そーれりぽーと

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『A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM』@シアタードラマシティー

2008-06-20 | ステージれびゅー
と言っても普通の『真夏の夜の夢』じゃなくて、正式タイトルは北九州芸術劇場Presents『A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM~THEじゃなくてAなのが素敵~』
gooブログはタイトルに50文字規制があるので、こんなにも長いのは入りませんw

先日観た『MIDSUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人』の演出家、G2プロデュース作。
今回は、彼が初めてシェイクスピアにチャレンジするのに当たり、翻訳の段階から見直して、台詞や設定を現代の日本で公演するのに通用するものにアレンジしたのだそうです。

蜷川シェイクスピアとはまた違う現代風アレンジっつうのは気になるし、劇団Piperから二人でてることもあって観ようか迷ってたんですが、『王様とおばさん』の帰りに劇場窓口で聞いてみたら千秋楽に19列目の通路側席が空いてたので購入。
中央寄りで、尚且つ前に椅子が無かったので意外との良席でした。
しかもすぐそばには8月の『更年期 SHOW ガール』が楽しみな、楠見薫さんが座ってびっくりw

舞台セットは、シングルベッド程の大きさの四角い台を取り囲むように外に向かって上がる3段程の階段があるだけ、空中にはその階段と台をくりぬいたような四角い枠が浮いている。
文章じゃ説明しにくいけど、シンプルな中にどこかアーティスティックな香りが漂っている。
役者達は『ヘアスプレー』や『TRIP OF LOVE』のような、60年代アメリカのド派手な原色系ファッションに身を包み、四角いだけの無機質なセットに映えていた。

原文の台詞を面白おかしく変えて笑いを取るのではなくて、原文の持つ面白さを、意味合いを変えずに現代の日本語を使って引き出すのが今回の目的だったのだそうですが、一番みんなが笑ってたのはやっぱり山内圭哉の暴走アドリブライクなところだった気がw
自分自身の喋ってる台詞の意味がわからんと言えばドッと笑いが起き、神田沙也加を両手で抱えてひっくり返しスカートを捲れば大爆笑が…、みたいな。
元々、山内圭哉がキャスティングされてる時点で、彼に何を求めてるのかは想像してたけど。

そうそう、神田沙也加と言えば、実は俺、観終わってパンフレットを読むまで彼女が出てることを知りませんでした。
映画『ドラゴンヘッド』で失笑してから、演技はもう辞めたのかと思ってたら、舞台女優として大きく成長してたんですねぇ。
華を感じることは無かったけど。

植本潤の演技の幅の広さが印象に残る舞台でした。

そんなこんなで、次は7月の『恐竜と隣人のポルカ』。
8月は『タニマチ金魚 更年期 SHOW ガール』『道元の冒険』『SISTERS』の3本、10月は『キーン』のラインナップでステージれびゅーをお贈りします。(んがくく)
もとい、ジャーンケーン(ry

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