King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

月末に思うガヨの楽しみ

2018年10月29日 12時23分42秒 | 珈琲

今日は久しぶりの秋晴れでした。

のんびり洗車でもしてお昼に美味しいランチでもと過ごせればよいのに

今月は綱渡り的な資金繰りを経て怒涛の月末で、無謀にもまた新豆の手当ても

してととかく資金需要の強まる年末にこのままなだれ込むのかとやたらと業務

ばかりが過熱する今日この頃です。

 

そんな気持を解すかのように昼に飲む珈琲はいつものブラジルではなく贅沢にも

ガヨマウンテンです。

インドネシアの豆にはとかくと希少種やら高級品が多く、高い豆はばかのように

皆高く、高級志向の人の心をくすぐります。

それでもおいしいなら良いですが、中には高いだけとか希少なだけというものも

あり、有名だからと買っているだけな人はいいですが、少しでも良い味の物を

追い求め真の高級品とはと日々心を砕く者にとってはなかなか手ごわいのがこの

地域です。

 

まず、インドネシアといえばマンデリンですが、そのマンデリンの味の神髄と

さらに高級品になればどう変化するのかという段階とさらにその各地にある

高級希少種の味わい分けをしている人は非常に少ないのです。

 

さらにマンデリンの味わいも極めていない上に、自分はマンデリンしか飲まないとのたまう人も

います。

 

そんな人に当店のマンデリンを味わってもらうと非常にびっくりするのですが、さらに

この夏から秋、そして晩秋にマンデリンを味わう上で必要なことも知りません。

まあなんにかかわらず、季節の変わり目にその刹那を味わうことの意義とかぎりぎりのところを

味わう楽しさとか食の魅力が季節感と一言に言ってもそう簡単なものではないのです。

 

勘違いした人がやたら紅葉やら枝物で飾った弁当折などを喜びますが、その起源とか

由来、味の変遷まで知らずに今ならマツタケとバカのようにマツタケ入りの割烹料理に

大枚をはたいたり、解りもしないのに秋になれば歌舞伎など見て高い仕出しの弁当など

食べたがります。

 

当店に通う人はマンデリンの焼き加減がどう変化したまで理解して、季節を感じまた

味わえたと喜ぶ人もいれば、季節のブレンドにいつも秋の深まりを感じるなどいつも

喜んでいただき理解いただいたことに私もうれしさが通う日々なのです。

 

そんな季節を感じる中でも、晴れの日に飲むという意義もとっておきの豆もあると

いうことでガヨマウンテンなどはまさにいつ飲んでも晴れの日の味であり、人生の喜び

を味わせてくれる味に違いありません。

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