師というとどうしても京都の刀研ぎ師というのを思い浮かべ昔から何人もいる職業として認識して

いますが、包丁研ぎ師というのは果たして全国でも何人いるものかと思います。金属加工の町燕三条には

磨きだけをする工場が何カ所かあると言います。

 

日曜日のデパートなどによく見かける包丁研ぎ師の頂点が佐賀にいるというのはやはり私には俄かに信じがたい

物として残ったのでした。



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