震災の時、多くのテレビが繰り返し津波の映像を流して、原発の事故の行方を
刻々と伝える中、通常番組はない物かとダイヤルを変えるうちに発見したのが
この番組でした。
その面白さはずば抜けていました。
番組そのものが文明批判の様であり、ただの車番組ではありません。
車番組と言うと日本では車に詳しい芸能人などが乗っていいところを言う
だけです。
それも普通手が届きそうもない車に限られると言う夢のお話か一部の人の
ための番組のようなのばかりです。
スーパーカーをガレージに並べるのは男の夢でもそもそもそんな夢を見ない人
が増えていると言うのも今景気の悪い原因ではないでしょうか。
ホアキン・フェニックスの『戦争の始め方』のようにただはちゃめちゃの様
でいてしっかりと文明批評が効いており、それがしたたかな言葉で容赦なく
名車もスーパーカーも遡上にあがります。
日本の様にスポンサーを大事にする国では実現できないものでしょう。
本物の戦車とカーチェイスしたり、欠点や値段にも堂々と文句を付けます。
昨日は、世のトレンドのハイブリッドカーや電気自動車を槍玉に上げ、
とんでもない車を自作します。
やり方はおばか番組です。
でもそれが半端なく徹底している。
それがお上品にまとめられているかお馬鹿でも日本の低脳番組とは
違う切り口にころりとやられてしまうのです。
こう言う番組が日本でもはやれば、草食系などと言われる人種も
車に乗ってみようと思って違う未来になるのかもしれません。