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JUNO/ジュノ

2008-06-17 | 劇場映画れびゅー
お腹の膨らんだ女子高生の姿が印象的なポスターの、『JUNO/ジュノ』を観てきました。
★★★★

今年のアカデミー賞では、元ストリッパーの脚本家の受賞や、主演女優エレン・ペイジのノミネートでこの映画も話題になってましたよね。

見た目は大人に近づいているけど、頭の中はまだまだ子供な16歳の女の子ジュノ。
お試し感覚で仲良しの友達とヤッてみたら、デキちゃったからさあ大変。
というノリの映画です。

アメリカの現実だとか、若者の現実だとか今更書いてもしょうがないんでしょうか、その辺は当然のことと、空気のように描かれています。

この映画の面白いのは、妊娠を通じてジュノが本当の恋愛や大人らしい行動を学び、出産は尊い事なんだと観客に伝えてくるところ。

頭から「妊娠するなんて!」という目線では描かれていないので、少女の妊娠を肯定しているともとれますが、実際はそうではなくて「責任を持った行動を」とポジティブなジュノの成長を通じて促しています。

不妊で悩む女性役のジェニファー・ガーナーも良かったけど、ジュノ役エレン・ペイジのあっけらかんとした中にも考えている演技には見入ってしまいます。

いつのまにか男の俺もジュノ目線で観てしまい、クライマックスでは気持ちのいい涙がホロリと…w
よい映画とは何なのかって改めて思いました。



JUNO/ジュノ(エレン・ペイジ主演)



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