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ローグ・アサシン

2007-10-16 | 劇場映画れびゅー
ジェット・“リアル・アクションスター”・リー対、ジェイソン・“いつの間にやらアクションスター風”・ステイサムの対決はいかに?
他にも日本の映画ファンには馴染みの深いアジアン俳優がたくさん出演している『ローグ・アサシン』を期待して観てきました。
が、喪失感が大きくて2週間放置していたレビューを書きます。
★★

もったいなさ過ぎる。
これだけ良い脚本をもって、どう使っても面白くなりそうな俳優達のキャスティングに恵まれて、なんでこんなに安っぽい某ス○ィーブン・セ○ールの『沈黙シリーズ』のようなクオリティーで仕上げてしまうんだろう。

意外な結末と言う意味では『パーフェクト(意義あり!)・ストレンジャー』なんかよりも全然面白い展開で、余程下手な人の手にかからないとこんな出来になる筈が無いんですが。

別にね、ジェット・リーのアクションが、フェイクなジェイソン・ステイサムレベルに下げて抑えられていたアクションシーンや、せっかくのケイン・コスギが勿体無い使い方に終わってしまったなんてところは気にしてないんですよね(と言いながら書く訳ですけどw)。

ジェイソン・ステイサムがスティー○ン・セガー○レベルに落ち着きそうという予想は、『アドレナリン』の記事にも書いた事ですが、やっぱりそっち系ですか?
でも、なにもジェット・リーまで道連れにする必要は無いじゃないですかw
15年前ならジャン=ク○ード・ヴァン・○ム対、ステ○ーブン・セガ○ルで成り立ってそうな。

ついでに愚痴れば、アジア全体、特に日本市場を意識した映画としては台詞の監修が余りに適当で、石橋凌ら日本勢が同じ場でロケをしていないと思われる場面の程度が低すぎる。
5年前であればこんな事は当たり前だった訳ですが、このご時世、しかも日本の観客に媚びた映画でこんなのを見せられた日にゃそれこそ頭に浮かぶのは○ティーブン・○ガール。
そこをネタとして笑わせてくれるタランティーノ並の技量も感じられない。
部分的に失笑はしたけれど。

デヴォン青木の吹き替えがよっぽど潔くてマトモな演出に見えた。

どうでも良いネタバレ
「ヤクザ街の警官なら日本語くらい覚えろ!」
って監督、難題をスター俳優に押し付けるのは辞めて下さいな。

つか、ヤクザ街って、なにそのヤクザ天国w



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