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ジュリー&ジュリア

2009-12-17 | 劇場映画れびゅー
ダウト -あるカトリック学校で-』のメリル・ストリープとエイミー・アダムスが料理系映画に挑戦?
料理家の映画という印象だけで美味しそうなのと名女優の再共演を楽しみに『ジュリー&ジュリア』を観てきました。
★★★★

うわ、これは映画好きだけじゃなく、ブロガー的にも料理好き的にもハマるわ。

ほぼネタバレで書きますが、この映画の場合本質はネタバレ云々に関係無いのでご了承ください。

かつて、アメリカのお茶の間を簡単フレンチの料理番組で賑わせた天然系の主婦が居た。
つーても、日本で生まれ育った純日本人な俺には全く馴染みが無いんだけど。
そんなおばちゃんを茶目っ気たっぷりに演じるのがメリル・ストリープ。
似てるんだかなんなんだか知らないけど、こんなに気合入れていつもの彼女に無い引き出しから引っ張り出したキャラクターは超微笑まし過ぎて、彼女を見て癒されるだけでもこの映画を観る価値がある。

一方、夫と新居に引越してきてもうだつの上がらない現実に嫌気がさし、心機一転かつてテレビでいつも見てたおばちゃんが作ってたフレンチを、彼女のレシピ本を参考に365日で全部(500種以上)再現してみせる!!と意気込む女性が現代に居た。
そんな悩める主婦ジュリアを演じるのがエイミー・アダムスで、遅咲きと言われ続けつつも毎回全く違う役を演じ続ける彼女が珍しく演じるフツーの主婦も面白い。

片や食べること好きが高じてプロの料理人も舌を巻く料理家として開花し、料理本の出版に奮闘する姿。
一方現代で料理本を手本に短期間での再現に精を出しつつ、それを綴ったブロガーとして、また昔夢見た作家として開眼していく姿。
彼女たちの人生が交互に描かれていくうち、時代を隔てた二人の生活に変な絆のような物を感じていく作りが面白い。

それぞれの夫婦の愛やら、人間関係にもむちゃくちゃグッと来るものがあるんよなぁ。

ただし、ブロガーとして大成功してこの物語を本にしたジュリア目線で描かれているので、ジュリーに捧げつつも「自分を正当化しすぎ、綺麗に言い過ぎ」な感は否めない。

とにかく、終始微笑ましい展開の連続ではあるので、美味しそうな料理の映像と彼女たちの演技を堪能して十分にお釣りの来る映画です。

アカデミー賞云々を経てこんなに早い時期に再共演と言っても、実際に会う場面の無い映画で再共演するなんてなんかお洒落。



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